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1997年2月1日

日本ラテンアメリカ協力ネットワーク (しゴム) 発行

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そんりさPbj.30

目次

診逹一ミノレー鬮降竃践蒋川菫;創可一一引寧

MRTA「トゥパク・アマル革命運動」-武器よさらば 葱…、

278ペルーをもう少し知りたいあなたへ

石油開発に脅かされる先住民族(サバイバル・インターナショナル)

冠藍クプァ害デマラー寿司。平力函

和平合意調印にあたり(フアン・レオン)

コナビグアの今後の活動について

ら才量三侭昌=~m句i8ナ

て91567

1111

フェルミーナさんの話を聞いて

コナビグアヘの今後の支援について

テマスカルができました

莎韓四フシ宮一ゾープー謬韓

「禁じられた歴史の証言」ロケ・ダルトンほか 19

斜、、諭1

☆AⅥso

あれこれインフォメーション 21

弘達2-= ̄「クワララァヴ臣;■功」鋪屋厚甸 22

そんりさW、29.5に関する訂正

1)3ページ目「僕のグァテマラ日記」CUCリゴペルタ・メンチュウ氏のCUC

達鬮除。

2)RECOMカレンダー内「ヘ・ルーほんとのはなし」の主侭をレコムからレコム・ペルー

’グループへ訂正

'3)1月25日ビデオ上映会「中米の奇跡」を「中米の軌崎】へ.訂正

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☆ベルー緊急報告第一弾☆

緊急ペルー報告第一弾!

B征正ごTA「トゥン<クーアマノレ革命運動」

-武器よさら0コ「-

アルバロ・デル・カスティージョ(滞日ペルー人)

96年12月17日、「トウパク・アマル革命運動」(紐TA)の分子がリマにある日本大使公邸

を占拠した。反体制暴力活動が続いた後でペルーに訪れていたうたかたの静けさは破られ

てしまった。今回の残念な出来事によって、ペルーは世界中の報道陣の注目を集めること

となり、ペルーのイメージにとっては全く好ましくない状況になってしまった。フジモリ

大統領政権にとっても同梯で、政治統治上、重大で困難な問題に直面することになった。

/翅、、鰹、、麺RZV4 ど=‘ま?

lmTAは反乱組織だが軍事的・政治的に壊滅されている。今回の行動は反乱行為の鰻後の

ものであり、国家に対して一方的に宣言した戦争を続けていくためではなく、これを終わらせるための行動だ。しかし終わらせるというのはより難しいものであるのだが.、・・

そこでlmTAとしては栄光に包まれてというわけではないにせよ、面子を保った形での投降を模索している。人質をとる作戦を実行したのも、その目的から、より良い条件のもとで交渉をするためであった。

1980年代からの、毛沢東主義を標傍するセンデロ・ルミノソなどを含む教条的な武装反乱組織とは異なる路線を目指して、MRTAは1982年に結成された。「統一左翼」(ペルー左派の合法政党)に加わらないでいた様々な過激派が集まって作られたのだ。

lmTAは最初から、イデオロギー的にも軍事戦略的にもセンデロ・ルミノソとの違いを意識しており、反乱勢力内での覇権や人々の支持痩得をめぐってセンデロと争ってきた。そのため、センデロとは異なり人権への配慮を掲げ、生産基盤設備を破壊したりせず、また民間人の生命を尊重してきた。

繩彼らの重要な特色として、首尾一貫した政治計画を欠いていたことがあげられる。イデオロギー的特徴が明確ではっきりしたことは一度たりともなかった。ゲパラ信奉者たちの漠然とした理念と70年代のロマンティックな社会主義とが混在しており、キューバ革命や、民主主義政党に非常に近いポビュリズムをモデルとしていた。目指されるべき新しい国家像や社会像を呈示することもなかった。センデロ・ルミノソと違って、アビマエル・グスマンのような組織内部を結束させるシンボル的存在のリーダーはいなかったし、熱狂的な戦闘部隊もなく、「自分たちこそが真理の体現者である」と狂信しているわけでもなかった。このようなイデオロギー面と戦略面での不明確さは、組織に多くの問題をもたらした。数多くのリーダーの間で各々の利害が異なり、それは度々武力による内部抗争で処理されたため、組織を更に弱体化させることになった。しかしながらこの政治的原理主義の欠如が、リーダーが逮捕されても立ち直れるという具合に、かえって組織の延命に役立つこととなったのだ。そんなことから、この組織の壊滅が何回も宣言されたにも関わらず、政府

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☆ベルー緊急報告第一弾☆

に対して人質をとって暴力的なゆすりをかけるという今回の蕾事件が起こせたのである。

、鉦正翌変、△@つf7言j鞍燈

MRTAはアルトワリヤガと呼ばれるペルー北東部の熱帯低地に反乱拠点を拡大した。樹木が生い茂り、人の入りにくい熱帯林地域を利用したのだ。アルト・ワリャガはコカの生産地の大半が集中していることで有名な地域だ。ここから世界のコカイン消費の4分の3に相当する原材料が供給されている。MRTAはこの地域を武装支配することによって、麻薬密売と大きく結びつくこととなった。「革命目的のために拠出金を出させる」というのがその口実である。無法な闇の実利主義で動く麻薬密売人達にとっては、金を払うことで自分らの商売の安全が確保されるのであるから何の不都合もない。しかし、MRTAにとってはこの麻薬組織との同盟関係は後で非常に高くつくものとなった。1990年頃には、lmTAはリーダー間の悲惨な内部抗争から抜け出すことができるようになっていた。その頃までの抗争は表面的には政治的醤導権をめぐる争いであったが、その実、密売人が残した金の分け稠前争いが原因となっていた。こうしたことはMRTAの支持者に不信感を抱かせ、その多くが組織を離脱してしまった。軍事戦略についても必要とされる一貫性がなかった。企業経営者の誘拐を優先させてみたり、また戦闘部隊を組織して、扇情ネタが売り物の新聞の後援のもとで、派手なプロパガンダをやったりしたものの、具体的な戦略が練られていたわけ

ではなかった。そしてMRTAは国軍によって易々と叩かれることになってしまった。軍がセンデロ・ルミノソの活動に大半の注意を向けていたからHRTAは何とか生き残っていたので

あって、最初から敗北は決まっていたようなものであった。一方で警察はMRTAの内部に入り込んでいて、大部分にわたって内部から組織を崩し、リーダー逮捕の基礎を築いた。そして最後のとどめは、フジモリ政権によって発布された「徴悔法1.1)であった。これによ

って何百という戦闘員がリーダとともに武力闘争を放棄し、投降と改俊の条件を受け入れ、

法律に規定されている恩赦を受けて社会に戻った。残っているのは、僅かな武装分子による小さく散在したグループだけである。現在MRTAの総力は50人にも達しないものと推計されている。

