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r ARE-3000 AR CARD DATA EDITOR 取扱説明書 ARE-3000 Ver.3.00 取扱説明書 (1PS) © 2014 k 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

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ARE-3000 AR CARD DATA EDITOR

取扱説明書

ARE-3000 Ver.3.00 取扱説明書 (1PS)

© 2014 k

本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

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-目次-

使用上のご注意.............................................................................. 3

第1章 はじめに............................................................................ 4

1-1)動作環境 .............................................................................. 5

1-2)インストール方法 ...................................................................... 5

1-3)編集作業の概念 ........................................................................ 6

第2章 操作方法............................................................................ 7

2-1)アプリケーションを起動する ............................................................ 7

2-2)アプリケーションを終了する ............................................................ 7

2-3)カード・パスを設定する ................................................................ 8

2-4)バックアップ・パスを設定する .......................................................... 9

2-5)カードのバックアップを行う ............................................................ 9

2-6)カードのリストアをするには ........................................................... 10

2-7)カード情報を読み込む ................................................................. 11

2-8)エディット操作 ....................................................................... 12

2-8-1)フレーズ情報の編集 ............................................................... 13

2-8-2)フレーズ消去 ..................................................................... 19

2-8-3)フレーズ複写 ..................................................................... 20

2-8-4)フレーズ・コンビネーション(パターン・フレーズ).................................. 22

2-8-5)フレーズ・コンビネーション(ソング・フレーズ).................................... 26

2-8-6)コマンド・フレーズの新規作成 ..................................................... 30

2-9)編集終了時に必要な作業(カードのクリーン・アップ).................................... 32

2-10)エクスプローラーでファイル操作する場合の操作例...................................... 33

第3章 ファイル・コンバート/ファイル・インポート機能 ..................................... 34

3-1)WAV ファイルから AR 用のフレーズ・データを作成する ..................................... 35

3-2)AR用のフレーズ・データから WAV ファイルを作成する ..................................... 39

3-3)各種ファイルを AR 用のフレーズ・データとしてインポートする............................. 40

第4章 LAN に接続された AR のデータをエディットする方法..................................... 44

4-1)FTP を用いて遠隔にある AR-3000SD/3000R/3000 のデータをパソコンに取得する ............... 44

4-2)パソコンでデータの編集を行う ......................................................... 44

4-3)FTP を用いて遠隔にある AR-3000SD/3000R/3000 にデータを転送する ......................... 44

第5章 AR-2000/100/1 のデータをエディットする場合.......................................... 45

5-1)制限事項 ............................................................................. 45

第6章 プログラマブル・タイマー........................................................... 46

6-1) メイン設定 ......................................................................... 47

6-2) スケジュール設定 ................................................................... 48

6-3) 週間設定 ........................................................................... 50

6-4) 年間設定 ........................................................................... 51

6-5) 年間設定リスト ..................................................................... 52

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使用上のご注意

● ローランド株式会社は、本ソフトウェアの使用または使用不能から生じるいかなる損害(利益やデータの損失、

その他の金銭的損失など)に関して一切の責任を負わないものとします。たとえ、ローランド株式会社からそ

のような損害の可能性についてあらかじめ知らされていた場合でも同様です。

● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本ソフトウェアを使用しないでください。あなたが本ソフトウ

