Software Engineering Centerアセスメントモデルベースの改善...

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Information-technology Promotion Agency, Japan Software Engineering Center 独立行政法人情報処理推進機構 IPA技術本部 ソフトウェア・エンジニアリング・センター SECCopyright© 2012 Information-technology Promotion Agency, Japan. All rights reserved. Software Engineering Center 1 ソフトウェア開発におけるプロセス改善 良い成果を得るためのプロセスアセスメント活用 研究員 倉持 俊之 2012/8/25 第2回ITC近畿会セミナー「IPA共催セミナー」

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ソフトウェア開発におけるプロセス改善 ~ 良い成果を得るためのプロセスアセスメント活用 ~

研究員 倉持 俊之

2012/8/25 第2回ITC近畿会セミナー「IPA共催セミナー」

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本日のセッション内容

1.プロセス改善とは?

2.プロセスアセスメント

3.アセスメントの活用

1. プロセス改善での活用

2. IT資源調達での活用

(参考)プロセス改善に関するSECBOOKSとツール

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1.プロセス改善とは?

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改善とは?

改善とは?

物事をよい方に改めること。 現状より良い状況にするために、何かを変更すること。

プロセス改善ナビゲーションガイド~なぜなに編~ P63より

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改善のアプローチ

失敗を契機とした改善(問題解決型)

現在生じている問題に着目して、その根本原因をなくして再発を防止するアプローチで、原因はプロセスに限定されない。

プロセスアプローチ(目標達成型)

プロセスに着目して目標をブレークダウンしていくアプローチで、プロセスをコントロールできるようにして目標を達成する方法

アセスメントモデルベースの改善

ベストプラクティスモデル(例えば、CMMIやISO15504など)を参考にしてプロセスを確立していくアプローチで、プロセスアプローチと併用される

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改善への取り組み

ボトムアップとトップダウン

ボトムアップ トップダウン

メリット

気付いたところから早期に改善できる

改善の効果が即体感できる

活動にある程度のリソース確保が期待できる

体系的・網羅的に取り組める

全体最適が目指せる

陥りやすい問題

目の前の課題に着目するあまり、やるべき事に網羅性がない

将来の課題につながる手当ができにくいため、常に火消しの状態

推進側(≠現場)が進めてしまい、現場不在に陥りやすい

現場でのメリットが感じられない、逆に現場の負担が増える

改善が当たり前の企業文化が成功への鍵? ムリ、ムダ、ムラの削減 /5S運動 / QCサークル etc.

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プロセスに着目

プロセス改善ナビゲーションガイド~なぜなに編~ P14より

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プロセスの見える化と改善サイクル

※分割統治という考え方

図3-7 プロセスの見える化とは?

プロセス改善ナビゲーションガイド~なぜなに編~ P29,P81より

※事業目標の達成のために改善計画をたて、組織的な仕組みとして改善サイクルを回していく

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プロセス改善が目指すもの

プロセス改善ナビゲーションガイド~なぜなに編~ P2より

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プロセス能力の改善

注7:カーネギーメロン大学SEIの資料をもとに一部改変した。

※改善結果は、定量的に確認

プロセス改善ナビゲーションガイド~なぜなに編~ P27より

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プロセス改善の仕組み

※フィードバックは、早く回した方が効果的

プロセス改善ナビゲーションガイド~なぜなに編~ P66より

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プロセス改善とは?

プロセス改善:

組織のプロセスを変えるために行なわれる行動。

組織の事業目標を、より効果的に、及び/又は、より効率的に満たすような行動。 (15504-1:2004)

プロセスの記述

① 目的

② 成果 作業生産物の生産

状態の重要な変化

特定の制約条件(例えば,要求事項,目標など)を満たすこと

※一連の成果は、プロセスの目的を達成するために必要十分であること

ライフサイクルモデル管理プロセスの下位プロセス

1 プロセスの確立プロセス

2 プロセスアセスメントプロセス

3 プロセスの改善プロセス

プロセスの改善プロセスは,継続的に 組織の有効性及び効率を改善すること。

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プロセスにかかわる話題

ITCプロセスガイドラインVer1.1(ダイジェスト版)より

ある一定の目的を達成するために関連する業務を連結した業務の繋がり

プロセス:

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ソフトウェアにおけるプロセス改善

改善対象(SCOPE)によって表現が変わる?