’1Nw愚、'二葛曽`ニナ縁璽愛匡推『鱗7易對謹ムヱノ、z〕湾寅。愛=、こ”し-

一社会鬮馴魔に対する不億一

ペルーにおける政治的な暴力については、駆け足の分析では、国民や社会の大半をおお

う構造的な貧困がその原因であると説明されている。この指摘には同意はする。しかし、貧悶が唯一の原因でもなければ根本的なものでもない。貧閥はそれ自体では暴力を意味す

るものではない。多かれ少なかれ、貧困はラテンアメリカのいくつもの国に存在している

が、ペルー社会を崩壊の危機においやったような悲惨な暴力とは結びついていない。貧困

は常にペルーに存在してきたのであるが、政治的暴力の発盤には貧困とともに別の要因も作用しているのだ。

私の判断では、まず第1には、ペルー領化の広大な地域において、国家体制が脆弱であることまたは潤家体制が存在していない、ということによって説明できると思う。そして

詣一

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☆☆ベルー緊急報告第一弾

111

〆エ

、ペルーの社会内部に存在している根深い社会

分裂が、15年以上にもわたる社会経済政治の

混乱という災厄をもたしたのだ。社会組織は

弱く、常にほこるんでおり、政治や経済の状

況次第の圧力に左右される。この巨大なジグ

ソーパズルは、一つのペルーとして確固たる

ものに仕上げられないできたのだ。アンデス

高地の住民や東部熱帯低地の住民は社会的に

も文化的にもペルーに統合されてはいない。

政党や政府その他の市民団体が行う様々な政

治的な活動において、彼らは国民、市民と見

なされていないし、位置づけられてもいな

い。そもそも多くの地域で異なる言語が話さ

(`、傘、れているのだ。国家のプレゼンスは最小のものでしかない。ようやっと、警察の派出所と

ちっぽけな学校があるだけなのだ。地方分権化のプロジェクトは実現されていないのは、

こうした困難が存在しているからだ。

第2番めとしては、恒常化した無秩序とカオスとに彩られた、ペルーにおける社会制度

の崩壊や破壊があげられよう。70年代から連続して生じた社会的、政治的変動*2)は、ペル

ーにおける社会制度の権威を失墜させ、崩壇させるきっかけを与え、これに影響を及ぼし

た。一言でいうならば、人々の「不信感」をもたらしたのである。

ここでいう社会制度とは以下にあげるものである。

1)司法梅力:今日のペルー人にとって自分たちの権利を守ってもらうには、とてもお

すすめできるような場所ではない。

2)警察機構:これは警察自らを防衛しているにすぎない。給与の補填に不可欠な賄賂

を請求する。民間のガードマンが増えているし、地方自治体が独自の警

備団を組織するなど、無防備な社会が自衛手段に訴えなければならない

状況にどんどんなってきている。

(`、鱒、3)行政槻樹:伝統的に不効率で役にたたない。更にその静脈には汚職が流れていることをつけ加えなければなるまい。

4)教青:公教育は普及せずどんどん私立化している。ペルーに暮らしている者は

誰一人として、公立学校で教育を受けることが効率的なことであるなど

と思ったりはしない。

5)政党:不信の底に落ち込んでおり、社会的支持を失った孤児となっている。市民はペルーの社会的政治的経済的危機の責任は彼らにあるとしている。

こうしたこと総て、ペルーにとって、また自由で民主的で平和な社会であろうとする望

みにとっても、益するものではない。

フジモリ大統領はその政栂の初めから、政治の舞台で生き残るという個人的な政治的利

害と相まって、可能な限りペルーの社会制度の権威の失墜と崩壊を手がけてきた率3)。彼は

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☆ベルー緊急報告第一弾☆

社会制度を攻撃し解体を主導したが、この状況を改めるような効力のある首尾一貫した新しい制度を計画しているわけではない。

いろんな意味で暴力性は示されている。選挙で勝つために嘘をつく政治家。頭も使わず努力もしない一撹千金のシンボルである麻薬密売。植民地支配的な伝統をもつ生活文化に

潜んでいる暴力性。暴力には政府官僚、警察、企業人から屋台の露店商人まであらゆる社会的な存在が絡んでいるのだ。とりわけ、社会を導き拠り所となるのに役立つような倫理が欠けていること、こうしたこと総てがペルーにおいて政治的な暴力の発生に影響を与えているのである。

メラゴィ冒戸と7市F上弓引麿士=善ごつ名廼箇W30

今回の事件で、最も懸念される側面の一つは、外国人がペルーに対してどのようなビジ

ョンを持つかということである。新聞が行ってきた、文脈を無視したセンセーショナルな

報道によって、ペルーが独自に抱えている矛盾は説明されず、反体制行為ばかりが強調さ翻れている。現実には、ペルーにおいてはもはや国家体制を危機に陥れ、市民の生命を絶つような反体制暴力は存在していない。

しかしこの残念な事件に対して、市民社会が重要な役割を果たしているということが際

だっている。橡々な活動の領域から、暴力のない平和的解決にむけての発言が出され、デ

モ行進などが行われた。市民社会の意見は、政府当局の責任者が意思決定をする際、決定

的に重要な要因となった。市民社会は様々な呼びかけを行って、平和のためのミサや祈祷を組織してきているのだ。

刃こ手pfPQ7刃寧ろ尖§@つ掴g勇寓

矛盾と困難に満ちている。mTAは武力によって法的秩序を破壊してきた。国家の側とし

ては法的立場から、法律を破ってきた者達と取引をすることはできない。国家は法の代表

であり、その適用の責任があるからだ。交渉の場を設定するために、MRTAと国家の両者に

とって交渉を保障するような、公の制度的な調停者が探し求められてきた。しかしながら、

交渉をしたとしても、政治的観点からはペルー政府は一つの障害に突き当たっており、こ翻れを解決しなければならない状況にある。もし、力による脅しの前に屈して皿TAの要求を

飲めば、ネガティブな前例を作ってしまうことになり対民主主義的秩序にとって非常に好

レコムペルーグループへ参加のお鴎い 、

2月例会2月15日(±)午後3時~6時当会東京碩務所(水逝機釈すぐ)

ビデオ上映やペルー在住軽験者を交えてディスカッ海ン等を行います。

☆参加希望の方は事前にご連絡ください。

☆連絡先:TEL/FAXO3-3222-O433レコム

〒101束京都千代田区三崎町2-13-5影山ピル205

☆グループ活動に関しては22ページを参照してください。

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☆ベルー緊急報告第一弾☆

まし<ないことになってしまう。一方、突入などの力づくでの解決を選択することは、人命という高いコストを払わねばならず、そして国民の意見や外国政府からの要望を前にしては、恥知らずな行為となろう。MRTAは、取引をするという姿勢で臨んでいる。彼らの要求は時間がたつにつれて変化してきており、一見したところでは妥協の余地があるような態度を見せている。実際には、要求することはそんなに多くはないのだ。今の政治状況はどんなものなのであろうか?公邸占拠直後では、政治的な局面は政府にとってあまり好ましいものではなかった。1996年はフジモリ政権にとって最も困難な年であった。経済は停滞し、インフレが再燃する兆しを見せており、失業が増え、貧困が増大していた。大統領は顧問団のことも合わせて、また軍との関係においても、重大な政治的困難を抱えていた。大統領支持率は96年1月の75%から12月には45%に落ち込んだ。これらは政府の行動を分析するためには重要な指標である。ペルーの政治においては、いつも短期的な目の前の計算が優先されてきた。そして何をおいても選挙に結びつくかどうかが優先された。フジモリは大統領の第3期目を望んでい

く`、,隠、るが、彼の大統領続行の目論見は、日本大使公邸の人質問題に対する解決いかんにかかっ'ていよう。糊

mTAは最後の賭に出ているのだ。軍事的政治的に壊滅され、その主要なリーダー達は捕らえられ、数多くの戦闘員は投降するか死ぬかし、暴力行為のため市民からは見放なされ

た、と指摘されている。

彼らと合意を結ぶべきなのであろうか?私はそうすべきだと思う。ペルーにおける暴力という問題にたいして、最終的な解決を模索をしようという困難な状況を前にして、個人的な政治的打算はやめるべきである。解決、それは単に人質と公邸の解放(もちろんま