ェアを用いて他者の著作権を侵害しても、ローランド株式会社は一切責任を負いません。

● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音し、

配布、販売、貸与、公演、放送などを行うことは、法律で禁じられています。

※Microsoft、Windows、Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登

録商標、または商標です。

※本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。

※Pentium、Celeron は、米国 Intel Corporation の登録商標です。

※文中記載のその他の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。

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第1章 はじめに

・AR エディター(ARE-3000)は AR シリーズでお使いの PC/CF/SD カードに記録されたデータを、パソコン

で編集するためのソフトウェアです。

・データの編集は、AR の各設定の情報や AR 形式のフレーズの情報が表示された画面をマウスで操作する事

により簡単に行えます。またカードやフレーズに対してメモ情報を記録できるので、情報の編集、管理も

容易に行えます。

※メモ情報は、パソコンでのみ確認することができます。AR 本体では確認できません。

・本ソフトウェアでは、PC/CF/SD カードにある AR のデータをバックアップ機能でパソコンの記憶装置に保

存したり、パソコンの記憶装置に保存したARのデータをリストア機能でPC/CF/SDカードに戻したりして、

AR のデータをパソコンで容易に管理することができます。

・本ソフトウェアには、WAV ファイルから AR 用フレーズ・データへの変換(コンバート)機能とその逆の

AR 用フレーズ・データから WAV ファイルへの変換(コンバート)機能も備えています。パソコンで作成

した WAV ファイルを AR 用のフレーズ・データに変換したり、ARのフレーズ・データを WAV ファイルに変

換し、WAV エディターで編集を行った後に再度 AR 用のデータに変換する等、パソコンでの WAV ファイル

の編集作業と AR シリーズを組み合わせてより高度な編集作業を行うことができます。

・さらに、AR-3000SD/3000R/3000 を LAN に接続し、FTP 対応ソフトウェアを使ってファイル転送することが

できます。その機能と ARE を組み合わせることにより、遠隔地にある AR-3000SD/3000R/3000 のデータを、

任意に編集して入れ替えることができます。AR-3000R/3000 を LAN に接続するには、オプション・ボード

(AR-NT1R/NT1)が必要です。

本ソフトウェアを用いて、AR シリーズをより一層ご活用ください。

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1-1)動作環境

対応 OS

Microsoft® Windows® 8.1 32 ビット版/64 ビット版

Microsoft® Windows® 8 32 ビット版/64 ビット版

Microsoft® Windows® 7 32 ビット版/64 ビット版

Microsoft® Windows Vista® 32 ビット版/64 ビット版 SP1 以上

Microsoft® Windows® XP Home Edition/XP Professional SP3

※全て日本語版

※Microsoft® Windows® XP Media Center Edition/XP Professional x64 では動作しません。

CPU/クロック

Pentium®/Celeron®または互換プロセッサ 300 MHz 以上

※互換プロセッサそのものの互換性に関しては保証いたしかねます。

対応パソコン

PC/CF/SD カードスロットを装備した Windows 対応パソコン

PC/CF/SD カードリーダー/ライターを装備した Windows 対応パソコン

対応データ

AR シリーズで使用するカードのデータ

AR-3000SD/3000R/3000/200R/200S/200/20PR/20P/2000/100/1

※ AR-3000SD のみ対応している機能は、その他の機種では使用できないため、それらの機能の設定項

目は選択できなくなります。

AR-3000SD 以外では選択できない設定項目

フレーズ毎の MTC オフセット

MIDI LINK モード

サンプリング・レート

USB キー・マップ

プログラマブル・タイマー

※ AR-3000SD では対応していない機能は、値の参照・設定は行えますが、AR-3000SD では設定は無効

になります。

AR-3000SD では無効な設定項目

イコライザー設定

AR-LINK 設定

※ AR-3000SD/3000R/3000/200R/200S/200 のみ対応している機能は、AR-2000/100/1 では使用できない

ため、AR-2000/100/1 のカードのデータを編集する際、それらの機能の設定項目は選択できなくな

ります。

AR-2000/100/1 では選択できない設定項目

ディスプレイ・オート・オフ

イコライザー設定

ボリューム・スルー

ライン・スルー設定(ライン・スルー音量、フェード・イン、フェード・アウト)

ビジー設定(フレーズ再生)

AR-LINK 設定

制御入力設定(制御端子録音)

MIDI 設定(MIDI 受信メッセージ、MMC モード、MTC)

フレーズ情報(フェード・イン、フェード・アウト、ループ)

フレーズ・コンビネーション(ソング・フレーズ)

1-2)インストール方法

本ソフトウェアは、特別なインストール作業はありません。

お客様が使用するパソコンに ARE.exe ファイルをコピーしてください。

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1-3)編集作業の概念

AR エディター(ARE-3000)は PC/CF/SD カードに記録されたカードの情報を全て読み込んで、編集を行いま

す。

ARE で編集作業を行うデータがある場所(カード・パス)と、カードのデータをパソコンに保管しておく場

所(バックアップ・パス)を設定すると、容易にバックアップ/リストアが行えます。

カード・パスを PC/CF/SD カードに、バックアップ・パスをパソコンのハードディスクに設定すると、PC/CF

カードのデータのパソコンへのコピー(バックアップ)や、パソコンのデータの PC/CF/SD カードへのコピ

ー(リストア)が容易に行えるようになります。

バックアップがあれば、PC/CF/SD カードの編集内容を破棄して、編集前の状態に戻すことが可能になりま

す。

注意 カードのデータを管理する際は、カード毎に全てのファイルをセットで扱ってください。

ファイルの一部だけをコピーや削除すると AR は正しく動作しなくなることがあります。

次の図はカード・パス/バックアップ・パスの概念図です。

カード・パス/バックアップ・パスの概念図

カード・パスは、AR のデータがあるフォルダを指定します。(AR-3000 フォーマット・カードの場合、PC/CF/SD

カード内の_AR3TDIR.CNF フォルダです)バックアップ・パスは、通常、パソコンにバックアップ用のフォ

ルダを作成し、そのフォルダを指定します。

ARE の機能を有効に使用するために、以下の順序でカードの編集を行ってください。

1.ARE を起動する。

2.カード・パスを設定する。

3.バックアップ・パスを設定する。

4.カードのバックアップを行う。

5.カード情報を読み込む。

6.編集作業を行う。

7.カードのクリーン・アップを行う。

8.編集したデータを保存して、ARE を終了する。

具体的な操作方法は、次の「第2章 操作方法」をご覧ください。

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第2章 操作方法

2-1)アプリケーションを起動する

ARE.exe ファイルのアイコンをダブル・クリックするとアプリケーションが起動します。

2-2)アプリケーションを終了する

画面右上の[×]ボタンをクリックするか、[ファイル]メニューから[アプリケーションの終了]を選択

すると終了します。

終了する際、データに変更がある場合、保存するかどうかの確認のメッセージが表示されます。保存して終

了する場合は[はい]をクリックしてください。保存せずに終了する場合は[いいえ]をクリックしてくだ

さい。

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2-3)カード・パスを設定する

はじめにカード・パスを設定します。カード・パスには、PC/CF/SD カード内の_AR3TDIR.CNF という名前の

フォルダを選択してください。_AR3TDIR.CNF フォルダは、AR-3000SD/3000R/3000/200R/200S/200/20PR/20P

のデータが格納されているフォルダです。(AR-2000/100/1 の場合は、カードのルート・ディレクトリにデ

ータが格納されているので、カード・パスには、カードのルート・ディレクトリを選択してください。)

※バックアップ/リストアを行わない場合は、カード・パスを設定する必要はありません。また、バッ

クアップ/リストア実行時に、バックアップ元/リストア先の変更が可能です。

1)[オプション]-[カード・パスの設定]を選択する。

2)_AR3TDIR.CNF フォルダを選択して OK を押す。

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2-4)バックアップ・パスを設定する

次にバックアップ・パスを設定します。

※バックアップ/リストアを行わない場合は、バックアップ・パスを設定する必要はありません。また、

バックアップ/リストア実行時に、バックアップ先/リストア元の変更が可能です。

1)パソコンにバックアップ用のフォルダを作成する。

2)[オプション]-[バックアップ・パスの設定]を選択する。

3)作成したバックアップ用フォルダを選択する。

2-5)カードのバックアップを行う

カードの内容をパソコン上にそのまま保存するために、カードのデータを全て、カード・パスから、バック

アップ・パスへコピーします。

1)[編集]-[カードのバックアップ]を選択する。

2)先に設定したカード・パスとバックアップ・パスがそれぞれコピー元、コピー先として表示されます。

実行ボタンを押すとコピーを開始します。

注意 カード情報を編集中に、そのカード情報の読み込み先フォルダにバックアップを行うと、バック

アップ終了後にカード情報を再度読み込み直します。

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2-6)カードのリストアをするには

編集したデータをバックアップした元のデータに戻したり、パソコンで管理している AR のデータをカード

にコピーしたりする場合、カードのリストア機能を使ってカード・パスのデータをバックアップ・パスのデ

ータに書き換え、PC/CF/SD カードを復元することができます。リストアは、カードのバックアップと同様

の操作で行うことができます。

注意 PC/CF/SD カードにリストアする際は、バックアップ・パスのデータと管理フレーズ数

(250/500/1000 フレーズ)が同じになるように、予め AR でリストア先の PC/CF/SD カードをフ

ォーマットしておいてください。

1)[編集]-[カードのリストア]を選択する。

2)実行ボタンを押すとコピーを開始します。

注意 カード情報を編集中に、そのカード情報の読み込み先フォルダにリストアを行うと、リストア終

了後にカード情報を再度読み込み直します。

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2-7)カード情報を読み込む

編集するカードのデータを ARE に読み込みます。カード・パスで選んだフォルダの中にある、_AR3TSYS.CNF

ファイルを読み込んでください。(AR-2000/100/1 の場合は、カード・パスで選んだフォルダの中にある、

_AR2TSYS.CNF ファイルを読み込んでください。)