ビジネス

BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)

リストラ(リストラクチャリングの略、構造改革、企業再構築)

ソフトウェア関連

アセスメントモデルを活用したプロセス改善

統一フレームワーク国際規格 15504

ISO/IEC 12207

SPICE ISO9000

CMM I Automotive

SPICE SPEAK-

IPA SPICE for SPACE

SW-CMMI

プロセス能力を議論するための組織、国家を超えた共通基盤

アセスメントモデル:プロセス改善に役立つベストプラクティスを集めたもの

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2.プロセスアセスメント

プロセスをどのように評価するのか?

(参考)

15504-2:アセスメントの実施

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プロセス評価(現状の把握)

CMMI®

ISO/IEC 15504 (プロセスアセスメントの国際標準)

ISO/IEC 15504 -5(SPICE)

オートモーティブSPICETM

SPEAK 等

アセスメントモデルの利用

ベストプラクティスに基づくプロセス改善

アセスメントによる改善機会の抽出

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ISO/IEC15504アセスメントモデルの構造

適合したプロセス アセスメントモデル

プロセス項目(活動)

プロセス参照モデル ・領域及び適用範囲 ・プロセス(目的及び成果を含む)

測定の枠組み ・能力水準 ・プロセス属性 ・評定尺度

能力の尺度

ISO/IEC12207/AMD.1,AMD.2 (Software life cycle processes) ISO/IEC15288 (System life cycle processes)

対応付け

対応付け

(連続表現)

二次元モデル

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水準0 未実施

不完全なプロセス

ISO/IEC 15504で定める能力水準

水準1 実施

実施されたプロセス ・プロセス実施

水準2 管理

管理されたプロセス ・実施管理 ・作業生産物管理

水準3 確立

確立されたプロセス •プロセス定義 •プロセス展開

水準4 予測可能

予測可能なプロセス ・プロセス測定 ・プロセス制御

水準5 最適化

最適化しているプロセス ・プロセス革新 ・プロセス最適化

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プロセス属性

ISO/IEC 15504では、能力水準をさらに詳細化し、各能力水準に対応して、全部で9つのプロセス属性を定義している。

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アセスメントからの出力(例)

要求引出し

顧客支援 ソフトウ ェア構築

ソフトウェ アテスト

十分に達成

部分的に達成

おおむね達成

達成していない

プロセス属性

実施された

管理された

確立された

予測可能な

最適化している

PA1.1

PA2.1 PA2.2 PA3.1 PA3.2 PA4.1 PA4.2 PA5.1 PA5.2

プロセス

目標プロファイル

ソフトウ ェア設計

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3.アセスメントの活用

(参考)

15504-4:プロセス改善及びプロセス能力判定のための使用の指針

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アセスメントの活用

2つの用途が考えられる

プロセス改善 組織単位の事業目標と対比させて分析し、プロセスに関連した

強み、弱みおよびリスクを特定する。プロセスが事業目標達成に効果的であるかを判定し、改善につなげることができる。

プロセス能力判定 特定プロジェクトへの着手に伴う強み、弱みおよびリスクを特

定する。供給者選定プロセスの基本入力として提供できる。

供給者選定プロセス(取得プロセスの下位プロセス) 目的

供給者選定プロセスは,プロジェクトの要求事項を満たすものを納入する責任がある組織を選定することを目的とする。

成果

a)供給者選定基準が確立され,供給者の候補の評価に使用されている。

b)供給者による提案の評価,プロセス能力の評価及び他の要因の評価に基づいて供給者が選定されている。

c)取得者と供給者との間で合意が協議され,確立している。

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アセスメントの利用ガイド

・アセスメント出力からの推測 (目標および診断結果より、プロセス関連リスクを分析)