ず最初に行われるべき事である)だけにとどまるものではなく、それ以上に、もっとグローバルな合意に達すること、餓終的な和平合意を達成することであってほしい。国益を慎

重に考慮し、罪なき人々の生命を守るという大切な責任を考え、未来を見ながら、政府が、

その役割をわきまえることを怠ることなく、この15年にわたる政治暴力の悲しむべき歴史

の一端に終止符を打つということは、可能なことだ。それは、内実のある合意の達成とい

う意味であって、美辞麗句だけの宣言を超えるものでなければならない。平和的解決の模

索は単純な作業でも簡単なものでもない。しかし、それは不可能なことではないのだ。

'《!。、い(翻訳重富恵子)*)は訳者注

*1)「俄悔法」はフジモリ政権のもと1994年11月まで適用された法律で、これに従って

武力行為を反省し投降、改俊すれば恩赦をうけられた

*2)軍政から民政への移管、自由主義路線の破綻、ポビュリズム路線の破綻、経済悪化

など70年代以降ペルー社会は大きく揺れ動いてきた。

*3)国会閉鎖や自主クーデターなどがその代表的なものであろう。

塞急一鯉

問藍

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☆ベルー緊急報告第一弾☆

ZE

〃-鰯妙↓惣雌噸雄へ 参考図書案内

「軍と革命-ベルー軍事政権の研究」大串和雄署/東京大学出版会1993

「ラテンアメリカの新しい風-社会運動と左翼思想」大串和雄署/同文館1995

「センデロ・ルミロソーベルーの<輝ける道>-」太田昌国共訳/現代企画室1993

「深い川」桃・マリア・アルゲタ、稽杉山晃訳/現代企画室1993

「士地か死か-ベルー土地占拠闘争と南米革命」ウーゴ・ブランコ署山崎カヲル訳/柘植書房1974

「ベルーの現実解釈のための7試論」桃・カルロス・マリアテギ薯/柘植書房1988

「アンデスの女たち」キャロル・アンドレ堵サンデイ・サカモト訳/BOC出版199398

「現代へ.ルーとフシ・モリ政権」遅野弁茂雄箸ノアジ耀済研究所1995歪繍、)

いの

ペルー・アマゾン

モービル石油により

生命の危機に瀕するインディオの人々 “

どづか丁箪凌手iMfを次の住所に送ってください。

H・EAIbertoFUlimoriPねsldenteofPeru

PalaciodeGobierno,PI錘adeArmas,LImal,Peru

FAX:+51-1-433-1945

Mr.LucioNoto

PFDsidenteandChaimuan

TheMObⅡcope剛on3225,eaIlowsRoad,VI『giia,22037.0001,USAFAX:+1‐703.846.1114

先 7

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☆サバイバル・インターナショナル☆

アメリカの巨大石油資本モービル社が、これまで外部と接触のなかったペルー・アマゾンのインディオの土地に入り込もうとしています。1980年代には、シェル石油が、同様な賦掴調査を行い、その結果、50~100人ものナフアーインディオの命が奪われました。

叶西にhLラス・ピエドラス川鋼51にペース・キャ

ンプを設け、20樋のヘリコプターと600人の従H【貝をそこに田圃rすることが必要になります.そして

採掴祖を持つHbj5lの至るところでfHnkテストを行うことになっています.彼らの叶団はインディオの

人々が■としているその地域の!『生生駒に深刻なHチ

■を与えるだけでなく、これまで外部とはまったく隔絶した中で平和'琴らしてきたインディオの人々と外来者との笹、白を余俄なくしてしまいます.モー

ビルもtは自分たちの叶因によりインディオの人々にふりかかるであろう由魍を、知らないといって逃げ

ることはできません.何故なら、彼らは、80年代にシェル石油がその近くで行った同押な拭飼函迩がそ

こで暮らしていた人々にもたらした胆劇的■態を十二分に承知しているはずなのですから.

3月26日、モービル石油は.ペルーの国営石油会社、ペルーペトロ社と契約識5砥痢77鉱区。館78A』区として知られている2つの地壊(それぞれ

が150万ヘクタールという広さ)を裏地田玄する

相利を得ました。モービル4tが最重圏メンバーであ

る俄権団には、エルスエクソンの両者もメンバーとして加わっています.

このふたつの鉱区はペルー・アマゾンの南東FB、マードレデ・ディオス(「神の母」の忠)として

知られている地域にあります.19もの田なった郡賎のインディオたちの暮らす土地であるということに加えて、この地域は蝿球上で最も多樋な生態系をもつ」土地として知られています.'9世紀には、ゴム因ブームによUこの』誠ロは、曳滋的な1mを受け

マシュコーピロとアマフアカの人々は.遊牧民で

あり.とりわけ.ア々フアカは一年を通じて非常に

長い塵■を$BHIすると思われます6

モービル社のQf西は、インディオの土地に対する外

部からの艮入.侵略を石油資本が

加速するという.まったく典型的なものです.コロ

ンビアで'よウワの人々が、別の石油E【本オキシデ

ンタルtt口噛らの上地に入り込人'でくることを断固

拒否しておU、もしそうした$麹が起これI孟繁因

自殺も辞さないと百っています.

次の点を強圏して下さu

■モーピノ姥tの侵入により、第アアHk区にこらす未

接触のインディオのいくつかが、彼らがま舞竺唆したことのないさまざまな疾病や日0力によって死んで

しまう可89ftが掴めて高いので.モービル4tは彼ら

の土地に入り込んではならない.

■ペルー政府は、これ以上のインディオの土地への

侵入から、彼らの土地を守るために緊怠の描量をとらなけ\hばならない.

■第78hk区に暮らすインディオたちの掬矛リも同樺

に尊■されなければならない.モーピj姓tは彼らの

同定なしに彼らの土地での石油擢査を行ってはならない.

(翻駅:大屋幸子)

の9段人ロの何と95%が

1は武力衝突によって夫

窮78鉱区は.第77鉱区よりさらに南に位伍し、

そこにはアラサエリ、,プキリエリ、アラクンプト、キサンパエリ,サピテリ、ピロ、マチグエンカなど多くのインディオの村々があります.この舷区の西部地域にあるアマラカエリ係歴区はハラクンプトの人々の土地として保菌されるべき地域のはずですが、その保因区内でも、モーピノ暁tは試飼国宝をし

ようとしています.この保臣区をつくるための囚整合意を政府は延ばし技けています.モービル4tが拭鋼画査をするN目の陣百を股けたくないのです.

第77は区はリオ・デ・ラス・ピエドラス川の源流に、。ほし・、ブラジルとの国境地帯に鷹捜しています.そこには`少なくとも3部鰻は、外部との接触のないインディオの人々が暮らしているようです.1.ヤミナフア.パノアン囲族にH1する.

1980年代半ばに、彼らの同族の人々が住む埴蟻で、シェル石油が石油のI武圃を行ったが、この時.シェル石油の1M黛貝やそれに纏いてやってきた材木切りだし人夫たちと接触したことが原因で、百日ぜき.跡炎がひろまり、半数以上がなく川たった.2.マジュコーピ則アラワク田族.…モービル石油のI、査地逓内でたピパたび目撃されて

いる.

3.アマフアカと思われる別のインディオ.ピエドラス川些嵐とブルース川の支施ミクハール

川に挟まれた地田【にいることが厩告されている.

地域のインディオ組織、フェナマッド

(FEMMAD)の中のハラクンブト民旗会函はr自分たちが檀利を有する土地、とりわけアマラカエリ保圃区に対するモービル石油の侵入に反対の愈思」を表明しています.