1)[ファイル]-[カード情報を開く]を選択する。

2)_AR3TDIR.CNF フォルダの_AR3TSYS.CNF ファイルを選択してく[開く]を押す。

3)カード情報が読み込まれシステム及びフレーズ・データの情報が表示されます。

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2-8)エディット操作

設定内容の意味に関しては、AR の取扱説明書を参照してください。

1)テキスト・ボックス内をクリックして、カード名(大文字 8文字以内)、メモ(800 文字以内)の内容

を入力します。

2)ドロップ・ダウン・ボタンをクリックして、一覧から設定したい内容を選択します。

3)各設定のボタンをクリックし、ドロップ・ダウン、チェック・ボックスなどで設定したい内容を選択し、

[設定]ボタンをクリックします。ダイレクト再生、カウント再生、MIDI ノートなどのダイアログで

フレーズを選択する場合は、設定したい項目をダブル・クリックしてフレーズを選択し、[設定]ボタ

ンをクリックします。

4)編集したいフレーズを選択し、[フレーズ編集]メニューから編集したい内容を選択します。フレーズ

が存在する項目をダブル・クリックすると、[フレーズ情報の編集]ダイアログが開くので、必要な項

目を設定して[確定]ボタンをクリックします。フレーズが存在しない項目をダブル・クリックすると、

[作成するフレーズの選択]ダイアログが開くので、作成したいフレーズを選択して、[OK]ボタンを

クリック、設定した No.の項目をダブル・クリックして、内容を設定後、[設定]ボタンをクリックし、

フレーズの作成が完了したら、[確定]ボタンをクリックします。編集したいフレーズの項目で右クリ

ックすると、[フレーズ編集]メニューと同じ内容が表示されるので、編集したい内容を選択します。

音声フレーズの左の列の三角のアイコンをクリックすると、プレビュー再生を行います。スピーカー・

アイコンをクリックすると、プレビュー時の音量を設定できます。

注意 ARE のエディット操作では、UNDO(設定した内容を元に戻す機能)はありませんので、エディッ

ト前に、データのバックアップを行うことをお奨めします。

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2-8-1)フレーズ情報の編集

1)以下の何れかの方法で、編集するフレーズを選択してください。

a)編集したいフレーズを選択し、[フレーズ編集]メニューから[フレーズ情報の編集]を選択して

ください。

b)編集したいフレーズを選択し、右クリックして[フレーズ情報の編集]を選択してください。

c)編集したいフレーズをダブル・クリックしてください。

2)[フレーズ情報の編集]ダイアログが表示されます。

3)編集終了後[確定]ボタンをクリックしてください。

4)各フレーズタイプの編集内容の詳細を説明します。

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a)音声フレーズの場合。

・フレーズ名:12 文字まで、アルファベット大文字、半角カタカナ。

・再生音量:10%~100%

・制御出力:オフ、00m00s~59m59s

・遅延時間:00s00f~59s29f

・リピート:オフ、エンドレス、1~99

・リピート間隔:00m00s~59m59s

・フェード・イン:オフ、タイム 1、タイム 2、タイム 3、00.1s~59.9s

・フェード・アウト:オフ、タイム 1、タイム 2、タイム 3、00.1s~59.9s

・ループ:オフ、エンドレス、1~99

・メモ:800 文字以内、ARE-3000 でのみ確認することができます。AR 本体では確認できません。

注意 以下の項目は参照のみ可能です。ARE-3000 では編集できません。

・スタート・ポイント

・エンド・ポイント

・ループ 1

・ループ 2

・MTC オフセット

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b)パターン・フレーズの場合

・フレーズ名:12 文字まで、アルファベット大文字、半角カタカナ。

・再生音量:10%~100%

・制御出力:オフ、00m00s~59m59s

・遅延時間:00s00f~59s29f

・リピート:オフ、エンドレス、1~99

・リピート間隔:00m00s~59m59s

・パターン:ジュンジ(順次)、ランダム 1、ランダム 2、ランダム 3

・メモ:800 文字以内、ARE-3000 でのみ確認することができます。AR 本体では確認できません。

※この画面から、パターン編集が可能です。

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c)ソング・フレーズの場合

・フレーズ名:12 文字まで、アルファベット大文字、半角カタカナ。

・再生音量:10%~100%

・制御出力:オフ、00m00s~59m59s

・遅延時間:00s00f~59s29f

・リピート:オフ、エンドレス、1~99

・リピート間隔:00m00s~59m59s

・メモ:800 文字以内、ARE-3000 でのみ確認することができます。AR 本体では確認できません。

注意 以下の項目は参照のみ可能です。ARE-3000 では編集できません。

・MTC オフセット

※この画面から、ソング編集が可能です。

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d)MIDI フレーズの場合

・フレーズ名:12 文字まで、アルファベット大文字、半角カタカナ。

・テンポ:5~260

・制御出力:オフ、00m00s~59m59s

・遅延時間:00s00f~59s29f

・リピート:オフ、エンドレス、1~99

・リピート間隔:00m00s~59m59s

・メモ:800 文字以内、ARE-3000 でのみ確認することができます。AR 本体では確認できません。

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e)コマンド・フレーズの場合

・フレーズ名:12 文字まで、アルファベット大文字、半角カタカナ。

・制御出力:オフ、00m00s~59m59s

・遅延時間:00s00f~59s29f

・リピート:オフ、エンドレス、1~99

・リピート間隔:00m00s~59m59s

・コマンド:512 バイトまで。RS-232C 端子に送信する内容。AR本体では確認できません。

・メモ:800 文字以内、ARE-3000 でのみ確認することができます。AR 本体では確認できません。

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2-8-2)フレーズ消去

1)以下の何れかの方法で、消去するフレーズを選択してください。

a)消去したいフレーズを選択し、[フレーズ編集]メニューから[フレーズ消去]を選択してくださ

い。

b)消去したいフレーズを選択し、右クリックして[フレーズ消去]を選択してください。

2)「フレーズ xxxx を消去してよいですか?」という確認のダイアログが表示されます。