・短所の分析 (原因分析や矯正方法、費用対効果・リスク見積りなどの実施)

1.プロセス参照モデル(群)の選択

2.目標能力の設定

3.アセスメント入力の定義

4.プロセス関連リスクの評価

※評価対象は、モデルが扱っているスコープに制限される

・事業目標/特定要求事項を満たす最も需要なプロセスの決定 ・目標プロセスプロファイル集合による目標能力の設定

・誰が何の目的で依頼するのか?:プロセス能力判定/プロセス改善? ・アセスメント制約事項(前提条件)は?: ①評定を裏付ける客観的証拠の量および種類・・どの程度の厳密さを求めるか? ②アウトプットの所有権およびその使用に関する全ての制約事項

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アセスメント

アセスメントを利用したプロセス改善

1.組織の事業目標の調査

2.プロセス改善サイクル

の開始

3.現行能力の診断 4.処置計画

の作成

5.改善の 実施

6.改善の 確認

7.改善の持続

プロセス改善の開始

組織のニーズ

(ISO/IEC 15504-4でのプロセス改善のステップ)

8.実行の 監視

プロセス 改善目標

プロセス改善 実施計画

現行能力 承認された 処置計画

実施された 改善状況

確認された 改善状況

定着した 改善状況 現在の

実施状況

再アセスメント の要請

分析した再アセスメントの結果

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アセスメント

アセスメントを利用したプロセス能力の判定

1.プロセス能力判定に着手する

2.目標能力を設定する

3.現行能力を診断する

4.提案能力を判定する

5.提案能力を検証する

6.プロセス関連リスクを分析する

7.結果に基づいて処置する

特定要求事項

(ISO/IEC 15504-4でのプロセス能力判定ステップ)

プロセス能力報告

検証済み提案能力

目標能力

目標能力

現行能力

提案能力

現行能力

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3.1.プロセス改善での活用

SPEAK-IPA実適用実験より

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プロセス改善での活用(A社事例)

A社は、B社ビジネスに直結するITシステムの一部の保守業務を技術支援業務として長年受託。昨年度までは、技術者が客先へ常駐し、業務システム保守を客先担当者と共同で実施していたが、今年度より顧客からの強い要望から請負契約へ変更、要求分析からソフトウェア結合テストまでを担当している。

客先での標準プロセスを使用しているが、要求分析(影響範囲)のもれ、レアケースデータに対しての考慮不足、パフォーマンスの問題など発生することがある。PJ管理(短工期の)、レビュー、品質保証系プロセスに課題があると思われる。

見積精度を強化したい。最終的には瑕疵コストの削減(但し数ヶ月後に判明する)半減を目指す。

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プロセス改善での活用(A社事例)

実施概要 リーダクラス向けにプロセス改善研修実施(半日×2)

アセスメント前に、部門責任者へヒヤリング実施(1h)

対象プロジェクトの成果物サンプルを事前に入手(13種類)

アセスメントの目的:

成果物の品質を向上させために必要となるプロセスの改善点を抽出する

アセスメント実施体制

アセスメント・チーム:2名

アセッシー3名(対象組織のリーダ、プロジェクト・リーダおよび担当者)

コーディネータ1名

アセスメント日程(4.5日)

アセスメント実施説明会(1h)、データ収集:ドキュメントレビュー(5h)

データ収集:インタビュー(3h)、データの妥当性確認(4h) ×2日

SWR分析および一次合意形成(4h)、フィードバックセッション(1h)、合意形成および実施報告書作成(3h)

実施報告書作成(3h)、結果報告会(1h)

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プロセス改善での活用(A社事例)