ペンの力1

政治家の受け取る手媛通は.わざわざ手I9Lを書い

たりしない数百人の人々の通見を代表するものと考

えられています.(堀合によっては、600人とも茸われています.)

何分田かを使って、このニュースレターに示してあ

る宛て先に手艇を谷くことでbあなたはペルーのイ

ンディオの人々を助けるための効果的な行助を起こしていることになるのです.

■英田でも.スペイン菌でも、あなた自身の箇函でもかまいません.

■短く、

■丁寧な文面であることが肝要です.しかし、、あな

たが、この件に関して重大な関心があることを述べて下さい.

外部の世界と隔箆して生きるヤミナフアの村をうつした空中写真によると、真ん中にロングハウス

(民大家歴、、艮思式共同住宅)があり.そのまわりを幾つもの小国が取り囲んでいるのがわかります.谷

厨の水源地帯に生きる彼らは、おそらく狩翻、採孤にほとんど依存しており.過黛、&策が占める割合はごく小さいものと考えられます.男も女も餌の瓦ん中を丸くそり上げ.月に小さなペンダント飾りをつけています。

石油の試鐡でIijtmTのあちこちにNHBBを仕掛け、その畑H2の暗の援助波によって石油が埋囲されてるかどうかを探査するわけです.そのためにモーピルセ士

縄HlIl6ill1麗鰹鰡懸鵬埴■麓を過る叶面です.弟77鉱区に対する彼らの

あなたの助力が必要です.

今まで、サバイバルの手鼠キャンペーンは多くの成

果を生んでいます.色鯛するだけの価値は十分にあるのです.

サバイバル・インターナショナルは先住民族を支援

する世界的力別■です.先住民、Eが自分達の未来を自

分連自身で決定することを主彊として掲げ、生徒匡

族が自分REの生命、土地.人相を守ることができる

よう支田して(唆す.

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唾:〒栞市爾軍皮二m1-7-36■錘加

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☆特集一和平から未来へ向けて

和平から未来へ向けて-グァテマラー

1,M.29.5号で第一報を送らせていただきましたが、グァテマラでは96年12月29日

に最終和平合意が締結されました。15万人の命を奪い、20万人の孤児、そして国外難

民を生みだした内戦は、これで終わりを告げ、グァテマラはこれから新しい時代へと入っていきます。

和平交渉の過程で締結された諸合意をもとに、グァテマラの人々はこれから未来を、新しい社会を創りあげていかなくてはなりません。

これまでの主たる合意

*包括的人櫓合意(人樒保証制度の強化、94年より国連の人臘検証団受入など)

*真相究明委員会の設置(最終和平合意後に過去の人権侵害の真相を究明するために設置)

*離民の再定住に関する合意

*先住民族のアイデンティティーと諸梅利に関する合意(UbJ、18,ノ9脚〃DLC”来日資料集に全駅)*社会経済および農業問題(W,25参照)

*軍の役割と市民社会の強化(W、29参照)

注)グァテマラの和平プロセスに関しては狐崎知己ログァテマラ紛争解決へのプロセ

ス。「冷戦後の中米一紛争から和平へ-」石井章鰯1996年3月、アジア経済研究所をご覧ください。.

_和平合意調印にあたり-ファン.レオン(マヤ民族の権利塵守る会)1W、12.28石川智子インタビュー

和平合意の過程、そして合意を高く評価すべきでしょう。これほど多くの市民や、様々なセクターの多くの組織が、それぞれの必要性に応じて意見を出し合い、政治的に参加したのは、グァテマラの歴史の中でこれがはじめてだったのです。その中でもマヤ民族の参加はとても重要なものでした。

、瀞合意の′鰯『について

合意の内容は、すべての問題を解決するものではありませんが、これまでのグァテマラとは異なる、新しい社会を築くための物差しとなり、可能性を開くことでしょう。市民の幅広い参加を許し、経済的関係、民族間の関係、女性や先住民族への差別、偏見、国家理念を修正する余地を与えるものでしょう。

特に、これらの合意から渡得した政治的な利益が重要です。つまり、法が認めている組織として、(市民による)より自由な活動を促すことができるのです。これまで市民の考え、思想、表現を押さえるために、軍・横力層は市民をコントロールし、ゲリラとして暗殺、虐殺、誘拐、拷問、脅迫といったことを繰り返して来たわけですが、その彼らの正当性を失わせることになるでしょう。そして市民の恐怖を取り除き、より大きな参加の可能性を開くこととなるのです。

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☆特集一和平から未来へ向けて

しかし、その一方で経済的な利益はほとんど見るべきものがありません。政府や金持ち

層は、貧しい、何も持っていない市民と利益を分かち合うような意志は持っていないので

す。貧困は将来の課題として残されてしまうことでしょう。

今鍵に向けての/翻圏

この調印自体はまた形式上のものであり、これだけで平和が築かれるわけではありませ

ん。調印式がフイエスタとして祝われる一方で、それだけでは十分ではないことをあらた

めて、考えなければなりません。交渉の過程より、締結後のほうがさらに困難に思われま

す。誰が、武装闘争を起こした根本的な問題を解決する意志を持っているのか・・・

そして今、スペースを開くための闘いは終わり、”要求する”から、自ら提案し、実行

することへ移行しなければなりません。しかし問題は人材がいないことです。新しい考え

方、戦略、行動、組織形憩が必要とされています。民衆の手に権力を取り戻すた66には、

経済、開発、財務のグローバルなプランを作れる、技術、専門性を持った人材を育成しな

'1m勵寓ければなりません。また今後、組織/個人間で、競合が生まれるだろうと思います。ある組織は他を排除し、

自分の手に権力を集中させるために全体の利益を無視するかもしれません。ですが、考え方が同じだろうと違おうと、合意の履行という同じ目的のために、力を集めなくてはならないのです。

また、もう一つの問題は、市民に政治的な能力があったとしても、財源がないことです。

国際機関、他国政府、グァテマラ政府は、資金を市民社会や組織、先住民族や女性の手に

は渡さないのです。とてもよいアイディアを出したとしても、それを進めるための資金がないのです。

 ̄わ

鑑住民麓として

先住民族にとってこの調印は、目的達成のための長い道のりの第一歩にしかすぎません。差別や貧困をなくし、樒利が尊重されるようにするためには、闘いは続いていくのです。私たちとしては「先住民族のアイデンティティーと諸権利に関する合意」にもっとも大

rきな関心をおいていますが、その履行のために存在する唯一のコーディネーターがコプマグア(マヤ民族協議会)です。そこでは既にテーマ別に8つの委員会を設置しましたが、これによって仕事の質を飛躍的にあげることができると考えています。組織ごとの参加という形を破り、各委員会に代表を出すことによって、無駄な力の分散を防ぐことができるのです。

しかしここでも人材の問題を抱えています。優れた人間は殺されたか、国外へ亡命し、今、準備ができている人材がいないのです。人材を育成しなければいけませんが、それまで待っていることもできません。そこで、先住民で技術的・専門的知識を持つ人のリストを作り、運動に参加していない人からも人材を探し〈契約して使っていく必要があるでしょう。政治的理念は別問題なのです。

また、大学教育6年を終えるまで待っていられないので、現実に即した形で、私たちの専門的な学校を作る必要を感じています。しかしその資金は国家予算からとってくるべきだろうと考えています。援助や自己資金で賄っていられるものではないからです。

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…を缶一一一

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☆特集一和平から未来へ向けて

コナビグアの今後の活動について(1996年11月9日フェルミーナ・ロペス)