消去する場合は[はい]を、消去しない場合は[いいえ]を選択してください。

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2-8-3)フレーズ複写

1)以下のいずれかの方法で、複写先のフレーズを選択してください。

a)空フレーズを選択し、[フレーズ編集]メニューから[フレーズ複写]を選択してください。

b)空フレーズを選択し、右クリックして[フレーズ複写]を選択してください。

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2)[フレーズの複写]ダイアログが表示されます。

3)複写元のフレーズを選択してください。複写元には以下のフレーズを指定できます。

・AR 本体で録音した音声フレーズ

・ARE-3000 で WAV ファイルからコンバートした音声フレーズ

・AR 本体で作成したパターン・フレーズ/ソング・フレーズ

・ARE-3000 で作成したパターン・フレーズ/ソング・フレーズ

・AR 本体で録音した MIDI フレーズ

・SMF(スタンダード MIDI ファイル、フォーマット 0のみ)

・ARE-3000 で作成したコマンド・フレーズ

ダイアログの下部にフレーズの情報が表示されます。

注意 複写元に「マイミュージック」「ユーザー」等の Windows の特殊フォルダ内のフレーズ/フォル

ダは指定できません。

4)[実行]をクリックすると、複写が実行されます。

フレーズ複写は連続して実行可能です。複写先のフレーズ番号を変更する場合は、ダイアログ右上の[複

写先の変更:▼▲]で変更してください。

フレーズ複写を終了する場合は[終了]をクリックしてください。

注意 パターン・フレーズ/ソング・フレーズを複写しても、そのパターン・フレーズ/ソング・フレ

ーズに登録されているフレーズは複写されません。

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2-8-4)フレーズ・コンビネーション(パターン・フレーズ)

1)以下のいずれかの方法で、パターン・フレーズを作成してください。

a)空フレーズを選択し、[フレーズ編集]メニューから[フレーズ・コンビネーション]-[パター

ン・フレーズ]を選択してください。

[フレーズの作成]ダイアログが表示されます。[OK]をクリックしてください。

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b)空フレーズを選択し、右クリックして[フレーズ・コンビネーション]-[パターン・フレーズ]

を選択してください。

[フレーズの作成]ダイアログが表示されます。[OK]をクリックしてください。

c)空フレーズをダブル・クリックしてください。[作成するフレーズの選択]ダイアログが表示され

ますので、[パターン・フレーズ]を選択し[OK]をクリックしてください。

ARE-3000 取扱説明書 - 23

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2)[パターン・フレーズの編集]ダイアログが表示されます。

・挿入:空フレーズを挿入します。これ以降のフレーズはひとつ後ろにずれます。No. 128 に登録され

ていたフレーズは登録が削除されます。

・削除:フレーズの登録を削除します。これ以降のフレーズはひとつ前にずれます。

・クリア:全ての登録をクリアします。

・再生回数:1~25。ランダム 2、ランダム 3の時のみ有効です。

注意 ジュンジ(順次)、ランダム1~3は、一旦パターン・フレーズを作ってから、「フレーズ情報の

編集」で変更してください。

3)フレーズをダブル・クリックすると、[フレーズの設定]ダイアログが表示されます。

・フレーズ番号:A0001~A1000、B0001~B1000

・音量:10%~100%

・間隔:00.0s~59.9s

ARE-3000 取扱説明書 - 24

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4)[確定]をクリックすると、編集内容が保存されます。

ARE-3000 取扱説明書 - 25

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2-8-5)フレーズ・コンビネーション(ソング・フレーズ)

1)以下のいずれかの方法で、ソング・フレーズを作成してください。

a)空フレーズを選択し、[フレーズ編集]メニューから[フレーズ・コンビネーション]-[ソング・

フレーズ]を選択する。

[フレーズの作成]ダイアログが表示されます。[OK]をクリックしてください。

ARE-3000 取扱説明書 - 26

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b)空フレーズを選択し、右クリックして[フレーズ・コンビネーション]-[ソング・フレーズ]を

選択する。

[フレーズの作成]ダイアログが表示されます。[OK]をクリックしてください。

c)空フレーズをダブル・クリックしてください。[作成するフレーズの選択]ダイアログが表示され

ますので、[ソング・フレーズ]を選択し[OK]をクリックしてください。

ARE-3000 取扱説明書 - 27

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2)[ソング・フレーズの編集]ダイアログが表示されます。

・挿入:空フレーズを挿入します。

・削除:フレーズの登録を削除します。

・クリア:全ての登録をクリアします。

ARE-3000 取扱説明書 - 28

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3)フレーズをダブル・クリックすると、[フレーズの設定]ダイアログが表示されます。

・フレーズ番号:ストップ、A0001~A1000、B0001~B1000

・スタート:00h00m00s00f~23h59m59s29f

4)[確定]をクリックすると、編集内容が保存されます。

ARE-3000 取扱説明書 - 29

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ARE-3000 取扱説明書 - 30

2-8-6)コマンド・フレーズの新規作成

1)以下のいずれかの方法で、コマンド・フレーズを新規作成します。

a)空フレーズを選択して、[フレーズ編集]メニューから[新規コマンド・フレーズ]をクリックし

ます。

b)空フレーズを選択して、右クリック・メニューから[新規コマンド・フレーズ]をクリックします。

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c)空フレーズをダブル・クリックします。「フレーズの作成」ダイアログが表示されます。「コマンド・

フレーズ」を選択して[OK]をクリックします。

2)コマンドを設定して、[確定]をクリックします。

ARE-3000 取扱説明書 - 31

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2-9)編集終了時に必要な作業(カードのクリーン・アップ)

