IBM InfoSphere Master Data...

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IBM InfoSphere Master Data Management バージョン 11 リリース 5 概説 SC43-1872-01 IBM

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IBM InfoSphere Master Data Managementバージョン 11 リリース 5

概説

SC43-1872-01

IBM

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IBM InfoSphere Master Data Managementバージョン 11 リリース 5

概説

SC43-1872-01

IBM

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注記本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項および商標に記載されている情報をお読みください。

本書は、IBM InfoSphere Master Data Management バージョン 11.5、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。

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原典: SC27-6718-01

IBM InfoSphere Master Data Management

Version 11 Release 5

Overview

発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社

担当: トランスレーション・サービス・センター

© Copyright IBM Corporation 2011, 2015.

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目次表 . . . . . . . . . . . . . . . . . v

InfoSphere MDM 製品の概要 . . . . . . 1InfoSphere MDM のシナリオ . . . . . . . . . 3MDM のユーザー役割 . . . . . . . . . . . 6InfoSphere MDM テクノロジー . . . . . . . . 9仮想 MDM、物理 MDM、およびハイブリッドMDM の機能の比較 . . . . . . . . . . . 9仮想 MDM . . . . . . . . . . . . . 11物理 MDM . . . . . . . . . . . . . 11ハイブリッド MDM . . . . . . . . . . 12InfoSphere MDM Collaboration Server . . . . . 12各エディションの InfoSphere MDM テクノロジー 13

InfoSphere MDM のアーキテクチャーおよび概念 . . 14

主要概念: エンティティー、属性、およびエンティティー・タイプ . . . . . . . . . . . 17ハイブリッド MDM のデータ管理 . . . . . . 20

InfoSphere MDM のコンポーネント . . . . . . 20InfoSphere MDM Application Toolkit の概要 . . 20InfoSphere MDM Custom Domain Hub の概要 . . 21InfoSphere MDM for Healthcare の概要 . . . . 22IBM Stewardship Center の概要 . . . . . . . 22InfoSphere MDM のポリシー管理の概要 . . . . 23InfoSphere MDM Reference Data Management Hubの概要 . . . . . . . . . . . . . . . 23

索引 . . . . . . . . . . . . . . . . 25

© Copyright IBM Corp. 2011, 2015 iii

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iv InfoSphere MDM 概説

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表1. 実装役割およびオペレーション役割 . . . . . 72. ガバナンス (データ管理) 役割 . . . . . . 73. マスター・データ役割の全社的使用 . . . . . 8

4. MDM 駆動アプリケーションの役割 . . . . . 95. 機能 . . . . . . . . . . . . . . . 106. クライアント・アプリケーション . . . . . 15

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vi InfoSphere MDM 概説

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InfoSphere MDM 製品の概要

InfoSphere® MDM は、組織のマスター・データの管理に使用できる、製品と機能の包括的スイートです。

マスター・データとマスター・データ管理の概要

企業はしばしば、経営や経理といった顧客対応を行わない環境において、組織に影響を与える重要な事実を正しく把握することに困難を感じることがあります。これは、顧客、立地、会計、仕入先、製品などに関するデータが断片化していたり、不完全だったり、組織内で整合性が取れていなかったりすることがあるためです。InfoSphere MDM では、これらの問題を解決するために必要な機能や柔軟性が得られます。

v マスター・データとは、企業内の全データのサブセットです。マスター・データは、企業全体における重要な業務プロセスをサポートするために使用する、価値の高い中心的な情報です。マスター・データは、各商取引、業務用ソフトウェア、および経営的意思決定における中核を担っています。

v マスター・データ管理は、マスター・データのエンティティー (サブスクライバー、ポリシーなど) について一貫性のある理解を得られるようにするための規律です。これは、企業全体におけるマスター・データを一貫して使用するための仕組みやガバナンスを規定する、機能の集合です。また、調整、制御、変更管理ができるように設計されています。

InfoSphere MDM は、企業全体のマスター・データを保管する中央リポジトリーにおけるデータの断片化、不完全、不整合の問題に対処します。 InfoSphere MDM では、組織の重要な業務上の事実を統合、一元化して表示することができます。また、リポジトリーのマスター・データの作成、検証、および削除に関する各組織固有のビジネス・ルールやプロセスを統合することで、マスター・データをそのライフサイクルにわたって管理することができます。 InfoSphere MDM の導入により、組織はカスタマー・リレーションシップ・マネジメント (CRM)、エンタープライズ・リソース・プランニング (ERP)、ビジネス・インテリジェンス (BI) システム、そして統合ツールとデータウェアハウスに対する投資をフルに活用することができます。

情報のライフサイクル

InfoSphere MDM は、次の図に示すように、情報のライフサイクルの中心に位置します。

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統一ビュー

次の図は、InfoSphere MDMがビジネス・プロセス、トランザクション・システム、および分析システム間で情報を統一ビューにまとめる方法を示します。 InfoSphere

MDM は、ガバナンス、品質、整合性など、重要なデータの問題に対応します。MDM の目標は、次のとおりです。

管理 データの管理を行います。InfoSphere MDM はビジネス・アプリケーション、データベース、コンテンツ・ソースなどのソース・システムのデータを管理します。

ガバナンス品質とセキュリティーを保証するためのデータ管理ツールを提供します。MDM 実装では、データ管理は不可欠です。

開発と統合カスタムのアプリケーションやビジネス・プロセスを作成します。各 MDM

実装には、それぞれ異なる要件があります。InfoSphere MDM は、カスタム・アプリケーションとビジネス・プロセスを作成するための開発ツールを提供します。

分析 データの分析を行います。ビジネス・インテリジェンス・アプリケーションが、マスター・データと、それがビジネス目標にどのように影響するかモニターして評価できるようにします。

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エディション

InfoSphere MDM には、さまざまな業界の複数のドメイン、実装スタイル、およびユース・ケースをすべて扱うために、トランザクション指向の MDM と、オーサリングおよびワークフローの協調機能の両方が組み込まれています。お客様の MDM

ソリューション要件に対応できるよう、InfoSphere MDM は以下のエディションで提供されています。

v Enterprise Edition は、単一の包括的なソリューションで、お客様の MDM ニーズに応えます。

v Advanced Edition は、改良されたビジネス・プロセスおよびアプリケーションを介して、お客様の組織を変革することを可能にします。

v Standard Edition は、優れた "時間対効果" で、MDM プロジェクトにビジネス・バリューをもたらします。

v Collaborative Edition は、情報のオーサリングおよび定義に携わる、さまざまなユーザーのワークフロー・アクティビティーを合理化します。

関連情報:

ビデオ: InfoSphere MDM の使用例

InfoSphere MDM のシナリオいくつかのシナリオで、さまざまなエディションの InfoSphere MDMを使用して、データをマスター処理し、データ・ガバナンスを向上する方法を示します。

以下の例は、さまざまなエディションの InfoSphere MDMを利用する方法のいくつかを示すものにすぎません。通常、どのエディションとフィーチャーを使用するかは、要件と環境に応じて異なります。ここに示すシナリオでは、特定の環境の要件を満たすオプションについて説明します。ただし、InfoSphere MDMは柔軟で構成可

InfoSphere MDM 製品の概要 3

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能であるため、同様のビジネスまたは組織の目標を達成するのに、別のエディションや別のフィーチャーを使用できる場合があります。これらのシナリオは、例としていくつかの主要な業種を検討していますが、InfoSphere MDMからメリットを得られるすべての業種や分野に固有の情報をリストすることは不可能です。

一般的に、InfoSphere Master Data Management Standard Edition を取得した場合、MDM はレジストリー実装としてデプロイされます。InfoSphere Master Data

Management Advanced Edition またはInfoSphere Master Data Management Enterprise

Edition を取得した場合、MDM はレジストリー実装または一元化実装としてデプロイされます。 Advanced Edition と Enterprise Edition の場合、次のシナリオのハイブリッド MDM を使用することにより、レジストリー実装と一元化実装の両方が可能です。

v マッチングとマージに仮想 MDM の機能を使用することにより、ソース・システムをマスター・データのレコードのシステムとして維持します。

v また、物理 MDM の機能を利用し、一元管理された情報を使用して、定義されたエンタープライズ・ビューを永続化して補強します。

複数のクリニックからの患者のデータ

InfoSphere Master Data Management Standard Edition を使用すると、地域の医療組織が個々のクリニックに診断と治療の情報をローカルに維持してもらうことができます。その一方で、組織は分散データの一元的に配置された索引 (または「レジストリー」) を維持します。政府規制により、医療組織はクリニックが提供するデータを変更できないため、組織はこのレジストリー実装スタイルを選択します。このため、組織は一元化実装スタイルの場合のように、ソース・レコードを単一の物理レコードに統合することはできません。レジストリー・スタイルは、すべてのクリニックの患者の完全なビューを提供します。同時に、この実装により、新しく買収されたクリニックを組織に素早く統合することができます。

動作方法:

1. MDM アーキテクトは Patient Hub を使用して、MDM 環境をレジストリー実装として素早くセットアップします。

2. MDM アーキテクトとデータスチュワードは、InfoSphere MDM Workbench を使用して、データの整理と非重複化のプロセスを実行します。その後、InfoSphere

MDM は各患者の統合仮想ビューを保管します。

3. 顧客サービス担当者とクリニックのスタッフは InfoSphere MDM Inspector および InfoSphere MDM Enterprise Viewer を使用して、データ管理アクティビティーを実行します。

4. アプリケーション開発者は、ビジネス・アナリストが患者のデータを分析して改善するためのカスタムのビジネス・プロセス・フローを作成します。同時に、組織は新しく買収したクリニックのデータの統合を続行します。

保険契約の顧客一元化

損害保険会社は、InfoSphere Master Data Management Advanced Editionを使用して保険契約データを一元化し、保険統計解析の迅速化と正確性の向上を実現します。一元化は、複雑だが比較的静的な (複数の契約下での補償範囲など) の情報に適しています。企業がさまざまなソースから中央システムに顧客データをロードすると、

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InfoSphere MDM はパーティー情報を標準化して、重複した顧客レコードをマージします。このアクションは、遺族の権利に対して事前定義されたビジネス・ルールに基づきます。企業は、新しいデータ・ソースを徐々に時間をかけて統合する予定です。

動作方法:

1. MDM アーキテクトは、デフォルトのパーティー・ドメインから開始して、保険の顧客をモデル化し、一元化実装スタイルで MDM 環境をセットアップします。

2. MDM アーキテクトとデータ・スチュワードは、拡張機能と追加機能を開発することにより、組み込み機能を補強できます。例えば、企業が顧客の社会保障番号の下 4 桁のみを含む新しいフィールドを設定する拡張機能を開発しているとします。管理者は、コール・センターのエージェントにより使用されるアプリケーションが、この新しいフィールドにアクセスするのは許可しますが、完全な社会保障番号へのアクセスは禁止するということが考えられます。

3. ローカル・エージェントとコール・センターのエージェントは、Data

Stewardship UI を使用して、顧客の単一ビューにアクセスするため、クロスセルとアップセルのチャンスを促進することができます。

4. ビジネス・アナリストは、IBM® Cognos® のレポートを使用して、顧客の複数の契約下の補償範囲を確認します。

政府機関向けの国民の単一ビュー

政府機関は InfoSphere Master Data Management Advanced Edition を使用して、複数のデータ・ソースから構築される「対象者」の単一ビューを作成します。一元化実装を使用して、政府機関は複数の別名フィールドや最後に知られている場所など、追加の属性でデータ・モデルを容易に補強することができます。

動作方法:

1. MDM アーキテクトは、パーティー・ドメインから開始して、対象者のモデルを作成し、一元化実装スタイルで MDM 環境をセットアップします。

2. MDM アーキテクトとデータ・スチュワードは、拡張機能と追加機能を開発することにより、組み込み機能を補強できます。

3. MDM アーキテクトは、更新、追加、削除などのパーティー・アクションのために、InfoSphere Identity Insight システムへのフィードを生成します。

4. アプリケーション開発者は、InfoSphere MDM Application Toolkit を使用してカスタムのユーザー・インターフェースを作成し、政府職員が個人データを表示できるようにします。

小売業のための一貫性のある品目情報

小売業は、InfoSphere Master Data Management Collaborative Editionを使用して、顧客と社内運用のために品目情報の一貫性を確保します。顧客は、モバイル・アプリケーション、Web サイト、または実店舗から、同じ品目情報を表示できます。社内運用では、一貫性のある品目情報が、ベンダー、メーカー、および販売やマーケティングなどの社内チームへの問い合わせを合理化します。