今日ここに来て皆さんとお会いすることができて非常にうれしく思っています。またグァテマラの様々な民衆組織を支援し、こうした機会を作ってくれたレコムに感謝します。さて私たちは既に8年間活動してきましたが、この8月に臨時総会を開き、和平合意後にどのような活動をしていくかという事について話し合いをしました。私たちが重視しているのは、既に締結された合意文書(先住民族の橘利とアイデンティティへ社会経済合意など)のなかで、これまで社会から排除されてきた貧しい人たち、また女性の社会参加について取り上げていることです。こうした状況を受けて、私たちは新しいメカニズムや手法で、新しい活動に取り組んでいかなくてはいけないと考えています。私たちがこれまで8年間にわたって取り組んできた闘いの一つがその目的に到達していくなかで、私たちはこの(12月29日に最終調印がなされる)和平合意を新しい出発点だと考えています。女性の組織としての新しい挑戦がそこから始まるのです。私たちは合意文書や内容を学び、分析していかなくてはなりませんが、その前提としてコナビグア・メンバーへの識字教育を行わなくてはいけないと考えています。

穴、、93

識字激瀞・リーダー育域

,私たち女性は教育を受けることもできず、多くの女性が読み書きができないままです。1万5千人のコナビグアのメンバーのうち、100人ぐらいしか読み書きができないのです。そこで臨時総会で、私たちのメソバーの要求もあり、集中的な識字教育に取り組んでいくことの重要性がとりあげられたのです。そこで識字教育のプロモーター育成に取り組み始めています。本当は教員資格を持っている人が好ましかったのですが、それだけの人材はいないので、少なくとも小学校3年は終わった人を養成していく形で始めています。そして2000年までには千人以上の女性に対して識字教育を行うことを考えています。もちろん長期的には全員が読み書きできる

また、将来の活動のために、私たちの中からリーダーを養成することが重要だと考えて'TiwI1》ようにしたいのですが・・・

います。タイプやコンピューターの指導もしたいと考えています。

嚢育のimi題に向けて

教育の中で女性がいかに排除され、差別されてきたかを分析することが必要とされています。女性に対する差別、参加を妨げてきた問題について、今後どのように解決していくかという点において、この事は重要なのです。そこで私たちはジェンダーという問題にも取り組んでいかなくてはならないのです。まず家庭の中で父親に対して、あるいは教師に対して、女児も同等に教育の権利があることを教えていかなくてはなりません。そこから不平等が始まっているからです。教育改革については「先住民族合意」も言及しているわけですが、今後いくつもの大匙肝な仕事が必要なのです。これまで教育は権力をもった一部の人間のためのものであり、先

11

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☆特集一和平から未来へ向けて

住民鵬女性に対する特別の規定はなかったのです。しかし現実的な排除に対する優遇策をとることが必要だと考えられます。今後どのような教育を行っていくのか。ばらばらな取り組みではなく、統合的な教育が必要なのです。こうした問題に対処していくには、教育のための法律を改正するために、村々の声を拾い上げて、提言をしていかなくてはなりません。

言葉の問題に関しては、他の言葉がいらないなどと言うつもりはありませんが、まず自分たちの言葉を学べるようにしたいもので式。

ノU雛7での活鰯

f,駁、私たちは人緬での活動を放棄することはできません。人権侵害が続いていては「開発」~。

といった仕事には取り組めないからです。私たちの活動としては、まず人構プロモーターを育成し、刑事訴訟法などの教育をすすめ、訴訟のプロセスなどを学んでもらうことを行っています。

また、グァテマラでは現在、PAC(自警団)が解体されつつありますが、それが表面的に解体されるだけで、村々では同じような組織が存続するということでは仕方ないので、その解体を監視する必要もあると考えています。(*編集部注:地方の構威の回復の話へつながる)

また免責構造への闘い、つれあいを奪われ、f居住地を奪われた私たち女性が責任追及の仕事を続けていかなくてはなりません。グァテマラでは秘密墓地がたくさん残され~その一方で責任者は野放しになったままです。真相究明委員会が作られたら、コナビグアの女性たちが家族が奪われたケースを語っていくことを通じて、真相究明に取り組んでいかなくてはなりません。

徴兵制度に関しては、現在は強制的な徴兵制度は停止しているわけですが、徴兵i鶴自体

噸欝鰯懸麓欝雲騨曼鰯鰯雲蔑鰯ふ琶襄蕊出していく必要があると思います。社会的奉仕口志願制・良心的徴兵忌避をとりあげる必要があるのです。

大きく言えば軍事化された社会をいかに解体していくかということが求められているわけです。

敏方での劇加鰍醜胸囲筏

それは地方権威の問題でもあるのです。自警団が作られる以前は、治療師や長老と言った伝統的な横威が存在していたのです。しかしそれが自警団によって壊されてしまったわけですが、あらためて村々で意識化を行い、マヤの伝統の中で横威であったのは長老であることを思い返し、自警団ではないことを意識化し直したいと考えています。そしてそこでは女性も参加できることを示していきたいと思います。女性は村の中で-

.-12-

二F

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☆特集一和平から未来へ向けて

度たりとも権威を持ったことがないのです。しかし実際のところ治療師や産婆など、そこには権威があったわけですが、それが評価されてこなかっただけなので、それをあらためて評価させようということなのです。

女盤の銭〃

8年前、コナビグアという女性の組織ができたときは、女性にそんな活動はできないといわれていたのです。ですが実際私たちはこうしてやってきたわけで、地方権威への参加など、私たちがこれから取り組んいけばできないことはないだろうと思います。もちろん、女性たちの権威への参加はまだまだ難しいものがあるでしょう。女性の意識としてもなかなか発言できなかったりすると思います。ですが、参加して学んでいくことを通じて、将来発言していくことができるようになるでしょう。そういう意味で、ロサリーナがほとんど公教育を受けていないにも関わらず、議会に参加して、先住民族や女性の声を伝えていくということを行っていることが、多くの女性に勇気を与えてくれています。そしてまた女性に対して様々な意識化やセミナーを開くことも必要でしょう。‘’ 、

嬢々な鰯i』旨の局面へイ

また開発の仕事にも入っていかなくてはなりません。既に様々な合意文書でなされているとおり、村々の開発が重要視されているのです。

、コナビグアとしては、今年でこれまで3年にわたって養成してきた女性の保健プロモーターが研修を終えることとなります。そして彼女たちが地方の保健所などで働けるように、厚生省から認証されるように働きかけていくつもりです。

農業面での仕事としては、これもプロモーターを育成し、どのように有機肥料を作り、土壌を保全し、環境を保全するかということへも取り組んでいかなくてはなりません。

移行劇Vの中で国際社会との適欝  ̄~ICP

U-? ̄●● ̄

しかし今はまだ移行期にいるわけで、機々な困

難が待ち受けていると思われます。人権侵害も終

わったわけではありません。どんな人間がやって

いるのかわかりませんが、村々でうごめく強盗団

の存在もあります。不安定な空気の中で、これま

で力を握ってきた者が、「じゃあこれからは民主

主義だ」という事になるとは思えないのです。

コナビグア8年間の活動を振り返ってみると、

国際社会からの連帯は非常に重要だったわけです

が、これからも和平合意が紙の上に終わらず、現

実のものとなっていくように国際社会から見守っ

ていただきたいと思います。合意の履行には国際

社会からの監視が必要なのです。

(11月9日のアムネスティー事務所での対談を中心に鰯集部にてまとめ

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☆特集一和平から未来へ向けて

フェルミーナさんへの質疑応答から(各地の講演から編集部だ-部抜粋、まとめ)