AR はフレーズ・ファイル(_ARPxxxx.PHR、_ARPxxxx.WAV、_ARPxxxx.MP3、_ARPxxxx.MID、_ARPxxxx.TXT)

とは別に、フレーズ設定ファイル(_AR3TPHR.CNF)に、全フレーズの設定を保存しています。以下のような

操作を行うと、フレーズ・ファイルとフレーズ設定ファイルの内容が一致しなくなり不整合が発生します。

●フレーズ設定ファイルの不整合が発生する操作の例

・パソコンでのファイル操作

・エクスプローラーでフレーズ・ファイルをコピーする。

・エクスプローラーでフレーズ・ファイルを削除する。

・エクスプローラーでフレーズ・ファイルのファイル名を変更する。

・ファイル・コンバート(WAV ファイルから AR ファイルへの変換)

・ファイル・インポート

フレーズ設定ファイルの不整合が発生しているカードを、AR で再生すると、以下のような不具合が発生す

る場合があります。

●不整合カードを AR で再生した場合に、発生する不具合の例

・フレーズが無い状態になる。

・フレーズの再生が途中で止まる。

・フレーズが再生されない。

・ループ再生が正しく行われない。

全てのデータの編集が終わったら、フレーズ設定ファイルの不整合を正しく修正するために、カードのクリ

ーン・アップ機能を実行してください。

1)[編集]-[カードのクリーン・アップ]を選択する。

2)[開始]ボタンを押すとカードのクリーン・アップを開始します。

3)クリーン・アップが完了すると、確認のダイアログが表示されるので、[OK]をクリックしてカード・

エディターのウインドウに戻ってください。

ARE-3000 取扱説明書 - 32

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ARE-3000 取扱説明書 - 33

2-10)エクスプローラーでファイル操作する場合の操作例

パソコンでフレーズ・ファイルをコピーして、新たなカードを作成する場合の操作例を説明します。

注意 パソコンでフレーズ操作を行った後には、必ず「カードのクリーン・アップ」を実施して、くだ

さい。詳細は「2-9)編集終了時に必要な作業(カードのクリーン・アップ)」を参照してく

ださい。

注意 この方法では、ループ情報などのフレーズの設定はコピーされず、初期値に戻ってしまいます。

フレーズの設定もコピーする場合は、フレーズ複写を使ってください。

1)AR 本体でフォーマットした PC/CF/SD カードを用意してください。

2)AR で再生するフレーズ・ファイルを、エクスプローラーで PC/CF/SD カードにコピーしてください。

※_AR3TDIR.CNF フォルダに、フレーズ・ファイルをコピーしてください。

※必要があればファイル名を変更してください。ファイル名は半角英数で「_ARPxxxx.PHR、_ARPxxxx.WAV、

_ARPxxxx.MP3、_ARPxxxx.MID、_ARPxxxx.TXT」以外は使用できません。xxxx の箇所はフレーズ番号

となります。

AR-3000SD/3000R/3000/200R/200S/200/20PR/20P 用のデータ

AR-3000 フォーマット・カードのファイル構成

3)ARE-3000 を起動してください。

4)カード情報を読み込んでください。

5)カードのクリーン・アップを実行してください。

6)必要があれば、「2-8)エディット操作」を参考に、フレーズ編集を行ってください。フレーズ編集

を行った場合は、再びカードのクリーン・アップを実行してください。

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第3章 ファイル・コンバート/ファイル・インポート機能

この章では、WAV ファイルと AR 用ファイルのコンバート機能の操作方法について説明します。

注意 AR シリーズでは、機種によって対応しないサンプリング・レート、録音フォーマットがありま

す。ファイル・コンバートの際には、ご使用の機種を確認の上、対応可能なサンプリング・レー

ト、録音フォーマットにて編集を行ってください。

機種別サンプリング・レート対応表

サンプリング・レート AR-3000SD

AR-3000R

AR-200R

AR-200S

AR-20PR

(Ver.2.00 以降)

AR-3000R

AR-200R

AR-200S

AR-20PR

(Ver.1.xx)

AR-3000

AR-200

AR-20P

AR-2000

AR-100AR-1

96kHz 〇 × × × × ×

48kHz (S-HIGH) 〇 〇 〇 〇 × ×

44.1kHz (HIGH) 〇 〇 〇 〇 〇 ×

32kHz (STANDARD) 〇 〇 〇 〇 〇 〇

22.05kHz (LONG1) 〇 〇 〇 〇 〇 ×

16kHz (LONG2) 〇 〇 〇 〇 〇 〇

8kHz (ANNOUNCE) 〇 〇 〇 〇 〇 〇

〇:対応 ×:非対応

機種別録音フォーマット対応表

RDAC-Mode AR-3000SD

AR-3000R

AR-200R

AR-200S

AR-20PR

(Ver.2.00 以降)

AR-3000R

AR-200R

AR-200S

AR-20PR

(Ver.1.xx)

AR-3000

AR-200

AR-20P

AR-2000

AR-100AR-1

MP3 〇 × × × × ×

WAV24 〇 × × × × ×

WAV16 〇 〇 × × × ×

H-LINEAR (24 bit) 〇 〇 〇 〇 × ×

LINEAR (16 bit) 〇 〇 〇 〇 〇 〇

MODE3 〇 〇 〇 〇 × ×

MODE2 〇 〇 〇 〇 〇 〇

MODE1 〇 〇 〇 〇 〇 〇

〇:対応 ×:非対応

注意 AR-20PR/20P では、ステレオ・フレーズは L/R がミックスされてモノラル・フレーズとして出力

されます。

ARE-3000 取扱説明書 - 34

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3-1)WAVファイルからAR用のフレーズ・データを作成する