アセスメント原則の確認

要求事項抽出(P.3.1)

ソフトウェア要求分析(P.3.4)

ソフトウェアテスト(P.3.8)

問題解決(S.8)

要求事項抽出(P.3.1)

ソフトウェア要求分析(P.3.4)

ソフトウェアテスト(P.3.8)

問題解決(S.8)

提言

最終所見

プロセス評定 対象プロセスのプロセス属性毎の評定結果

(F/L/P/N)

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プロセス改善での活用(A社事例)

活動開始時 プロセス改善への取り組みは、事前に顧客も了承。

実施結果から改善すべき点も顧客へ報告し、協力を依頼。

活動から半年後 当初、他人事と受け取っていた顧客だが、改善提案からの効果

を見て、評価しはじめた。

その後 社内でアセスメントできる要員育成にチャレンジ中!

他の案件(保守業務)でのプロセス改善活動を開始(準備中)

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3.2.IT資源調達での活用

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IT資源調達での活用

IT資源調達フェーズ

① フェーズの立ち上げ

② IT資源調達計画

③ RFPの発行

④ 調達先の選定、契約

⑤ IT導入計画策定

⑥ フェーズの完了

共通フレーム2007/1.1 取得プロセス

① 開始

② 開始提案依頼書の準備

③ 契約準備及び更新

④ 供給者の監視

⑤ 受け入れ及び完了

RFPを記述する前段階として、調達方法を決定する。 ・経営基盤、技術力、アフターサービス体制等のベンダーの適正、要求事項の達成度、費用などを重要事項に重みづけしてベンダー評価基準を策定する。

あらかじめ定められた評価基準によってベンダーを選定する。

供給者選択基準の確立 供給者の選択 供給者との契約準備および交渉 責任分担の決定 供給者との契約締結 契約変更の管理

プロセス能力判定は、調達先(供給者)選定のためのインプット

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IT資源調達以降での活用

プロジェクトマネジメントの視点

「プロジェクト計画プロセス」

「プロジェクトアセスメント及び制御プロセス」

プロジェクトサポートの視点

「意思決定管理プロセス」

「リスク管理プロセス」

「構成管理プロセス」

「情報管理プロセス」

「測定プロセス」・・定量的管理

共通フレーム2007/1.1 取得プロセス

① 開始

② 開始提案依頼書の準備

③ 契約準備及び更新

④ 供給者の監視

⑤ 受け入れ及び完了

供給者の プロセス能力判定結果

活用

プロセスに起因するリスク

プロセス毎の目標能力水準とのギャップ

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IT資源調達での活用

調達先を巻き込んだプロセス改善のため

納品物における品質、コスト、納期の確保を確実にする

ex.欧州自動車メーカは、アセスメントの実施とその結果の能力水準(L2/3)を発注条件に入れている模様。

調達先選定のために、アセスメントによるプロセス能力判定を使うことが考えられるが、費用対効果からペイするか?

長期的な取引関係を前提にするのであれば、相互にメリット見いだせる(Win-Winの関係)

長丁場のプロジェクトであれば、進行過程での改善も折り込めることから、アセスメントを実施し、プロジェクトでのリスクコントロールに活用することも考えられる。

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まとめ

プロセスに着目! 技術、人も忘れずに!

アセスメントという客観的評価の有効活用! 改善活動は、“現場の人が中心”

アセスメントはツールの一つ 使い方次第!最後はお互いの信頼関係?