「マナB民簾として和平痩への敗り腿参ほどうなって0,藍すか?ノ

「マヤ民族としては『先住民族の諸権利とアイデンティティーに関する合意』を履行させ

ることに最大の力を注いでいます。グァテマラにはコナピグアだけではなく、数百にもの

ぼる様々な先住民族の団体がありますが、それが一緒になって現在、作業委員会というの

をつくり、合意内容について検討しています。そして最終和平合意がなされた後に、この

作業委員会の結果を踏まえて先住民族の代表と政府が『同数委員会』をつくり、そこで技

術的・政治的に具体化へ向けて話し合いを行う仕組みになっています。」

「マ乍腐M鋳として菰えるl闘陶にほど(,ならのオ筋,まず物2?_ノ

<11,,,,「教育問題に関しても、和平合意を履行するためには法律を改正する必要があります。これまでグァテマラの国民の過半数は先住民族であるにもかかわらず、学校で母語を使うことを許されなかった場合が多々ありますし、民族衣装を着て学校へ行くと追い返されることもあったのです。」

「私たちはこの民族衣装のために、軽蔑されたり、差別されたりすることがあります。若

い女性が都市で働く場合、衣装を着るのをやめ、髪を切らなければならないことがありま

す。私たちは自分たちの衣装を含め、文化全体が尊重されるように闘っていかなければならないと考えています。」

「マヤの遺跡があちこちに存在しますが、これらはマヤ以外の人の手によって管理されてきました。私たち、マヤの人たちがそこで儀礼を行いたいときも入場料を払わなければな

らないのです”私たちとしては、私たちの精神世界を回復したいのです。」

解ノ劃,織り越えるためには肌なこと加艘ですか?」

「文化や多様性を尊重するような社会に変えていかなければならないと思います。多くの問題は一つの文化を押しつけるということから始まったのですが、発展のためには、それぞれの文化、多くの文化が共存するということがより重要なことだと思います。」

「差別する人に対して、差別される人も同じ問題を抱えている人間であり、生きる欄H1、働く権利をもっているのだということを伝えなくてはなりません。」

*その他フェルミーナさんの経歴はそんりさVbl.28、コナピグアの活動、グァテマラ女性の声は「招へい資料集」を参考にしてください。

*レコムでは講演会のテープ、ビデオも貸し出しできます。

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☆特集一和平から未来へ向けて8

シニノレミーラトさノレCD露冒をきし、-て(都丸千恵子)

コナビグアを知ってから数年たちますが、今回の来日講演では、これまであまり前面に出ていなかったコナピグアの女性団体としての側面に触れることができたと思います。中米では、先住民族もマチスモ(男性優位主義)の影響から自由ではなく、女性に対する差別が厳然として存在していますが、リゴペルタ・メンチニウさんにしても、コナビグアのメンバーにしても、先住民族に対する抑圧については話しても、先住民族の中での、または、グアテマラの全ての女性に対する差別についてはあまり触れることがなかったように思います。もちろん、先住民族の女性の経験してきた苦労や困難については多くを語っていますが、その原因を女性差別の中に見いだしていく視点は弱かったように思います。

今回、フェルミーナさんの話の中で興味を持ったのは、和平合意がすすみ市民の参加の場が拡大してきている状況の中で、これからやっていこうとしている活動のなかに、ジェ

ンダーによる女性の周縁化の見直しと、共同体の横威への女性の参加が含まれていたこと輌です。

女性の周縁化については、教育を例にあげ、女性であるために教育を受けられなかった女性たちの経験を共有し、そこから問題解決のための提案をつくりあげようとしていると‐

のこと。ジェンダー(社会的・文化的な固定観念となっている性別役割)と経済的理由が重なり合って、女性が教育を受けられないことに気づいていくことは、女性が人間としての権利の主張をするための重要な一歩だと思いますが、ここで、先住民族の女性に対する優遇措置を含む教育法の改正を提案していこうというところが、コナビグアのすごいところです。

共同体の横威というのは、誰が共同体の意志決定をするかという問題で、伝統的な権威に替わって、これまで自警団が実質的に共同体の意志決定を握っていたため、自警団を解体しただけでは共同体が元に戻らなくなっているようなのです。共同体に新しい權威=意志決定機関を再建する必要がある、そこに女性が参加する必要があると考え、それを実現しようとしているのだそうです。これは先住民族の共同体自体を変革していくものではありませんか。

究繩睾蝋亭簔鯛響鰯鱗芳竺穿馴:r三繩と露農灘HFIm、しているのだそうです。この研究所は、和平合意の内容を検討し、市民の側からの対案を作るための助言をし、合意の内容を広めるなどの役割を果たしていると言います。こういう、市民にとって是非とも必要なものをつくってしまえる国会議員というのもすごくうらやましいと思います。

日本の女性が、今抱えている問題は、グァテマラの女性の問題とは違うものですが、問題の根底に女性に対する差別意識があることは同じです。コナビグアが問題を解決するた

めに打ち出す方法とパワーは、日本で女性の問題と取り組むときにも参考になると思います。

編集部注:ロサリーナ・トゥユクさん…コナビグアの共同体表の一人であり、一昨年の選挙で国会議員に選出されたカクチケルの女性

一15-

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☆特集一和平から未来へ向けて

=ナピクアアーー@つ今穫隆□D黄ご担巴O二一つ心、て(レコム)

和平合意を受け、コナビグアがどのような活動を行おうとしているのか、そしてレコムで

は今後どのように支援していくのか、現在調整中のプロジェクトについて少しご報告。

目的:グァテマラでは和平調印後の4年間をかけて合意履行が計画されています。そして

そこには他国政府、グァテマラ政府、jvCoの大きな金がつぎ込まれると思われますが、

ほおって置けばこれまでと同じく民衆の手には届かないかもしれません。この合意履行、

そして地域開発に民衆が、特にその中でも差別されている女性たちが参加していくことは

極めて重要であり、そのための餡力養成が急務とされています。

『今、様々な能力のある人が求められています。もう「誰かがやってくれるのを待つ」

「はたから見ている」、「他人に頼んでやってもらう」、のではなく、直接参加すべきな

のです。「参加」はその場に居合わせるだけではないのです。また要求を叫ぶことができ

ても、提案できない、プランを練れない、実現できないでは、彼女たちの存在が利用され

るだけで、いつまでたっても女性への差別を変えることはできないのです。もちろんすべ

ての女性が参加していくことが理想ですが、まず国レベル・地方レベルのリーダーを育て

ていく必要があると考えます。』

活動:97,98年の2年間に集中的にメンバー、特にリーダーに対してプロジェクトの立

案、管理、パソコン利用などの研修を行います。コナビグアとしてすべてのメンバーに同

時に力を注ぐことは困難であり、このプロジェクトでは、スペイン語の読み轡きのできる

国レペル・地域レベルのリーダーを対象とします。

レコムグアテマラ・スタデイツアーのご案内-締め切りまであとわずかⅢ

参加申込:2月ユ0日締切(先着順)

レコムの留守麺こメッセージをお残しください。こちらから早急に資料と申込用紙を送付します。

(mwnlH間:1997年3月8日(士)~16日(日)9日間参加人数:5名~8名(同行通訳含む)