16 ビット、24 ビットの WAV ファイルから、MODE1、MODE2、MODE3、LINEAR、H-LINEAR の AR 用ファイルを

作成することができます。

※オーディオ形式が PCM 以外の WAV ファイルは、コンバート出来ません。

※RDAC-Grade は、WAV ファイルのサンプリング周波数に依存します。AR が対応していないサンプリング周

波数(11.025 kHz など)の WAV ファイルは、コンバート出来ません。

※ステレオ/モノラルのタイプは、WAV ファイルのタイプに依存します。

コンバートを行うと、元の WAV ファイルは変更されず、新しく AR 用ファイルが作成されます。変換は非可

逆的に行われます。変換後の音質の変化は、再度 AR 用ファイルを WAV ファイルに変換することで確認でき

ます。

1)[編集]-[ファイル・コンバート]を選択する。

2)ファイル・コンバート画面が表示されます。

※[フォルダ指定]をチェックした場合は、指定したフォルダ内の WAV ファイルを一括で RDAC ファイ

ル(音声フレーズ)にコンバートできます。

ARE-3000 取扱説明書 - 35

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3)変換元フレーズに、変換したい WAV ファイルのフォルダを指定します。参照ボタンをクリックして、フ

ァイルの選択を行ってください。

※[フォルダ指定]の場合は、Wave フォルダの選択画面が表示されますので、フォルダの選択を行っ

てください。

4)変換先フレーズに、変換したい AR 用ファイルのフォルダを指定します。参照ボタンをクリックして、

ファイルの選択を行います。“ファイルの場所”でフォルダを指定してください。新たに作成したい AR

用フレーズの番号を“フレーズ番号”で選択してください。

※[フォルダ指定]の場合は、指定したフレーズ番号以降の空きフレーズにコンバートを行います。

注意 変換先に「マイミュージック」「ユーザー」等の Windows の特殊フォルダ内のフレーズ/フォル

ダは指定できません。

ARE-3000 取扱説明書 - 36

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5)ファイル・コンバート画面で[実行]ボタンを押すと、変換を開始します。

変換先が現在読み込まれているカードの場合は、以下のダイアログが表示され、続けてクリーン・アッ

プを実行できます。[はい]を選択すると、手順8)に移ります。

変換作業が完了すると、カード・エディターのウインドウに戻ります。

6)変換してできた AR 用フレーズのファイルをカードのフレーズとして登録します。

ファイル・コンバートで AR 用フレーズのファイルを作成しても、カードのフレーズとしては登録され

ません。7)以下の手順に従って、カードのクリーン・アップを行ってください。カードのクリーン・

アップの詳細は「第2章 操作方法 2-9)編集終了時に必要な作業(カードのクリーン・アップ)」

を参照してください。

なお、ファイル・コンバートで作成した AR 用のフレーズ・ファイルを、別のカードに登録する場合は、

以下の手順が確実です。

1.登録先のカードのカード情報を読み込む。

2.任意のフレーズを複写先に指定し、ファイル・コンバートで作成したファイルを複写元に指定し、フ

レーズ複写を実行する。

7)[編集]-[カードのクリーン・アップ]を選択する。

ARE-3000 取扱説明書 - 37

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8)[開始]ボタンを押すとカードのクリーン・アップを開始します。

9)クリーン・アップが完了すると、確認のダイアログが表示されるので、[OK]をクリックしてカード・

エディターのウインドウに戻ってください。

ARE-3000 取扱説明書 - 38

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3-2)AR用のフレーズ・データからWAVファイルを作成する

AR 用のフレーズ・データから WAV ファイルを新しく作成することができます。

※サンプリング周波数は、フレーズの RDAC-Grade に依存します。

※ステレオ/モノラルのタイプは、フレーズのタイプに依存します。

(ステレオ/モノラルのタイプは元データと同じタイプになります)

1)[編集]-[ファイル・コンバート]を選択する。

2)ファイル・コンバート画面が表示されます。変換モードに RDAC->WAV、変換ビット数に WAV ファイルの

ビット数を選択してください。変換元フレーズに AR 用ファイル(_ARP****.PHR)を、変換先フレーズ

に WAV ファイルを、それぞれ入力して実行ボタンを押してください。

※[フォルダ指定]をチェックした場合は、指定したフォルダ内の RDAC ファイル(音声フレーズ)を

一括で WAV ファイルにコンバートできます。変換先に同じ名前の WAV ファイルがあった場合は、フ

ァイル名を変更してコンバートを行います。

変換作業が完了すると、WAV ファイルが作成され、カード・エディターのウインドウに戻ります。

ARE-3000 取扱説明書 - 39

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3-3)各種ファイルをAR用のフレーズ・データとしてインポートする

16/24 ビット WAV ファイル、MP3 ファイル、スタンダード MIDI ファイル、テキスト・ファイルを、AR 用の

フレーズ・データとしてインポートすることができます。

ファイルの種類 拡張子 作成される AR フレーズ・データ

16 ビット WAV ファイル .WAV 音声フレーズ

24 ビット WAV ファイル .WAV 音声フレーズ

MP3 ファイル .MP3 音声フレーズ

スタンダード MIDI ファイル .MID MIDI フレーズ

テキスト・ファイル .TXT コマンド・フレーズ

※オーディオ形式が PCM 以外の WAV ファイルは、コンバート出来ません。

※RDAC-Grade は、WAV ファイルのサンプリング周波数に依存します。AR が対応していないサンプリング周

波数(11.025 kHz など)の WAV ファイルは、インポート出来ません。

※ステレオ/モノラルのタイプは、WAV ファイルのタイプに依存します。

1)[編集]-[ファイル・インポート]を選択する。

2)ファイル・インポート画面が表示されます。

※[フォルダ指定]をチェックした場合は、指定したフォルダ内の WAV ファイル、MP3 ファイル、スタ

ンダード MIDI ファイル、テキスト・ファイルを一括でインポートできます。

ARE-3000 取扱説明書 - 40

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3)変換元ファイルに、インポートしたいファイルのフォルダを指定します。参照ボタンをクリックして、

ファイルの選択を行ってください。

インポートするファイルの種類を、「ファイルの種類」プルダウンから選びます。

※[フォルダ指定]の場合は、Wave フォルダの選択画面が表示されますので、フォルダの選択を行っ

てください。

4)変換先フレーズに、変換したい AR 用ファイルのフォルダを指定します。参照ボタンをクリックして、

ファイルの選択を行います。“ファイルの場所”でフォルダを指定してください。新たに作成したい AR

用フレーズの番号を“フレーズ番号”で選択してください。

※[フォルダ指定]の場合は、指定したフレーズ番号以降の空きフレーズにインポートを行います。

注意 変換先に「マイミュージック」「ユーザー」等の Windows の特殊フォルダ内のフレーズ/フォル

ダは指定できません。

ARE-3000 取扱説明書 - 41

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5)ファイル・インポート画面で[実行]ボタンを押すと、インポートを開始します。