動作方法:

InfoSphere MDM 製品の概要 5

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1. MDM アーキテクトは、まず品目情報の管理のために、データ・モデルとビジネス・プロセス・オブジェクトを作成します。

2. MDM アーキテクトは、製品ラインへの新製品の追加を簡単にするため、既存のベンダーやメーカーのシステムとのグローバル・データ同期をセットアップします。

3. ビジネス・ユーザーは、共有ワークフローを使用して、製品パッケージを作成および更新します。

金融サービス向けの顧客中心のイニシアチブ

金融サービス企業が、InfoSphere Master Data Management Enterprise Editionを使用して新製品を最近追加しました。この企業は、最近買収した地方銀行の顧客にその製品を提供しようとしています。

動作方法:

1. MDM アーキテクトは、企業の既存顧客と新しい地方銀行の顧客を統合しながら、地方銀行がその顧客レコードを保守できるようにします。アーキテクトは、一部のデータが完全な形式で一元的に保管されるハイブリッド MDM モデルを実装します。同時に、アーキテクトはレジストリー実装により、地方銀行で保守されるデータへのポインターを一元的に保管します。

2. データ・スチュワードとビジネス・アナリストは、プライバシー制御、バーゼル合意、税法などの規制に準拠しているか確認します。

3. データ・スチュワードは、企業顧客の参照データ (国別コード、性別コード、顧客タイプなど) を定義し管理します。これで、企業は特定の製品情報を適格な顧客のみに送信できます。

4. バンドルされた提供商品のオーサリングの協調を使用して、ビジネス・ユーザーはバンドルの一元管理、適格性や価格設定のチェック、更新の実行、および使用条件違反の検出を行います。

関連情報:

ビデオ: 銀行向けのソリューション

ビデオ: 政府向けのソリューション

ビデオ: 医療向けのソリューション

ビデオ: 保険向けのソリューション

ビデオ: 製品向けのソリューション

ビデオ: 通信向けのソリューション

MDM のユーザー役割組織のメンバーが、特定の MDM タスクを完了したことを明確にできるよう、InfoSphere MDM の資料では、具体的なユーザー役割を採用しています。

ここで概要を示す役割は、説明のためのものです。これらは製品の機能に対応するものではありません。特に、ユーザー役割は、ユーザーが使用できるフィーチャーを決定するものではありません。

6 InfoSphere MDM 概説

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これらの役割は、組織に存在する可能性のある役割タイプの例です。お客様の組織では、これらの役割を別の名前で呼んでいるかもしれません。

表 1. 実装役割およびオペレーション役割

役割 説明

アーキテクト アーキテクトの目的は、MDM の企業への全体的な実装です。また、インフラストラクチャー、およびほかのエンタープライズ情報システムへの接続もセットアップします。お客様の組織では、この役割を MDM デザイナー、ソリューション・アーキテクト、またはエンタープライズ・アーキテクトと呼ぶかもしれません。

データベース管理者 データベース管理者 (DBA) は、データのセキュリティー、およびデータベースのアベイラビリティーを含む、データ関連コンポーネントのパフォーマンスを保証します。お客様の組織では、この役割をリード・オペレーション DBA、エンタープライズ DBA、またはデータウェアハウス DBA と呼ぶかもしれません。

システム管理者 システム管理者は、システム管理、ネットワーキング、およびバックアップを含む、MDM とその運用管理ツールのための IT 環境を管理/保守します。システム管理者は通常、他のソリューションで再利用するためのさまざまなコンポーネントおよびフレームワークも保守します。お客様の組織では、この役割は IT 管理者または メタデータ管理者に該当するかもしれません。

ソリューション開発者 ソリューション開発者は、アーキテクトによって作成された仕様を使い、MDM システムを構築します。お客様の組織では、この役割をシニア・コンサルタントまたは開発マネージャーと呼ぶかもしれません。

表 2. ガバナンス (データ管理) 役割

役割 説明

基本データ・スチュワード 基本データ・スチュワードは、1 つ以上のビジネスのサブジェクト・エリアにおける情報の品質を管理します。この役割は通常、値をサード・パーティーのソースに突き合わせて検証することで、企業の名称や住所などのデータ問題を解決します。お客様の組織内では、データ・スチュワード役割は、エージェントやお客様サービス担当員に該当するかもしれません。

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表 2. ガバナンス (データ管理) 役割 (続き)

役割 説明

上級データ・スチュワード 上級データ・スチュワードは、非重複化などの ID の解決問題の解決、階層の保持、ビジネス・ルールの作成を行います。この役割は通常、データに関する質問の解決策を見つけたり、データを分析して傾向を識別したり、ビジネス・プロセスを改善させたりします。この役割は、サブジェクト・エリア・データのアクセス許可や計画を調整します。お客様の組織内では、この役割をビジネス・アナリスト、データ・アナリスト、または基幹業務ユーザーと呼ぶかもしれません。この役割は、「マスター・データ役割の全社的使用」と重複することがあります。

データ・スチュワード管理者 データ・スチュワード管理者は、組織の品質目標を揃えるために、基本および上級データ・スチュワードのチームを管理します。この役割は、データ品質レポートを検証し、チームの基本活動手順を作成します。この役割は、ビジネス・ルールを作成し、データ管理タスクを実行することもあります。

マスター・データ・ガバナンス・カウンシル カウンシルは、共同でマスター・データを所有している、部門間で協力するマルチレイヤー・チームです。カウンシルは、プログラム・レベルでマスター・データ管理のイニシアチブを取ります。お客様の組織内では、この役割にはガバナンス品質ボード・ディレクター、データ規格プログラム・リード、その他のビジネス役割が含まれるかもしれません。

表 3. マスター・データ役割の全社的使用

役割 説明

ビジネス・アナリスト ビジネス・アナリストは、MDM アプリケーションを企業にビジネス統合することを可能にするために分析を行います。ビジネス・アナリストは、顧客およびビジネスのニーズを理解し、これらのニーズにより良く対応できるように、ビジネス・プロセスを最適化できるエリアを特定します。お客様の組織では、この役割をデータ・アナリスト、対象分野の専門家、または情報アナリストと呼ぶかもしれません。

8 InfoSphere MDM 概説

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表 3. マスター・データ役割の全社的使用 (続き)