参加費用:¥230,000

ツアー内容:グァテマラ民衆組織(コナビグア・コニック・デフェンソリア・マヤ等)訪問。農村の状況視察。市場訪問など

現地行動日数は約5日となっておりますが、希望者が多い場合には滞在日数の延長も可能かもしれません。

申込先:日本ラテンアメリカ協力ネットワーク

〒101束京都千代田区三崎町2-13-5影山ピル205

TEL・FAX:03-3222-0433

グアテマラの真実をあなたの腹で

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☆特集一和平から未来へ向けて

テマスカルができました

日本の皆様からご協力をいただいたテマスカルが完成し、11月5日より使いはじめて

います。

建設を請け負ってくれたのはキチェのとある村の男性2名(フェルミーナの義兄と隣人)。

場所はコナビグアの首都事務所の台所のむこうの中庭の片隅、そのために大きなアポガド

の木を切らざるを得なかったのは残念でしたが・・・

10月14日から建設をはじめ、2週間で完成。これまでに見たこともないレンガ造り

の真四角のテマスカル。通常使われる日干しレンガは雨の季節はあまり作っていない上に、

首都では入手できないので、より耐久性と保温性のあるレンガを使ったわけです。

乾かすために時間を置いてから、11月5日の午後にはじめて火を入れました。

助産婦(コマドローナ)の母の仕事を見覚えていたホセファが炭を焚き、薬草を入れたお

湯をわかし、その湯をテマスカルの中に散らす。儀式とまで言えない簡素な形ではありま

すが、こうして感謝を表します。 ‘鏑、1M》

薪を燃やすと煙が多く出て、近所から嫌われそうなので、炭を使うのも首都ならでは。

中に座るための板を置いたり、あれこれを皆でにぎやかに整え、この日使いはじめました。

一番のりした3人は、のんびりしていてなかなか出てこない。ろうそくを一本ともした

だけの暗い中、お湯で身体を洗い、ゆっくり暖まりながらのおしゃべりは楽しいもの。し

かしあまりに気持ちがよく、暖めすぎ、長居しすぎ、最後には3人とものびていたらしい

後で聞いたところによると、3人のうちの1人が訳の分からないことを語りはじめた。

白や黒、茶色のひつじがたくさんいる遠い野原を兄弟姉妹と歩いている夢を見ながら話し

ていたようで、聞いていた2人も変だと思いながらも、すでにもうろうと・・・外で待っ

ていた女性たちがそれに気づいて、3人を引きずりだしたそうです。~

翌日、そんな話をしては皆で笑いましたが、何しろそれぐらい気持ちがよかったのだと

言います。

一度に入れるのは3人。入れかわりして1回に10人ぐらい入れます。当初は毎日使っ

たのですが、最近は落ちついて週に1回ぐらい。炭を焚き、たくさんのお湯を沸かす準備

がいり、いつでも手軽にというわけにはいきませんが、入ればやっぱり気持ちがいい。身、体中暖まって、ほぐれて、疲れが抜けて、と。そして、こうしてくつろいで、おしゃべり

したり、それを取り囲んでにぎやかに笑うことが癒しになるのでしょう。

日本のみなさまへご報告がてら、コナピグアの女性たちからのありがとう、をお伝えし

ます。

石川智子96.⑫、8

この調印にあてて、日本からあるいはサンパウロ支局から来るといっていた新聞記者た

ちがペルーの人質事件でかかりっきりで来られない1取材キャンセル!!!彼らのために

インタビューの約束をとり、地方訪問までパタパタ準備などした私がおろかだったのか…

あやまりながらキャンセルを連絡するのが2度も続いてみるとちょっと愚痴ってみたくな

りますが・・・g6.12.30

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☆特集一和平から未来へ向けて

コナビグアのフェルミーナさんがあちこちで講演してくれたわけですが、グァ

テマラという国が抱える様々な問題に取り組んでいこうという姿勢、そして熱意にはあらためて、「はっ」とさせられました。

これまで社会的に排除されてきた人々が、自分たちの生きている社会を、自分たちのものとして取り戻し、創り上げていくという取り組みはとても大きなもの

だと思います。徴兵制度の問題にしても、教育の問題にしても、新しい法律を作って、これまでの制度を変えていこうと取り組んでいます。

ところが私たちは、こういう仕事はついつい「国」の仕事だと考えてしまいが

ちです。つまり誰かがやってくれるものだと。いわゆる「開発」に関わる人も「それは国の仕事だね」とか「それは政治家の仕事だね」と切り捨ててしまう場合がおうおうにしてあるのではないでしょうか。

ですが、「開発=よりよい社会を創る」ためには「政治」に参加することこと

が必要なのではないかと思います。グァテマラでは黙っていては何も変わらないのです。どんな国を創っていきたいのか、一つずつ提言し、法律を整備して、それを現実に移していかなくてはならないのです。

何かそんなことを忘れてしまい、つい「そんな仕事は民衆組織の仕事じゃないよ」、「国がやらなきゃ」、とか言ってしまいそうになることに気をつけなくてばと思います。一人一人が声を上げて創っていくのが民主主義という政治のやり方だったんだなとあらためて思い起こされました。(対)

(`,,、,、

’グァテマラの微笑みを私たちの微笑みに

一グァテマラ基金にご協力ください一日本ラテンアメリカ協力ネットワーク(レコム)では「コナピグァ:つれあいを奪われた女性たちの会」や「コニック:先住民族・農民全国鯛整委員会」などの民衆団体を通じてグァテマラの支援活動を行っています。

(、鰍圃、

平和に生きる権利

蕊議鑿鑿篝

2月22日午後2時30分より、RECOMグアテマラグループの立ち上げ記念講演会が催されます。「和平から未来へ向けて」というテーマで、狐崎知巳氏を講師としてお迎えします。場所はPARC。皆さんのご参加をお待ちしています。

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★リプロ・リプロ☆

本の紹介「禁じられた歴史の証言一中米に映る世界の影一」

ロケ・ダルトンほか飯島みどり編訳現代企画室発行

世界中のあらゆる被抑圧地域に共通することだが、中米地域においても、中米人自身が

その帰属する社会の矛盾や葛藤についてみずから声を発し、他の地域の多くの人々にその

声が届くということはきわめて稀である。こうした行為は支配者への反逆とみなされ、徹

底的な弾圧をしばしば受ける。いや、社会の矛盾に関して反対の意思表示を行う者は、時

代と地域とを問わず「反逆者」の烙印を支配者から押されるため、苛烈な支配を受ける条愈件下ほど、その声が根絶やしにされる、と言った方が正しいだろう。本書のタイトル「禁一