変換先が現在読み込まれているカードの場合は、以下のダイアログが表示され、続けてクリーン・アッ

プを実行できます。[はい]を選択すると、手順8)に移ります。

変換作業が完了すると、カード・エディターのウインドウに戻ります。

6)変換してできた AR 用フレーズのファイルをカードのフレーズとして登録します。

ファイル・インポートで AR 用フレーズのファイルを作成しても、カードのフレーズとしては登録され

ません。7)以下の手順に従って、カードのクリーン・アップを行ってください。カードのクリーン・

アップの詳細は「第2章 操作方法 2-9)編集終了時に必要な作業(カードのクリーン・アップ)」

を参照してください。

なお、ファイル・インポートで作成した AR 用のフレーズ・ファイルを、別のカードに登録する場合は、

以下の手順が確実です。

1.登録先のカードのカード情報を読み込む。

2.任意のフレーズを複写先に指定し、ファイル・インポートで作成したファイルを複写元に指定し、フ

レーズ複写を実行する。

7)[編集]-[カードのクリーン・アップ]を選択する。

ARE-3000 取扱説明書 - 42

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ARE-3000 取扱説明書 - 43

8)[開始]ボタンを押すとカードのクリーン・アップを開始します。

9)クリーン・アップが完了すると、確認のダイアログが表示されるので、[OK]をクリックしてカード・

エディターのウインドウに戻ってください。

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第4章 LANに接続されたARのデータをエディットする方法

オプション・ボード(AR-NT1R/NT1)を取りつけた AR-3000R/3000 は、TCP/IP を用いて LAN に接続すること

ができます。その LAN 経由で FTP(ファイル転送)機能を用いることにより AR-3000SD/3000R/3000 のデー

タをパソコンに取得して、任意に編集作業後、FTP(ファイル転送)機能を用いてデータを

AR-3000SD/3000R/3000 に転送することにより、遠隔の AR-3000SD/3000R/3000 のフレーズを自由に変更する

ことができます。その際、以下の操作を行うことが必要です。

1)FTP を用いて遠隔にある AR-3000SD/3000R/3000 のデータをパソコンに取得する。

2)パソコンでそのデータの編集を行う。

3)FTP を用いて、遠隔にある AR-3000SD/3000R/3000 に編集したデータを転送する。

手順の詳細は、以下の各項目を参照してください。

4-1)FTPを用いて遠隔にあるAR-3000SD/3000R/3000 のデータをパソコンに取得する

はじめに、AR-3000SD/3000R/3000とパソコンをFTP接続する必要があります。FTP接続の方法は、AR-NT1R/NT1

FTP リファレンスを参照してください。

AR-3000SD/3000R/3000 のデータをパソコンに取得する際、_AR3TDIR.CNFフォルダ以下の全てのファイルを

取得する必要があります。パソコンに、新しく_AR3TDIR.CNFフォルダを作成し、その中に

AR-3000SD/3000R/3000 の_AR3TDIR.CNFフォルダ内のファイルを全てコピーするか、もしくは_AR3TDIR.CNF

フォルダごと、パソコンにコピーしてください。

AR-3000SD/3000R/3000/200R/200S/200/20PR/20P 用のデータ

AR-3000 フォーマット・カードのファイル構成

4-2)パソコンでデータの編集を行う

AREを用いて、取得したデータの編集を行います。その際、パソコンに新しく作成した_AR3TDIR.CNFフォル

ダをカード・パスに設定してください。「第2章 操作方法」を参考に、編集作業を行ってください。編集作

業後、必ずカードのクリーン・アップを行ってください。カードのクリーン・アップの詳細は「第2章 操

作方法 2-9)編集終了時に必要な作業(カードのクリーン・アップ)」を参照してください。

4-3)FTPを用いて遠隔にあるAR-3000SD/3000R/3000 にデータを転送する

編集したデータをパソコンから遠隔にあるAR-3000SD/3000R/3000 に転送します。遠隔にある

AR-3000SD/3000R/3000 の_AR3TDIR.CNFフォルダ内の全てのファイルを削除し、パソコンに新しく作成した

_AR3TDIR.CNFフォルダ内の全てのファイルを転送します。

ARE-3000 取扱説明書 - 44

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第5章 AR-2000/100/1 のデータをエディットする場合

ARE-3000 は、AR-2000/100/1 のデータもエディットすることができます。その場合、以下の制限事項をご確

認の上、お使いください。

5-1)制限事項

・カード・パスは、_AR2TSYS.CNF ファイルが存在するディレクトリを指定してください。

・AR-3000 フォーマットのカードは、AR-2000/100/1 のカードとして編集できません。AR-2000/100/1 のカ

ードとして編集する場合は、必ず AR-3000SD/3000R/3000 のカード・コンバート機能を用いて

AR-2000/100/1 用のカードに変換してください。

※ARE-3000 には、カード・コンバート機能はありません。

・AR-2000/100/1 用のデータをリストアする場合は、リストアするデータと管理フレーズ数が同じになるよ

うに、リストア先の PC/CF/SD カードを、予め AR-2000/100/1 でフォーマットしておいてください。

AR-2000/100/1 用のデータ

AR-2000 フォーマット・カードのファイル構成

ARE-3000 取扱説明書 - 45

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第6章 プログラマブル・タイマー

プログラマブル・タイマーを使うと、あらかじめ指定した時間にフレーズの再生や停止などができます。

プログラマブル・タイマーの設定は、システム・カードから読み込まれます。

ご注意:

プログラマブル・タイマーを動作させるためには、AR-3000SD の時刻合わせが必要です。(取扱説明

書 p.11「日付と時刻を設定する」)

プログラママブル・タイマーでは、任意の時刻に以下の動作(イベント)を設定できます。

・フレーズの再生

・フレーズの録音

・フレーズの再生停止/録音停止

・フレーズの音量調整

・ビジー・アウト信号の出力

・コントロール・アウト信号の出力

・NTP タイム・サーバーとの時刻合わせ

・AR-30000SD の制御コマンド

イベントを 大 50 個組み合わせて、一日のスケジュールを作ります。

スケジュールは 大 14 パターン作ることができます。

曜日ごとに違ったスケジュールを登録することができます。(週間スケジュール)