役割 説明

ビジネス・ユーザー ビジネス・ユーザーは企業情報のコンテンツを利用して、ビジネス目標を達成します。お客様の組織では、ビジネス・ユーザーを情報ユーザー、レポート・ユーザー、またはアプリケーション・ユーザーと呼ぶかもしれません。

表 4. MDM 駆動アプリケーションの役割

役割 説明

アプリケーション開発者 アプリケーション開発者は、ビジネス要件に合うよう MDM に追加や拡張などを行います。アプリケーション開発者は、開発タスクを行い、MDM を企業に統合します。お客様の組織では、この役割がソフトウェア・エンジニア、ソフトウェア・プログラマー、またはデータ統合開発者に該当するかもしれません。

InfoSphere MDM テクノロジーInfoSphere MDMポートフォリオには、いくつもの異なるテクノロジーが含まれています。

仮想 MDM、物理 MDM、およびハイブリッド MDM の機能の比較仮想 MDM、物理 MDM、およびハイブリッド MDM の技術機能により、分散形式でまたは一元化されたリポジトリーにデータを保管していても、あるいはこれらを組み合わせて使用していても、マスター・データを管理することができます。

次の定義に、これらの技術機能の相違点と関係を示します。

仮想 MDM

マスター・データはソース・システム内で分散して作成され、一元化された「索引付け」サービスを使用するものの、それらのシステム内に断片化されたままになるマスター・データ管理。

物理 MDM

マスター・データが一元化されたシステムで作成 (またはロード)、保管、およびアクセスされるマスター・データ管理。

ハイブリッド MDM

共存実装スタイルが物理テクノロジーと仮想テクノロジーを結合するマスター・データ管理。

マスター・データの目標に応じて、仮想 MDM、物理 MDM、またはハイブリッドMDM のいずれかの技術機能が必要になります。これらの機能は実装スタイルではなく、特定の実装スタイルで目標を達成するための手段となります。どこにどのよ

InfoSphere MDM 製品の概要 9

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うにゴールデン・レコードを保管するかの選択は、MDM ソリューションの実装スタイルに反映されます。製品機能と実装スタイルの違いは、次のとおりです。

v レジストリー実装スタイルは、Standard Edition をインストールして仮想 MDM

機能を使用することで実現できます。

v 一元化実装スタイルは、Advanced Edition をインストールして物理 MDM 機能を使用することで実現できます。

v 共存実装スタイルは、Advanced Edition または Enterprise Edition をインストールし、ハイブリッド MDM 機能を使用することで実現できます。

次の図は、物理 MDM と仮想 MDM の機能の相互関係、およびエディションとの関連を示しています。

InfoSphere MDM

MDM��サーバー

MDMコラボレーション・サーバー

��MDM

��MDM

コラボレーション�け MDM

��:��:

MDMのエディションは、��をグループにまとめたものですMDMのエディションは、��をグループにまとめたものです

Enterprise

Advanced

Standard

Collaborative

=

=

=

=

��、��、コラボレーション�け

��、��

��

コラボレーション�け

以前のリリースでは、各機能を使用して同等の結果を得るのに、次の製品を使用していました。

表 5. 機能

技術機能 以前の製品名

仮想 MDM Initiate Master Data Service®

物理 MDM InfoSphere MDM Server

ハイブリッド MDM InfoSphere MDM Server

Initiate Master Data Service

コラボレーション向け MDM InfoSphere MDM Server for Product

Information Management (PIM)

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仮想 MDM仮想 MDM の技術機能は、既存の各システムにあるマスター・データの仮想ビューを作成し、必要に応じていつでも調整されたビューを提供します。

仮想 MDM は、組織が現在と将来のビジネス・ニーズを満たしつつ、顧客サービスの向上、コストの削減、およびリスクの低減を図るのに役立ちます。

仮想 MDM は、次の機能を提供します。

v 既存の基礎的なプロセスおよびアプリケーションを改良する、仮想マスター・レジストリー。

v リアルタイムに配信され、個々のユーザーまたはグループに合わせて調整される、信頼性の高い情報のビュー。

v ソース・システム間の相違を解決し、データ保全性を維持する上で役立つ、データ管理およびデータ・ガバナンスの機能。

v 世帯関係と企業間関係の両方の管理において真価を発揮する、強力な、関係および階層管理機能。

v 顧客、患者、品目、アカウント、およびロケーション情報などのキー・データと、それらの関係を示す、"単一ビュー" の作成。

v 数多くの業界にわたってデプロイメントによる、部門での実装から多国籍企業にまで拡張できるスケーラビリティー、パフォーマンス、および精度。

v レジストリー実装における、卓越した時間対効果。

物理 MDM物理 MDM の技術機能には、組織のクリティカル・データ項目の信頼できる単一のバージョンを配信する物理的なマスター・リポジトリーが含まれます。データ項目の例として、顧客、品目、サプライヤーなどがあります。

この技術機能により、組織は優れた決定を下し、ビジネスでよい成果を得ることができます。物理 MDM には、以下の機能が含まれます。

マルチドメイン MDM事前作成されたパーティー、アカウント、品目のドメイン、および業界固有の要件に合わせたカスタマイズを簡略化する開発ツール。

サービス指向アーキテクチャー (SOA)組織がマスター・データへのユーザーのアクセス方法を定義するときに使用するプリパッケージされたビジネス・サービスの包括的な SOA ライブラリー。 SOA ライブラリーは、現行のアーキテクチャーとビジネス・プロセスに統合されます。

イベント管理データ・イベントにプロアクティブに反応して、ビジネス・プロセス (アップセル、クロスセル、顧客維持キャンペーン、プライバシーなど) をトリガーする機能。これにより、ビジネス・チャンスに対応し、全体のリスクを低減できます。

パフォーマンス大容量の記録システム実装環境における MDM トランザクション・ハブ。ダウン時間の削減や高い信頼性をもたらします。

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柔軟性 事前作成のデータ・ドメイン、ビジネス・サービス、およびユーザー・インターフェースを拡張および定義する機能。この機能により、実装時の時間とコストを節約しつつ、増大するビジネス要求に合わせて実装を適応できます。

Data Stewardship とユーザー・インターフェース役割ベースでドメイン駆動型の階層管理ユーザー・インターフェース、および決定論または確率的なパーティーのマッチングと物理パーティーの統合のためのツール。