(参考)プロセス改善に関するSECBOOKSとツール

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これまでのプロセス改善に関する活動成果

プロセス改善ナビゲーションガイド

なぜなに編

プロセス診断活用編

虎の巻編

ベストプラクティス編

国際規格準拠アセスメントモデル:SPEAK-IPA 標準モデル

軽量モデル(SPINACH)

SPINA3CH自律改善メソッド

当事者の取組みを促進するプロセス改善ツール

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これまでの主な部会成果物

編者:(独)情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター

執筆者:経済産業省プロセス改善研究部会WG

(現IPA/SECプロセス改善WG)

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プロセス改善ナビゲーションガイドの概要

ガイド名 概要 主なコンテンツ

なぜなに編 そもそもプロセス改善とは何か?、何を目指すのか?、どのようなアプローチがあるのか?等、プロセス改善の概念や概要を整理し、まとめたもの

・なぜプロセス改善か

・プロセス改善の姿・形

・プロセス改善の留意点と実施体制

プロセス診断

活用編

アセスメントモデルベースのプロセス改善を推進しようとしたときに、道具として必要となる、アセスメントモデルの活用方法についてエッセンスをまとめたもの

・プロセスアセスメントの活用

・アセスメントモデルを活用するにあたって理解しておきたいこと

・組織の能力を測る道具

・国際規格15504への適合性検証

・アセスメントの実施

虎の巻編 プロセス改善を推進する上で抱く実務的な疑問に答える形式でとりまとめた、実務者向けガイドブック

・プロセス改善における10の勘所

・プロセス改善8ステップ

・プロセス改善8ステップ 一問一答

・プロセス改善事例

ベスト

プラクティス編

実際のソフトウェア開発現場で実施されたプロセス改善事例の中から、参考となる事例:ベストプラクティスを統一した様式でまとめたもの

・効果的プロセス改善のための情報共有の必要性

・プロセス改善とベストプラクティス

・ベストプラクティス集

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プロセス改善ナビゲーションガイド <なぜなに編>

第1章 なぜプロセス改善か

プロセス改善の意義と狙い

ソフトウェアプロセスの現状

仕組みを持つ組織と持たない組織の差

ソフトウェアプロセスを改善する狙い

プロセス改善のアプローチ

プロセス改善の対象プロセスの発見

プロセス改善の効果

まとめ

第2章 プロセス改善の姿・形

改善サイクル

プロセス管理の手法やツール

プロセス実施技術

事業目標とプロセスのニーズ

サプライチェーンとソフトウェアプロセス

モデルベース改善とその他のアプローチ

第3章 プロセス改善の留意点と実施体制

プロセス改善推進の留意点

プロセス改善推進の知恵

プロセス改善の推進体制

プロセス改善事例の公開

プロセス改善プログラム

おわりに

<コラム>

プロセスの詳細記述の仕方

プロセス理解の主体

プロセスを実施する人とプロフェッショナルについて

会議のもち方について

情報の見える化について

“5ゲン”主義について

良いアセッサについて

プロセス改善プログラム(process

improvement program)について

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プロセス改善ナビゲーションガイド <虎の巻編>

はじめに 第1章 プロセス改善8ステップ プロセス改善の基本は「サイクルに沿った活動」 検討ステップ プロセス改善目標の設定 開始ステップ プロセス改善サイクルの開始 診断ステップ 現状の把握 計画ステップ 行動計画の開発 実装ステップ 改善の実施 確認ステップ 改善効果の確認 維持ステップ プロセスの維持 定着ステップ 実行結果の監視 第2章 プロセス改善8ステップ 一問一答 Q1 改善は誰のために行うもの Q2 改善による売り上げやトラブルの問題解決 Q3 要求変更により、実業務がうまく回りません Q4 マネジメントシステムとプロセス改善の違い Q5 QCサークル活動とプロセス改善の違い Q6 事業目標から改善のゴールへブレークダウン Q7 経営者がやってはいけないこと Q8 改善推進者がよくやってしまう誤り Q9 プロセス改善を導入しやすくする方法 Q10 改善を推進する人に必要なスキル(能力) Q11 ゆとりのない場合のよいプロセス改善の方法 Q12 プロセス改善は管理の問題なのでしょうか Q13 改善の有効性の判断 Q14 測定した結果を効果的に活用する

Q15 アセスメントの進め方で注意すべきこと

Q16 プロセスアセスメントによる組織の現状把握

Q17 アセッサを育成するときの注意点

Q18 銀の弾丸(特効薬)はありませんか?

