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FCV課題共有フォーラム」 -...
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「FCV課題共有フォーラム 」平成 31 年 1月 22 日(火)
於 ベルサール神田 3F ROOM1~4
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)次世代電池・水素部主任研究員 原 大周
趣旨説明
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目次
1.NEDOの機能
2.現状のFCV関連事業
3.本会議の目的と進め方
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組織概要
業務内容
NEDOとは
NEDOは、「エネルギー・地球環境問題の解決」及び「産業技術力の強化」を目指した技術開発を推進することで経済産業行政の一翼を担う、日本最大級の公的機関。
産学官が有する技術力及び研究力を最適に組み合わせてリスクが高い革新的な技術開発、実証を推進してイノベーションを社会実装することで社会課題の解決や市場創出を目指す。
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NEDOの役割
経済産業省等の中央省庁が我が国の各種政策を立案。
NEDOは、それらの政策を具現化するための個別具体的な研究開発課題を企画立案し、産学官から多様な実施者を公募、選定して研究開発体制を構築。そこへ資金を提供するスキームにより研究開発プロジェクトを推進。
プロジェクトを推進する上で得た各種情報は中央省庁等と共有し、必要に応じて政策立案に反映。
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予算
技術シーズの発掘、中長期的出口を見据えたプロジェクトの推進、そして実用化開発の支援までの一貫した取組により、我が国の技術力強化とエネルギー問題の解決を目指します。
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目次
1.NEDOの機能
2.現状のFCV関連事業
3.本会議の目的と進め方
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移動体(自動車等)用のPEFCの開発。主に低コスト化。
Ⅰ.普及拡大化基盤技術開発(委託)
(1)PEFC設計支援基盤技術開発
構成要素の性能向上(電気化学的メカニズム等)と、発生現象(物理化学的メカニズム等)の相関性を解明して、高性能な燃料電池の設計指針を確立する。
(2)セルスタックに関する材料コンセプト創出
新規材料の設計指針を確立する。
Ⅱ.プロセス実用化技術開発(助成)
生産性向上のための実証
固体高分子形燃料電池利用高度化技術開発事業
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Ⅰ.普及拡大化基盤技術開発「出力密度×耐久時間×1/(単位出力あたりの貴金属使用量)」が現行の10倍以上を実現する要素技術の確立が目標。 単位出力あたりの貴金属使用量を減らす、耐久時間を延ばす、出力密度を上げる。これらはいずれもコスト低減に直結するもの。
Ⅱ.プロセス実用化技術開発2020年度以降の市場導入拡大を見据えた生産性の向上(10倍)が目標。燃料電池車の生産台数を飛躍的に増加させる際に律速要因となる燃料電池スタックの生産性を大幅に向上させる。
事業目標
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高効率・高耐久等を実現する材料開発のための基盤技術
3D visualization of PFEC anode 反応プロセスの3次元可視化
水生成・移動プロセス可視化
性能評価技術
反応解析技術
材料コンセプト
Catalyst Membrane
普及拡大化基盤技術開発の主なトピックス
Pt触媒の酸化状態分布Pt触媒の3次元分布
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事業実施体制
コアシェル触媒の検査技術開発石福金属興業株式会社
カーボンセパレータの製造プロセス及び当該品質管理プロセスに関する実用化技術開発日清紡
高生産性、信頼性を有するMEA連続生産装置の開発SCREENファインテックソリューションズ、SCREENラミナテック
高品質・高信頼性炭化水素系電解質膜のプロセス実用化技術開発東レ
PEFC設計支援基盤技術開発
(イ)MEA性能創出技術開発FC-Cubic
MEA性能評価技術開発FC-Cubic、JARI、山梨県
MEA解析技術開発日産アーク、FC-Cubic、電通大、名大、自然科学研究機構
MEA設計指針技術開発FC-Cubic、京大、北大、東工大、東北大、東大、NIMS、JARI、山梨県、
日産アーク、上智学院
(ロ)非白金系触媒の革新的高機能化のためのメカニズム解析(ロ-1)横国大、東大(ロ-2)東工大
セルスタックに関する材料コンセプト創出
(ハ)先進低白金化技術開発
同志社大(再委託先:石福)、東北大、千葉大、豊田中研、産総研
(ニ)セルスタックに関わる材料コンセプト創出山梨大、岩手大、信州大、東北大、TKK、カネカ、パナソニック、日産アーク
(ホ)金属原子直接担持による触媒高性能化コンセプトの提案
東京理科大
(ヘ)カソード高機能化に資する層界面設計
同志社大、信州大、九州大
普及拡大化基盤技術開発 プロセス実用化技術開発
コンセプト・設計指針提示
解析評価
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プロセス実用化技術開発のテーマ一覧
テーマ名 実施者
コアシェル触媒の検査技術開発 石福金属興業株式会社
カーボンセパレータの製造プロセス及び当該品質管理プロセスに関する実用化技術開発
日清紡ホールディングス株式会社
高生産性、信頼性を有するMEA連続生産装置の開発株式会社SCREENファインテックソリューションズ株式会社SCREENラミナテック
高品質・高信頼性炭化水素系電解質膜のプロセス実用化技術開発
東レ株式会社
低コスト化にも繋がる燃料電池の性能向上、生産能力の大幅な向上、適用車種を乗用車から商用車へと拡大するための耐久性の向上といった技術的な課題に対し、大量生産技術について検査技術を含めた研究開発を助成。
表 平成30年度実施案件名一覧
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目次
1.NEDOの機能
2.現状のFCV関連事業
3.本会議の目的と進め方
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共通課題の抽出
公的機関であるNEDOがハブとなり、複数のFCVメーカーと“量産したからこそ判明した、今後重点的に取り組むべき技術的課題”に関する議論を開始。
これらの課題を整理し、各社が個別に取り組むべき課題と、共通的技術課題を整理。
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本会議の目的
これまでに整理した共通課題等に関する情報を広く世間に提示して問題意識を共有。
⇒研究開発活動の方向性等の参考情報に。
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本日の進め方
第1部:量産化したからこそ見えてきた「FCV用燃料電池の現状と課題」について、個別FCVメーカー様よりご講演。
第2部:「次世代のFCV用燃料電池開発に向けて」中長期的観点からFCCJ様よりご講演。
第3部:質疑セッション。各ご講演内容を補完し、技術的な質疑応答を期待。
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http://www.nedo.go.jp/