ハイブリッド MDMハイブリッド MDM は、仮想 MDM と物理 MDM の技術機能を結合します。

この機能は、仮想 MDM と物理 MDM のそれぞれの視覚的な表現の間でマスター・データ・エンティティーをシームレスに移動および管理することを可能にします。

マッピングは、仮想 MDM 属性と物理 MDM 属性の間の対応付けを作成します。必要なマッピングの多くはすでに定義されていて、InfoSphere MDM Advanced

Edition に付属しています。InfoSphere MDM ワークベンチを使用して、まずハイブリッド MDM ソリューションのデフォルト・マッピングを使用します。

物理 MDM ドメインに永続化する、仮想 MDM 個人エンティティーまたは組織エンティティーの単一ビューを選択します。

InfoSphere MDM Collaboration ServerInfoSphere MDM Collaboration Server (Collaborative Edition) を使用すると、企業は品目情報を収めた最新の単一リポジトリーを作成できます。このリポジトリーは、戦略イニシアチブのために組織全体で利用することができます。

InfoSphere MDM Collaboration Server には、以下の利点があります。

柔軟なデータ・モデル品目、カテゴリー、階層、分類構造、ロケーション、および拡張可能なモデリング機能が組み込まれており、これらの機能により、組織の進展に応じて適応可能なモデルを作成することができます。

データの集約とシンジケーション複数の標準的なプロトコルによるデータのインポートおよびエクスポートと、柔軟なデータ・フォーマットをサポートすることで、やり取りするシステムへの影響を最小限に抑えます。

協調ワークフロー組織が、既存および新規のビジネス・プロセスとビジネス・ルールを反映するワークフローをセットアップして、採用されている手法にシステムを厳密に合わせることができるようにします。

ビジネス・ユーザーのユーザー・エクスペリエンスデータ・オーサリングと検索のためのユーザー・インターフェースを提供します。これらのユーザー・インターフェースには、単一編集画面、一括更新

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画面、カテゴリー・マッピング、高速でシンプルな検索機能、シングル・サインオン (SSO)、およびリッチ・テキスト・エディターによる Web スタイル・コンテンツなどが含まれます。

非構造化コンテンツへのリンクコンテンツ管理アプリケーションと統合されます。

レポート作成構成可能な履歴トラッキングを伴う、高度な監査およびレポート作成機能が組み込まれています。

統合 他の IBM InfoSphere 製品との統合が組み込まれています。

InfoSphere MDM Collaboration Server のビジネスでの利用

InfoSphere MDM Collaboration Server は、例えば次のニーズを満たします。

v 品目カタログの作成と管理

v データ・ガバナンスのためのビジネス・プロセス・ワークフロー

v ビジネスに特化した品目階層の管理と複数品目階層のための高機能のツール

v ビジネス・ユーザーが IT 部門の関与なしで変更を行うことができるデータ・モデル

v ユーザー・インターフェースによって属性レベルまで適用される役割ベースのセキュリティー

v 資産のドメインやプロジェクトのドメインなど、品目同様のドメインに対するその他のマスター・データ管理

Advanced Edition を Collaborative Edition と共に使用することで、より補足的な品目データのニーズに対応できます。

v 運用マルチドメインのニーズ、および品目とその他のエンティティー・タイプ(顧客、アカウント、サプライヤー、ベンダー、従業員など) との間の関係。

v マルチドメインのコンテキストで実行するための、品目と規則の組み合わせのCollaborative Edition から Advanced Edition への公開。この実装は、次の統合ポイントを利用しています。

– Collaborative Edition と IBM Operational Decision Management (ルールのオーサリング用)。

– Advanced Edition と IBM Operational Decision Management (ルール実行用)。

v 両方のエディションが既に個別に使用されている場合の単一のエンタープライズ・マルチドメインの実装。

各エディションの InfoSphere MDM テクノロジー一部のテクノロジーは、特定のエディションでのみ利用できます。

エディション 物理 MDM 仮想 MDM

コラボレーション向け MDM

Enterprise Edition あり あり あり

Advanced Edition あり あり なし

Standard Edition なし あり なし

Collaborative Edition なし なし あり

InfoSphere MDM 製品の概要 13

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InfoSphere MDM のアーキテクチャーおよび概念InfoSphere MDM には、さまざまなタイプのマスター・データを処理する統一アーキテクチャーが用意されています。アーキテクチャーの中核となるのは、共通サービス、統一ワークベンチ、およびカスタマイズ可能なアプリケーションです。

Standard Edition および Advanced Edition

次のデプロイ図は、クライアント、アプリケーション・サーバー、MDM 運用サーバー、およびデータベース・サーバーを環境にデプロイする方法を示しています。まず、マスター処理するデータはソース・システムに保管されます。マスター・データ・タスクのほとんどは、ワークベンチ、InfoSphere MDM Inspector、または独自にカスタムビルトしたクライアントなどのクライアント内で実行されます。これらのクライアントは、運用サーバーをホストするアプリケーション・サーバーに接続され、ここでほとんどの MDM 処理が発生します。最後に、アプリケーション・サーバーがデータベース・サーバーを使用して、オプションのコンポーネントに適用できる MDM データベースなどのデータベースをホストします。

プライマリー・コンポーネントは、次のように定義されます。

14 InfoSphere MDM 概説

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運用サーバーマスター・データの管理と処理のサービスを提供するソフトウェア。運用サーバーには、エンティティー管理、セキュリティー、監査、イベント検出の機能をサポートするデータ・モデル、ビジネス・ルール、機能が含まれます。エンティティー管理をサポートする機能の例として、データ・ロード、クレンジング、リンケージ、非重複化などがあります。これまで、Initiate

Master Data Service ではマスター・データ・エンジン、InfoSphere MDM

Server では MDM Hub または MDM Server と呼ばれていました。

アプリケーション・サーバーアプリケーション・プログラムに実行環境を提供する、分散ネットワークのサーバー・プログラム。

データベース・サーバー または DBMS

データベース・マネージャーを使用して他のソフトウェア・プログラムまたはコンピューターにデータベース・サービスを提供するソフトウェア・プログラム。

クライアント運用サーバーからのサービスを要求するソフトウェア・プログラム。次のクライアントが、主要な MDM アクティビティーへのエントリー・ポイントを提供します。

