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平成 24 年 10 月29 日

アインシュタイン博士来館 90 年 －蘇りのピアノ－

記念イベントのご案内 帰還日時：2012 年 11 月 6 日（火）15 時搬入

奈良ホテル（代表取締役社長：中村 仁、奈良市高畑町1096）は、ロビー「桜の間」に展示し

ていた1900年頃のハリントン社製アップライトピアノ（通称「アインシュタインのピアノ」）の補

修・調律を行い、同博士が奈良ホテルに宿泊されてから90年という節目に当たる2012年12月に

記念イベントを開催いたします。

国際的物理学者アルベルト・アインシュタイン博士は、東京・大阪等を

訪問された後、大正11年（1922年）12月17日から2泊3日で奈良ホテル

に滞在をされました。博士は来日途中の船上でノーベル物理学賞受賞の朗

報を聞かれました。このニュースは日本各地にも伝えられ、結果的に日本

上陸後、各地の講演会等で熱狂的な歓迎を受けることになりました。

このピアノは滞在中に博士が弾かれたもので、その様子が写真に残って

います（写真右上）。しかし、このピアノは1945年8月の終戦後（GHQ接

収前）より行方不明となっていました。奈良ホテルの元社員の証言や、

写真を元にした同ホテルスタッフの地道な追跡調査の結果、ついに発

見することが出来ました。戦後すぐに大阪鉄道管理局庁舎に持ち出さ

れ、1992年に交通科学博物館に移動されたものが、まさにアインシュタイ

ンのピアノであることが写真などで確認されたのです。そこで、JR西日本

の許可を得て平成20年（2008年）末に里帰りを果たし、現在に至ります。

そして今年12月17日、18日、アインシュタイン博士が奈良ホテルに

宿泊されてまる90年を迎えるにあたり、補修・調律を行うことになりまし

た。ただこのピアノは製作以来100年以上が経過し、骨董品的な価値が極

めて高いものですが、これまで一度も本格的な補修等の手が加えられてお

らず、その音色を蘇らせるにあたり、本格的なピアノ演奏というよりは、

外観はアインシュタイン博士が奏でられた当時のままに、ピアノとしてお

聴きいただけるにふさわしくなるようにしたものです。

News Release

【ピアノを弾くアインシュタイン博士】

（日本近代文学館所蔵）

【補修前のピアノ】

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そしてアインシュタイン博士が奈良ホテルに宿泊されてちょうど90年の日となる2012年12月

17日及び18日に、2日間限定の記念イベントを開催することとしました。

ところで、里帰りした平成20年（2008年）には小林 誠氏、益川敏英氏、南部陽一郎氏がノー

ベル物理学賞、下村 脩氏が同化学賞を受賞されました。そして本年、山中伸弥氏がノーベル医学・

生理学賞を受賞されました。「アインシュタインのピアノが動く時、日本人学者がノーベル賞を受

賞する」という事は偶然であろうと思いつつも、不思議な縁を感じずにはいられません。

ぜひこの機会に、蘇る「アインシュタインのピアノ」をご取材ください。

※11月 6日（火）15 時に、補修されたピアノが奈良ホテルに戻ってまいります。この様子を是非ご覧いただきたくご案内申し上げます。 なお、ご取材いただける場合は、お手数ですが下記までご連絡賜ります

ようお願いいたします。

今回の特別企画の概要は、以下の通りです。

【記念イベント“アインシュタイン博士が弾いたピアノ 90年を経て蘇ったメロディ”概要】

◇期 間 平成24年12月17日（月）・12月18日（火） ◇時 間 両日共18：00～ ◇場 所 大和の間（新館4階） ◇料 金 1,5000円 ※表示料金にはサービス料（10％）、消費税（5％）を含みます。 ◇内 容 12月17日（月） 紺野美沙子トークショーとお食事

12月18日（火） 浜村 淳トークショーとお食事 また、11月23日（金）には、マスコミの皆さんや旅行エージェント、その他関係者の方々への内覧演奏会を行います。

◆お問合せ・お申し込み 奈良ホテル 0742－26－3300（代表） 【このリリースに関するお問合せ先】

(株)奈良ホテル 営業企画部 辻（つじ）・藤田（ふじた）・都築（つづき） 〒630-8301 奈良市高畑町1096

TEL 0742-26-8222 FAX 0742-27-9955

MAIL kikaku@narahotel.co.jp