Q19 実現性の高い計画を立てる際に注意すべき点

Q20 派遣企業でのプロセス改善の進め方のコツ

Q21 受託ソフト開発にプロセス改善は必要

Q22 改善(の効果)を維持する

Q23 改善活動の関連組織への展開

Q24 改善活動の水平展開

Q25 統廃合されたときの改善(の効果)の維持

Q26 「継続的な改善」とは、どのようなこと

Q27 火消し活動は、沈静化させるだけではダメ

第3章 プロセス改善8ステップによるプロセス改善事例

事例1:スミセイ情報システム

事例2:パナソニック エレクトロニックデバイス

おわりに

巻頭:折り込み

「プロセス改善における10の勘所」

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プロセス改善ナビゲーションガイド <診断活用編>

はじめに 第1章 プロセスアセスメントの活用 1.1. プロセスアセスメントって何? 1.2. プロセスアセスメント結果とゴール 1.3. アセスメント結果の読み方 1.4. 改善計画の策定 1.5. アセスメントと調達 第2章 アセスメントモデルを活用するに あたって理解しておきたいこと 2.1. アセスメントフロー 2.2. プロセスアセスメントに必要な役割 2.3. プロセスアセスメントの入力、出力 2.4. アセスメントモデルとは 2.5. アセスメント手法とは 第3章 組織の能力を測る道具 3.1. 仕事の括りを決めたもの (プロセス参照モデル) 3.2. 診断の仕組み 3.3. アセスメント手法 3.4. アセスメントモデルの選択 3.5. アセスメントモデルの作成

第4章 国際規格15504への適合性検証

4.1. 国際規格15504の適合要件

4.2. 検証の手段

第5章 アセスメントの実施

5.1. アセッサへのプロセスアセスメント実施の依頼

5.2. アセスメント入力に必要な情報の整理

5.3. プロセスアセスメントに関わるリソースの確保

5.4. プロセス改善ならびにプロセスアセスメント実施に対する動機付け

5.5. アセスメント結果の報告

おわりに

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プロセス改善ナビゲーションガイド <ベストプラクティス編>

第1章効果的プロセス改善のための情報共有の必要性

プロセス資産という考え方

プロセス資産の蓄積と活用

事例の共有化― 使える情報から学べる情報へ

他組織に学ぶ

外部への情報発信の意義

第2章プロセス改善とベストプラクティス

ベストプラクティスとは

プロセス改善におけるベストプラクティスの活用

ベストプラクティスの調べ方

第3章ベストプラクティス集

Case1:設計からはじめる見逃しバグの防止

Case2:生産性を5年で2.5倍に!

Case3:究極の高品質ソフトウェア開発プロセスを目指して

Case4:生産性原理を具現化するプロセス改善

Case5:高品質ソフトウェア開発管理プロセスの実現

Case6:マネジメント自らが予防のための行動を取り、問題が起こりにくい組織に

Case7:派生開発による品質および開発効率の向上

Case8:ソフトウェア部品による組立型開発と品質保証

Case9:全社レベルでのプロジェクト管理の改善

Case10:GDD(Genba Driven Development)

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提供ツールの位置付け

モデルベース

客観的

主観的

課題ベース

CMMI/SPICE

SPINA3CH自律改善 メソッド

SPEAK-IPA

ソフトウェアプロセス・アセスメントキット

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プロセス改善を 組織能力の向上手段の一つとして 活用してみてください!

最後に

IPA/SECホームページ

http://sec.ipa.go.jp/

http://sec.ipa.go.jp/std/ent02-b.html (プロセス改善)

SECBOOKS(書籍PDF版) http://sec.ipa.go.jp/publish/index.html#ent

ご清聴ありがとうございました。