表 6. クライアント・アプリケーション

MDM アクティビティー クライアント 主なユーザー

MDM ソリューションの構成とカスタマイズ

InfoSphere Blueprint Director の InfoSphere MDM

ブループリント

InfoSphere MDM ワークベンチ

アーキテクト、ソリューション開発者、データ・スチュワード・リード

データ・ガバナンスと管理

IBM Cognos レポート

InfoSphere MDM Data Stewardship UI

InfoSphere MDM Enterprise Viewer

Flexible Search

InfoSphere MDM Inspector

InfoSphere MDM Pair Manager

InfoSphere MDM Product Maintenance UI

InfoSphere MDM Reference Data Management Hub

InfoSphere MDM Unstructured Text Correlation

InfoSphere MDM Web Reports

一部の管理アクティビティーは、InfoSphere MDM ワークベンチで構成されます。

データ・スチュワード、ビジネス・アナリスト、ビジネス・ユーザー、アプリケーション・ユーザー

管理 InfoSphere MDM Administration UI

WebSphere® 管理コンソール

システム管理者、データベース管理者

InfoSphere MDM 製品の概要 15

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表 6. クライアント・アプリケーション (続き)

MDM アクティビティー クライアント 主なユーザー

開発 InfoSphere MDM アプリケーション・ツールキット

InfoSphere MDM バッチ・コンソール (サンプル)

InfoSphere MDM for IBM Business Process

Manager

InfoSphere MDM ワークベンチ

SDK、API

ソリューション開発者、アプリケーション開発者

アーキテクチャーの詳細について、アーキテクチャー全体を形成するコンポーネントを次の図に示します。

クライアント

Data Stewardshipクライアント

ワークベンチAPISDK、 カスタムビルト

・クライアントアプリケーション・ツールキット

データベース・サーバー

MDM( / MDM)

データベース����

��を<�した>?ビュー

MDM ��

AMDM

そのCのDE�

MDM

>?ビジネス・プロキシー

ドメイン

アプリケーション・サーバー

MDM��サーバー

サービス

KLフレームワーク

NOサービス・インターフェース

ビジネス・イベント・マネージャー

ST CEI

UVとアクセス

ロギング レポートZD

タスク[�

クライアント\]のサービス

^_とモニター

コネクティビティー

(WS RMI JMS REST)、 、 、

パーサーとコンストラクター

セキュリティー eSOAサービス

�� サービスMDM

API

パーティー

de アカウント

gh カスタム

��ドメイン ハイブリッド・ドメイン

ハイブリッド・パーティー

gh

kSサービス

カスタムgh

プロバイダーmnop

��ドメイン

コア・コンポーネント

データ・ロード

BPMサーバー

ポリシー・ハブ qrs

メッセージ・ブローカー・スイート

tuルール・エンジン

vwxマッチング・エンジン

yD[�

バッチ・プロセッサー

16 InfoSphere MDM 概説

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Collaborative Edition

Collaborative Edition では、コンポーネント・ベースのアーキテクチャーが、2 層または 3 層の構成になっている場合があります。 Collaborative Edition には、コア・コンポーネント、統合コンポーネント、およびコラボレーション・コンポーネントがあります。

コア・コンポーネントは、次のとおりです。

v API 層

v ビジネス・オブジェクト層

v インフラストラクチャー層

v ストレージ層

統合コンポーネントは、次のとおりです。

v カスタム・ツール

v インポート/エクスポート

v ポータル・フレームワーク

v Web サービス

コラボレーション・コンポーネントは、次のとおりです。

v データ・オーサリング UI

v インポート/エクスポート

v ワークフロー・エンジン

主要概念: エンティティー、属性、およびエンティティー・タイプ実装のスタイルに応じて、エンティティー、属性、およびエンティティー・タイプの概念に仮想 MDM と物理 MDM の技術機能が反映されます。

ゴールデン・レコード という用語は、マスター・データの全体像を提供するという目標を説明するときによく使用されます。ハイレベルの会話ではこの用語で十分ですが、より詳細な概念に関する以下の定義は、InfoSphere MDM 内でこれらの概念がどのように機能するかを明確にします。

エンティティーマスター処理の対象である実世界の単一で固有のオブジェクト。エンティティーの例として、1 人の人物、単一の品目、または単一の組織があります。

エンティティー・タイプ情報を保管する対象の人、組織、オブジェクト・タイプ、または概念。マスター管理される対象の情報のタイプを記述します。エンティティー・タイプは、通常データベースの 1 つ以上の関連表に対応します。

属性 エンティティーを記述するエンティティー・タイプの特性または特色。例えば、個人エンティティー・タイプには、生年月日属性があります。

レコードデータの行のストレージでの表現。

メンバー・レコード個別のソース・システムに保管されるエンティティーの表現。各メンバー・

InfoSphere MDM 製品の概要 17

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レコードの情報は、単一レコードに保管されることも、関連する複数のデータベース表の一群のレコード保管されることもあります。

その他の関連がある用語は、次のとおりです。

ゴールデン・レコード: 主に一般的で、非技術的な用途に使用されます。

集約レコード: 物理 MDM のみで使用されます。

パーティー: 物理 MDM のみで使用されます。

さまざまな ID: エンタープライズ ID、エンティティー ID、レコード ID、アカウント ID、および品目 ID

例えば、仮想 MDM のエンティティーは、リンケージを使用することで、メンバー・レコードに基づき動的に作成され、MDM データベースに保管されます。それとは逆に、物理 MDM のエンティティーは、単一のエンティティーを形成するためにマージされる複数のソース・システムの一致するレコードに基づきます。

次の図は、MDM の概念を視覚的に表現しています。 2 つの図は、MDM の概念がレジストリー実装スタイルと一元化実装スタイルにどのように関連するかを示します。

仮想 MDM

仮想 MDM では、属性を持つメンバー・レコードは、ソース・システム内に存在します。これらのメンバー・レコードは、仮想 MDM により動的に作成され、複合ビューで単一のエンティティー (次の図のエンティティー 1) を形成します。この単一のエンティティーは、その人、組織、オブジェクトなどのゴールデン・レコード を表します。初期構成の後で、ビジネス・ユーザーはソース・システムのデータの変更を続行します。構成可能なルールに基づき、ソース・システムのデータへの変更は、MDM データベースに保管されるエンティティー複合ビューに反映されます。