じられた歴史の証言」は、そういった歴史認識・問題意識から名付けられたと考えられる。

私達は歴史の網からこぼれ落ちかけた小さな珠玉を、ごくたまに、かろうじて手に確かめ

ることができるに過ぎない。

。本書は三部に分かれたアンソロジーの形式をとっている。第一部は合衆国人ジャーナリ

スト、カールトン・ビールズのルポルタージュ、「サンディーノと共に」。海兵隊の包囲

網と幾多の困難をくぐり抜け、当時のニカラグア・米両国政府からは麗賊呼ばわりされて

いたサンディーノ将軍との単独会見に成功し、米本国に発信したこのルポルタージュは、

「共産ゲリラ解放地区」の真実に肉薄した「合衆国人ジャーナリスト」といった共通点も

あってか、エドガー・スノーの「中国の赤い星」を佑佛とさせる。スノーが一貫して中華

人民共和国とのコネクションを維持したのに対し、ビールズはその後、革命後のメキシコ

への幻滅、キューバ革命指導部への批判といった自己の変遷を作品の中に刻み込みながら、,認、、,,サンディニスタ革命直前の1979年6月末に世を去った。

第二部の「禁じられた親指小僧の歴史」は、エル・サルバドルの詩人ロケ.ダルトンの

同名刊行書からの一部訳出である。「愛の詩(ポエマ・デ・アモル)」、「君に告げよう」

(いずれも本書に所収)といった国民的愛唱詩の作者であるダルトンは、1932年の蜂

起と大膚殺(マタンサ)とを、生涯に渡って創作活動における記憶の軸に据え続けた。富

める者の世界と貧しき者のそれとの不合理なコントラストを、詩人らしい譜譲の手さばき

でものなす一方で、右に掲げた二つの詩では同郷人への愛惜を赤裸々にうたい込み、死者

と生き残った者とを革命という絆でつむぎながら、人間存在の叡智の光を読者に与えてく

れる。

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☆リプロ・リプロ☆

第三部の「セルパの日々」は、グアテマラ人作家マリオ・パジェラスが70年代におけ

る自らのゲリラ体験を記したもの。セルバとは熱帯低地のジャングルのことで、同作品は

前半部においてはまさに密林行軍の苦労話や村人との交流、豊かな自然描写などが淡々と

語られているものの、クライマックスでは拷問によって裏切り者となってしまった仲間の、

胸を衝くような心情吐露とその悲劇的結末が迫力を持って描かれており、ゲリラとしてた

たかい、死んでいった人間たちの真の姿をえぐり出している。パジェラスは故国への帰還

を政府によって拒否されたまま、1995年1月メキシコシティーで他界した。グアテマ

ラの解放と革命を追い求め、道なきジャングルをiii復し続けたこのゲリラは、終(つい)

の安住地を祖国に見いだせないまま異国の地にたおれたばかりか、死してなおその亡骸が

何肴かによって墓荒らしに遇い、持ち去られたままだという。

繩編訳者の飯島みどり氏は、本書解説欄で「マリオ・パジェラスは無数のマリオ・パジェ

ラスであり、同時に無数のロケである」と述べている。これら3人の著者は生きた時代も

地域も異なるものの、専制者によって禁じられた証言を断固として行った者たちとして、

「中米人」の普遍的な姿で我われの前に屹立してはいないだろうか。

(中島浩・レコム会員)

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AUDSO

サパテイスタとトゥパク・アマル

について考える3時間。。

メキシコのサパティスタ(EZLN)の深い問題提起から3年間。ペルーのトゥパク・アマリスタ(MRTA)の衝撃的な行動から1ヶ月有余一

何らかの思いもかけぬ、劇的な事件が起こった時にその社会的・政治的背景に迫りながらぜひろく問題を捉えるということは、私たちが持つべき当たり前の方法です。

「新自由主義」を批判しているのはなぜなのか?

「テロ行為」とは何なのか?それは国家が当然の権利のように行い、許されてしまう「戦争」と、どう違うのか

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午後6時から9時 /`、、弱1

場所:日本基督教会館4F会議室(東西線早稲田駅下車3分)

報告:太田昌国氏、伊高浩昭氏、太田マルク氏主催:メキシコ先住民族運動支擾委員会(日本)

「文化のはざま、はぎまの文化」--

文化が、 他者を差別し排除するものとして機能するのはなぜでしょうか。x1Eか、胆看を壷別し野隊するものとして磯鰻するのはなぜでしょうか。世界中

で起きつつあるエスニシティーをめぐる葛藤について考えると同時に、文化が他者を差別し排除するものとして機能する側面を乗り越えて、越境や混血を通して人々を結びつけることはいかに可髭かを探りたいと思います。

3月9日 午後1時30分から

講師:鄭蕊息さん(広島修道大学)会場:神奈川県国際交涜協会会議室

主催、問い合わせ:神奈川県国際交流協会

(mLFO45-671-7070期XiO45-671-7049)

第一固「障害と文化」長瀬修(3尼午後d45-)第三回「『国民」とr国語」と私たち」川村湊(M1)第四回「文化のグローバリセ、‐シヨンと、私たちの日常」吉見俊哉

…11

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*事務局の作業削減のため、今号から会費納入に対する領収書の発行を省略させていただくこととなりました。領収書の必要な方は払込用紙にその旨ご記入ください。会費期限に関しましてはネームタッグの日付をご確認ください。

*ここ数回に渡り、封筒を利用しないで送ってきましたが、郵便局より定形外扱いとなるとの指摘があり、約半数?が40円の追加を強いられました。会員の方で追加料金の支払いをされた方がおられましたらご一報ください。(資源、経費、手間の闘減のため、考案した手法ですが、残念なことです。どなたか妙案をお持ちの方はいませんか?)

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この指と、まれI~クラブ活動のご案内~

RECOMではこの度クラブ活動を始めることになりました。その目的はRECOMとい

う組織をより有機的なものにすることにあります。つまり、これまでの「事務局お任せ」的な体質から脱却し、会員一人一人がそれぞれの関心にあったテーマを選んで、主体的な活動を繰り広げていこうというわけなのです。この大胆(?)な試みが成功するかどうかは、もちろん皆さんの参加にかかっています。「RECOMのやってることと私のやりたいこと、何か違うんだけど...。」と思っている方も、「RECOMがこれまでにやってきたことで、私にも

できること何かないかしら...。」と思っている方も、どんどんご参加ください。鱒のあ

僻の人と一緒に活動してみたい。」これも立派な参加動機の-つです。そして参加方法は様々。東京事務所に集まってワイワイやるのもよし、自分たちの町て、行動を起こすのもよし、パVコン上でやるってのも、なかなかかっこいいですよね。「分からないことがあったら事務局に泣

きついてやれ-!」ぐらいの気持ちで、とりあえず始めてみませんか。初めの一歩がなければ

二歩目はありえないのですから。

ということで、これまでに上がっているクラブ活動のテーマを以下に並べてみたいと思いま

す。もちろん、これ以外でも「このテーマでやりたい!」というものがあれば大歓迎。世話人

を引き受けてみようという方、お待ちしています。同封の葉書に、自分が参加したいクラブの

テーマ(複数可。世話人になってくださる方はその旨も)を書いて事務局までご返送ください一人でも多くの方の参加をお待ちしています。

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ペルー※1)

グアテマラ※2)

ニカラグア※3)

ハイチ

キューバ

ボリビア

人権問題

ラテンアメリカの先住民族

国際連帯と国際協力を考える~私たちはラテンアメリカの人々とどのようにつな

公開講座を開こう

がっていくことができるか~

メディア分析~日本人のラテンアメリカ観をメディアに探る~※5)

インターネットでラテンアメリカとつながる

グアテマラ・ブックレット作成チーム

開発プロジエクト研究~RECOMのプロジエクトの分析から始めて、開発プロ

ジエクトのあり方について考える~※4)

多言語と経済

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《活動予定日》

※1)2月定例会:2/15,午後3時~午後6時,HECOM東京事務所にて※2)立ち上げ記念講演会~和平から未来へ向けて~(講師;狐崎知巳氏)

;2/22,午後2時30分,PARCにて※3)ニカラグアスタデイーツアー報告会

:2/22,午後5時90分,PARCにて※4)立ち上げB2/13,時間及び場所は未定

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=I川劉1索(,ljツ|:iT駈馴鵜騨讓ツミ鮭識、会員:年会費8000円会運営、総会への参加機関誌購読資料閲覧会員(学生):年会費5000円同上

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、ラテンアメリカ

ネットワーク〒101

東京都千代田区三崎町2-13-5影山ビル205号TEL/rykXO3-3222-O433

(専従職員は居りませんので留守番電賭が多く縦

りますがご了承下さい。)

RECOMでは毎週木曜日にミーティングを、毎月第三土曜日にオリエンテーションを事務所で行っています。気軽にお立ち寄り下さい。

RECOM東京事務所

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