任意の年月日だけ特別なスケジュールに差し替えることができます。( 大 200 日分の年間スケジュール)

ご注意:

AR-3000SD 本体からはスケジュールの設定はできません。

Web ブラウザまたは、PC アプリ ARE-3000 をお使いください。

内蔵時計の精度について:

AR-3000SD はプログラマブル・タイマー動作のために内蔵時計を持っていますが、内蔵時計は NTP

タイム・サーバーとの併用を前提としています。そのため AR-3000SD を単体で使った場合の内蔵時

計の時間精度は、保証いたしかねます。

ARE-3000 取扱説明書 - 46

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6-1) メイン設定

週間スケジュール、年間スケジュールにしたがって動作させる

[プログラマブル・タイマー]メニューから[メイン設定]を選びます。

「メイン設定」画面が表示されます。

[モード:]で[通常]を選択します。

[設定]ボタンをクリックします。

プログラマブル・タイマーは週間スケジュール、年間スケジュールにしたがって動作します。

毎日同じスケジュールで動作させる

[プログラマブル・タイマー]メニューから[メイン設定]を選びます。

「メイン設定」画面が表示されます。

[モード:]で[毎日]を選択します。

[毎日のスケジュール:]のプルダウン・メニューからスケジュールを選択します。

[設定]ボタンをクリックします。

プログラマブル・タイマーは、毎日、「毎日スケジュール」に設定したスケジュールにしたがって動作しま

す。

プログラマブル・タイマーを止める

[プログラマブル・タイマー]メニューから[メイン設定]を選びます。

「メイン設定」画面が表示されます。

[モード:]で[オフ]を選択します。

[設定]ボタンをクリックします。

プログラマブル・タイマーは停止します。

ARE-3000 取扱説明書 - 47

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6-2) スケジュール設定

各曜日や年月日に割り当てる一日のスケジュールを設定します。

[プログラマブル・タイマー]メニューから[スケジュール設定]を選びます。

「スケジュール設定」画面が表示されます。

[コピー]

選択している一日スケジュールを内部バッファへコピーします。

[ペースト]

内部バッファにある一日スケジュールを、選択した一日スケジュールへコピーします。

[クリア]

選択している一日スケジュールを初期化します。

編集を行うスケジュール(A~N)を選び、ダブル・クリックします。

選んだスケジュールの内容が表示されます。

ARE-3000 取扱説明書 - 48

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ARE-3000 取扱説明書 - 49

名前をつける

「名前:」のテキスト・ボックスへスケジュールの名前を入力します。

(入力できる文字は半角英数字です。)

[コピー]

選択しているイベントを内部バッファへコピーします。

[ペースト]

内部バッファにあるイベントを、選択しているイベントへコピーします。

[削除]

選択しているイベントを削除します。

[挿入]

選択しているイベントの一つ前に空のイベントを挿入します。

[ソート]

全てのイベントを時刻順に並べ替えます。

編集を行うイベント(1~50)を選び、ダブル・クリックします。

選んだイベントの設定画面が表示されます。

動作とパラメーターについて

動作 パラメーター 機能

NOP なし 何もしない(未設定のスケジュール)

PLAY フレーズ番号(A0001~D1000) フレーズを再生

REC フレーズ番号(A0001~D1000) フレーズを録音、フレーズ番号がない場合は

自動的に空きフレーズに録音

STOP なし フレーズの再生停止、録音停止

VOL フレーズ音量(10~100) 再生音量

BUSY オン(1)/オフ(0) ビジー・アウト信号の出力オン/オフ

CONT オン(1)/オフ(0) コントロール・アウト信号の出力オン/オフ

NTP なし NTP サーバーとの時刻合わせ

USR 制御コマンド(TELNET 形式) 制御コマンド

スケジュールを設定する

操作を実行する時刻を「時」「分」「秒」で選びます。

[動作]プルダウン・メニューを選択します。

「パラメーター」テキスト・ボックスに、必要なパラメーターを入力します。

「設定」をクリックします。

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6-3) 週間設定

各曜日にスケジュールを割り当てます。

[プログラマブル・タイマー]メニューから[週間設定]を選びます。

「週間設定」画面が表示されます。

各曜日について、[スケジュール]プルダウン・メニューから、スケジュール(A~N)を選びます。

スケジュールを設定したくない場合は「スケジュールなし」を選びます。

[設定]ボタンをクリックします。

スケジュールが割り当てられます。

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6-4) 年間設定

任意の年月日に「一日スケジュールを設定する」で設定した一日スケジュールを割り当てます。

[プログラマブル・タイマー]メニューから[年間設定]を選びます。

「年間設定」画面が表示されます。

年[<<][>>]、月[<][>]で設定する年/月を選びます。

設定したい日の[スケジュール]プルダウン・メニューから、スケジュール(A~N)を選びます。

週間スケジュールで割り当てたスケジュールを割り当てたい場合「週間スケジュール」を選びます。

今年だけ割り当てたい場合は「はい」を、毎年割り当てたい場合は「いいえ」を選択します。

「設定」をクリックします。

スケジュールが割り当てられます。

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6-5) 年間設定リスト

年間スケジュールを確認する

[プログラマブル・タイマー]メニューから[年間設定リスト]を選びます。

「年間設定リスト」画面が表示されます。

[年月日]の列に「月/日」だけ表示されている場合は、毎年その日に実行されるスケジュールです。

[年月日]の列に「年/月/日」が表示されている場合は、その年だけ実行されるスケジュールです。

年間スケジュールを削除する

[プログラマブル・タイマー]メニューから[年間設定リスト]を選びます。

「年間設定リスト」画面が表示されます。

削除したい年月日の行の[削除]チェック・ボックスにチェックを入れます。

[全選択]をクリックすると、すべてのリストの「削除」が選択されます。

[全選択解除]をクリックすると、すべてのリストの「削除」が選択解除されます。

[削除]ボタンをクリックします。

「削除」チェック・ボックスにチェックが入っているスケジュール割り当てが削除されます。

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