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物理 MDM

物理 MDM では、属性を持つエンティティーがソース・システムで開始されます。これらのエンティティー (次の図の 1a、b、1c、および 1d) は物理 MDM によって一元化され、MDM データベースで単一のレコードを形成します。この単一のレコードは、その人、組織、オブジェクトなどのゴールデン・レコード を表します。ここで、図のエンティティー・タイプ 1 は、マスター処理の対象の情報のタイプを表します。ソース・システムのデータが MDM データベース内で統合されたら、ビジネス・ユーザーはソース・システムではなく、MDM データベースのデータを直接変更します。つまり、物理 MDM では、MDM データベースがマスター・データのレコードのシステムです。

InfoSphere MDM 製品の概要 19

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ハイブリッド MDM のデータ管理分散データ・ソース (仮想 MDM を経由して集約) と単一の「ゴールデン・レコード」のデータ・ソース (物理 MDM で保守) の組み合わせを使用し、マスター・データを同時に保守できます。この二重の実装スタイルは、「ハイブリッド」と呼ばれることがあります。

注: ハイブリッド MDM は、仮想 MDM と物理 MDM の機能を結合します。ハイブリッド実装には、InfoSphere MDM 製品の Advanced Edition または Enterprise

Edition の使用が前提となります。 Standard Edition には、物理 MDM が含まれません。

ハイブリッド MDM は、レジストリー・スタイルと一元化スタイルの両方のマスター・データ管理を使用します。ハイブリッド MDM を使用すると、管理者はデータを「永続化」できます。つまり、物理 MDM の中に、仮想 MDM の個人または組織のエンティティーの表現を作成 (またその後に更新) することができます。言い換えると、仮想 MDM のソース・システムから集約されたデータは、物理 MDM の一元化されたデータベース内で「永続化」されます。

InfoSphere MDM のコンポーネント運用サーバー、MDM データベース、クライアントなどの、プライマリー・アーキテクチャー部分に加え、他のコンポーネントを使用して MDM の目標を達成できます。

InfoSphere MDM Application Toolkit の概要ビジネス・パフォーマンスを最適化するため、信頼できる正確なマスター・データを通じて、意思決定者により良い洞察を提供します。

20 InfoSphere MDM 概説

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決定は、決定が行われるときに利用できる情報により左右されます。意思決定者がマスター・データに信頼を置いていると、決定がよりスマートになり、結果的にエラーが減少してビジネス・パフォーマンスが向上します。 BPM 用の InfoSphere

MDM Application Toolkitを使用すると、信頼できるマスター・データを IBM

Business Process Manager 上で動作するエンタープライズ・プロセスに組み込むことができます。

例えば、IBM Process Designer を使用して、マスター・データの階層を営業担当員に表示し、顧客の開始プロセスを拡張することができます。既存のアカウントを参照して、お客様の包括的なビューを取得することができます。この全体的な顧客情報の表示により、次の目標を達成することができます。

v 顧客サービスの向上

v リスク管理の向上

v より関連した提供を行うことによる、アップセルとクロスセルの収益の増加

MDM Application Toolkit は、事前に作成された統合サービスや MDM 固有のユーザー・インターフェース・コントロールなどを含む、MDM 固有のビルディング・ブロックの包括的なセットを提供します。これらのビルディング・ブロックを IBM

Process Designer 内で使用して、マスター・データのビジネス・プロセスを強化することができます。これらのビルディング・ブロックを使用することにより、MDM

Application Toolkitはビジネス・プロセスの迅速な構築を容易にしながら、統合の複雑さを軽減します。 IBM Process Designer と MDM Application Toolkitを組み合わせて使用することで、開発者はデータ処理に費やす時間を最小限に抑えることができます。代わりに、開発者は基幹業務で使用する、堅固で効率的なプロセスの構築に時間を集中させることができます。

次の表に、MDM Application Toolkit での InfoSphere MDM の各テクノロジーの利用可能状況の詳細を示します。

テクノロジー MDM Application Toolkit

ハイブリッド MDM あり

物理 MDM あり

仮想 MDM あり

コラボレーション向け MDM なし

InfoSphere MDM Custom Domain Hub の概要IBM InfoSphere Master Data Management Custom Domain Hub は、運用可能なマスター情報の目的に対応したドメインを作成するためのツールとランタイム・プラットフォームを提供します。ハブは、ハブ・インスタンスと呼ばれるランタイム・サーバー内の情報も管理します。

ハブ・インスタンスの役割は、共有運用データの統合点および分散点として機能することです。ハブ・インスタンスは、情報を送受信するための広範囲にわたるメカニズムを提供します。

データはバッチ・モード、トリクル・フィード・モード、またはオンライン・トランザクション処理モードで送受信できます。

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InfoSphere MDM Custom Domain Hub の最新のリリースについて詳しくは、該当するドキュメンテーションを参照してください。

InfoSphere MDM for Healthcare の概要InfoSphere MDM for Healthcare は、Standard Edition と Advanced Edition の両方で、患者と医療提供者の実装をサポートします。これらのプリパッケージ・プロジェクトには、再利用できる多数の成果物 (属性やアルゴリズムなど) が含まれています。

InfoSphere MDM for Patient

InfoSphere MDM for Patient は、Standard Edition と Advanced Edition の両方で利用できます。

v Patient Standard Edition は、最適化された作成済みの構成 (患者の最も一般的なアクションの属性、アルゴリズム、およびバンドルされたイベント) を提供し、患者のデータをサポートします。 Patient Standard Edition は、既存の医療用アプリケーションと統合され、管理と保守を容易にするように設計されています。

v Patient Advanced Edition は Standard Edition を拡張したもので、高度なソリューションのためにデータ属性をオーサリングして永続化できます。例えば、ソリューションが医療システム全体の患者のレジストリーを提供したり、医療に関する情報交換のためにデータを提供したりしますが、これらは Patient Advanced

Edition のみが所有して管理します。また、信頼できる患者 ID、または医療提供者や家族の他のメンバーとの関係を臨床およびビジネス・インテリジェンスのウェアハウスと共有します。この情報により、国民の医療費や質の向上のイニシアチブに必要とされるより正確な分析が可能になります。

