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発行:NPO 法人シャローム事務局 発行責任者:大竹静子 〒960-1241 福島県福島市松川町字東原 17-3 TEL / FAX 024-567-5322 Web http://www.nposhalom.net  E-mail [email protected] SHALOM-NETWORK 平成27年12月20日 シャロームネットワーク 第 186 号 鹿T O 使C D 調

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Page 1: SHALOM-NETWORKnposhalom.sakura.ne.jp/network/186/186_p1.pdfSHALOM-NETWORK 第186 号 シャロームネットワーク 平成27年12月20日 今年の感謝祭 総括 ご参加ありがとうございました

発行:NPO法人シャローム事務局発行責任者:大竹静子〒960-1241 福島県福島市松川町字東原 17-3

TEL / FAX 024-567-5322Web http://www.nposhalom.net E-mail [email protected]

SHALOM-NETWORK

平成27年12月20日シャロームネットワーク第 186 号

今年の感謝祭

総括

今年の感謝祭

総括

ご参加ありがとうございました

ご参加ありがとうございました

 「二〇一五ひまわり感謝祭&

共に生きる仲間たちのコンサ

ート」は、十二月十二日(土)、

福島市のA・O・Z(アオウゼ)

で開催されました。ひまわり

プロジェクトの一年間の活動

を締め括る「ひまわり感謝祭」

は、震災以後開始され第五回

目を迎え、また、シャローム

の歴史とともに続けられてき

た「共に生きる仲間たちのコ

ンサート」は十九回目を迎え

ました。この二つのイベント

は、シャロームを代表するも

のとなっています。

 今年の「ひまわり感謝祭」

のメイン企画は「ひまわりプ

ロジェクト地域間交流フォ

ーラム」。「ひまわりプロジェ

クト」に取り組んでいる全

国のみなさんとの交流とこ

れからの課題を話し合う場

となりました。福島から食

用ひまわりの種を全国の支

援者の皆さんに送り、収穫

した種を福島に送り返して

もらう。この種をひまわり

油「みんなの手」として製

品化して送り返す。ひまわ

りを介して行われる福島と

全国を結ぶ交流事業は、栽

培だけでなく栽培地の皆さ

んのもとへ福島の子どもた

ちを派遣する「子どもひま

 ひまわり感謝祭が終わっ

た。今年も残すところ僅かと

なってきた。年とともに一年

間が短くなってくるように思

える。昔の人が、年をとると

一年間がどんどん短くなると

言っていた。そんな馬鹿な!

同じ時間を生きているのに!

と思っていたが、確かに早く

なっている。去年の感謝祭が

つい最近終わったような気が

していると、今年の感謝祭も

終わってしまった。無事に皆

さんに喜んでもらいながら開

催されたことに感謝しなけれ

ばならない。 

 コンサートは、毎年開催し

十九回を終了した。十九年間、

毎年休まず開催してきた。会

場には、毎年学生ボランティ

アの皆さんがたくさん参加し

ている。年を聞くと高校生で

は、十五歳から十八歳、何と、

一回目のコンサートにはまだ

この世に生まれていないこと

となる。親子二代にわたりシ

ャロームでボランティアを体

験し、社会に旅立っていく学

生も誕生しそうである。

 継続は力なり、と言われる

が、継続することで、思いは

繋がり継承されていく。若い

世代が育ち、昔のように自分

で飛び回ることも少なくなっ

てきた。シャロームのボラン

ティアを体験した子どもたち

が、これからの未来をつくる。

このための一年として、今年

一年間を振り返る。 (T

O)

わり大使」などの直接的な人

的な交流にも繋がり、福島と

受入地域の子どもたちの交

流、地域の皆さんとの交流が、

一方的な支援ではないさまざ

まな成果を生んでいることが

パネラーの皆さんから報告さ

れました。(これについては、

報告書としてまとめる予定)

 また、ひまわりの一生に関

わることで、命の大切さと命

を育てることの難しさを知

り、それを通して人の役に立

つことを知ることができる。

それを子どもたちが学ぶ良

い機会となっている、子ど

もと父兄、そして地域の協

力も得ながら行っている様

子が多くの学校から報告さ

れています。「思いやり」の

連鎖が「ひまわりプロジェ

クト」を支え、その輪がこ

れからの未来に繋がってい

くことを実感できたフォー

ラムでした。

 「共に生きる仲間たちコン

サート」のメインゲストは、

北海道の「なおこバンド」

さんでした。なおこバンド

さんにより「ひまわりプロ

ジェクト」のために製作さ

れたCD「ひまわり」が会場

で披露され、プロジェクト

のイメージソングが出来上

がりました。このCDは団

体でプロジェクトに取り組ん

でくださっている皆さんに

「ひまわり感謝祭」の終了報

告とともにお送りいたしま

す。「ひまわり」の一生を優

しく歌いこんだ「ひまわり」

に託した思いを聴いてみてく

ださい。それぞれの地元での

会議や報告会等で役立ててい

ただければと思います。

 また、地元での「ひまわり

プロジェクト」の報告会等の

ために、事務局で製作してい

るプロジェクトの概要紹介の

パネル、チラシ、昨年の基調

講演録「人間回復の理論と現

原発事故から四年目のふ

くしま」(福田雅章)、DVD

「ひまわり」(ひまわりの曲に

載せてプロジェクトを紹介す

るDVD)が準備されていま

す。今年のひまわり油「みん

なの手」も出来てきましたの

で、ぜひ活用してください。

貸し出しや購入についての希

望があれば事務局までお願い

致します。    

 今年も一年間皆さんと共に

活動してこれたことに感謝し

つつ、皆さんと共に積み上げ

てきたこの成果を新しい年に

繋いでいけることを願ってい

ます。来年が良い年になりま

すように。    

(シャローム代表 大竹静子)