InfoSphere MDM for Provider

InfoSphere MDM for Provider は、Standard Edition と Advanced Edition の両方で利用できます。

v Provider Standard Edition は、医療提供者データのための最適化された作成済みの構成です。 Standard Edition は、医療提供者データのためのマスター仮想リポジトリーの作成、高度な関係管理、データ管理、およびエンタープライズ・データ・ガバナンスをサポートします。

v Provider Advanced Edition は、Standard Edition を元に作成され、Provider Direct

のユーザー・インターフェース、高度なワークフローが含まれ、インテリジェント・システム更新をサポートします。

IBM Stewardship Center の概要組織内で IBM Stewardship Center を使用することで、データ保全性とビジネス・パフォーマンスを最適化することができます。

IBM Stewardship Center では、IBM Business Process Manager と InfoSphere MDM

Application Toolkit の長所を組み合わせて、一貫性のある表示、コラボレーション、マスター・データのガバナンスを実現します。

IBM Stewardship Center には組み込みのプロセス・アプリケーションのセットが含まれており、それらをすぐに使用して Data Stewardship の要件を満たすことができ

22 InfoSphere MDM 概説

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ます。また IBM Stewardship Center には、期限を超過しているタスクの数、タスクの回転率をモニターするためのパフォーマンス・メトリックが、他のメトリックと共に含まれています。

IBM Stewardship Center を導入することで、マスター・データが信頼できる資産であり、いつでもビジネス・プロセスに利用できるということを事業主は確信できます。

InfoSphere MDM のポリシー管理の概要ポリシー管理により、マスター・データで達成する品質のしきい値のポリシーを設定、モニター、および適用することができます。マスター・データが、使用するアプリケーションにとって信頼できる資産になります。ポリシー管理により、MDM

のデータ・ソースがデータの継続的な品質向上プロセスに組み込まれます。

ポリシー管理は、ポリシーのモニターとポリシーの適用という重要なコンポーネントから構成されます。

ポリシーのモニター は、メトリックを使用して、ポリシーの追跡、および設定した品質のしきい値にマスター・データが準拠しているかどうかの判断を行います。組み込みの重要業績評価指標 (KPI) のセットを使用して、データ品質の準拠を計算します。組み込みの KPI には、完全性、一貫性、固有性、および誤検出または検出漏れレコードの比率が含まれます。役員、ビジネス・アナリスト、およびデータ・スチュワードは、組み込みの IBM Cognos のレポートを使用して、データの品質をモニターし、品質改善を促進できます。組み込みの KPI とレポートを使用または拡張したり、固有の要件を満たす KPI とレポートを作成したりできます。

ポリシーの適用 は、ポリシー違反であるデータ品質の問題を解決するのに必要なツールを提供します。効果的なデータの解決には、データ・スチュワード、または営業担当員やアカウント・マネージャーなどの情報を最もよく知っている人物からの入力が求められることがよくあります。ポリシーの適用により、複数の役割の間で複数のアクティビティーを調整するのに必要な協調機能が提供されます。ポリシーの適用には、主要データ管理タスクのための組み込みのサンプルのセットが含まれます。組み込みのサンプルを使用することも、固有の要件に合わせてサンプルをカスタマイズすることもできます。

v クリティカル・データの変更のサンプルを使用して、別のデータ・ソースから発生した新しいデータ、または変更されたデータを検証します。

v 重複名寄せ候補の処理のサンプルを使用して、重複レコードの永続化、または複数レコードの単一エンティティーへの統合を行います。

v ポリシー修復のサンプルを使用して、組織のポリシーに準拠しないレコードの修復プロセスをセットアップします。

v パーティー保守サンプルを使用して、特定のパーティーの属性を検索して更新します。検索結果から、属性値の更新と追加や、パーティーに関連付けられた重複名寄せ候補の処理を行うことができます。

InfoSphere MDM Reference Data Management Hub の概要IBM InfoSphere MDM Reference Data Management Hub ソリューションは、企業の参照データの管理とガバナンスのための単一点を提供します。

InfoSphere MDM 製品の概要 23

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InfoSphere MDM Reference Data Management Hub は、企業の参照データの一元的な管理と配布を提供します。参照データの企業標準としての定義と管理をサポートします。また、企業内で使用される参照データに対する、さまざまなアプリケーション固有の表現の間のマッピングの保守もサポートします。 InfoSphere MDM

Reference Data Management Hub は、次のような参照データの正式なガバナンスをサポートします。

v ビジネス・ユーザーへの参照データの管理の委任

v IT 部門の負担の軽減

v 組織全体で使用するデータの全体的な品質の向上

InfoSphere MDM Reference Data Management Hub の主な機能は、次のとおりです。

v セキュリティーとアクセス制御を使用した役割ベースのユーザー・インターフェース

v 参照データ・セットと値の管理

v 参照データ・セット間のマッピングの管理

v CSV 形式と XML 形式を使用した参照データのインポートとエクスポート

v 参照データ・セットとマップのバージョン管理のサポート

v 構成可能なライフサイクル管理により制御される変更プロセス

v 参照データのセットに対する階層管理

InfoSphere MDM Reference Data Management Hub は、IBM InfoSphere Business

Glossary、および IBM Information Management 製品の幅広いポートフォリオと統合し、これらを補強します。

参照データの定義

参照データ とは、企業内で他のデータを分類するために使用されるデータを指します。参照データは、国別コード、州コード、性別コードなど、コード表や参照表の形式で保管されるのが一般的です。参照データは、バックエンド・システムからフロントエンドのコマース・アプリケーション、データウェアハウスまで、あらゆるエンタープライズ・アプリケーション内で使用されます。ビジネス・ユーザーは、ビジネス・アプリケーションのユーザー・インターフェースの選択リスト内で、コードの選択項目として参照データを認識します。

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索引日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されています。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われています。

[ア行]エンティティー 17

エンティティー・タイプ 17

[カ行]概念 17

概要マスター・データ 1

MDM 1

仮想 MDM 9

技術機能 9

ケース・スタディー 3

[サ行]参照データの概要 24

シナリオ 3

属性 17

[ハ行]ハイブリッド MDM 9

物理 MDM 9

ペルソナ 6

ポリシー管理 23

[マ行]マスター・データ定義 1

[ヤ行]役割 6

ユーザー事例 3

ユーザー役割 6

ユース・ケース 3

[ラ行]例 3

IInfoSphere MDM for Healthcare の概要 22

InfoSphere MDM for Patient 22

InfoSphere MDM for Provider 22

InfoSphere MDM Reference Data Management Hub の概要 24

MMDM

定義 1

RRDM の概要 24

© Copyright IBM Corp. 2011, 2015 25

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