2013 年 8 月号 VOL 13 CUPA レポート ·...

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1 8 月号 目次 P1 目次、ご案内 P2 はじめに 山崎泰宏 P3-P5 コラム-1 新野淳一 P6-P8 コラム-2 林雅之 P9-P10 イベント・カレンダー P11 事務局後記 P12 CUPA Café 開催案内 CUPA レポート 2013 年 8 月号 VOL,13 【2013 年 8 月 CUPA 総合アドバイザー就任案内】 株式会社 電通国際情報サービス 渥美 俊英 【CUPA「クラウド事業者連絡会・懇親会」を開催しました】 【Cloud Show Japan2013 開催案内】 主催:一般社団法人クラウド利用促進機構 日刊工業新聞社 会期:2013 年 9 月 12 日(木曜) 会場:HULIC HALL&CONFERENCE(台東区浅草橋 1-22-16) “お問い合わせは下記へお願い致します” HP:http://cloudshow.jp/ Facebook:http://www.facebook.com/cloudshowjapan Twitter:https://twitter.com/cloudshowjapan クラウド事業者連絡会 CUPA 懇親会

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Page 1: 2013 年 8 月号 VOL 13 CUPA レポート · Jenkinsは非常に有名な継続的インテグレーションツールです。弊社ではJenkins を活用して、 Github で管理するソースコードの変更があると、自動的に処理が開始されるようになっています。

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8 月号 目次

P1 目次、ご案内

P2 はじめに 山崎泰宏

P3-P5 コラム-1 新野淳一

P6-P8 コラム-2 林雅之

P9-P10 イベント・カレンダー

P11 事務局後記

P12 CUPA Café 開催案内

CUPAレポート

2013 年 8 月号 VOL,13

【2013 年 8 月 CUPA総合アドバイザー就任案内】

株式会社 電通国際情報サービス 渥美 俊英 様

【CUPA「クラウド事業者連絡会・懇親会」を開催しました】

【Cloud Show Japan2013 開催案内】

主催:一般社団法人クラウド利用促進機構 日刊工業新聞社

会期:2013 年 9 月 12 日(木曜)

会場:HULIC HALL&CONFERENCE(台東区浅草橋 1-22-16)

“お問い合わせは下記へお願い致します”

HP:http://cloudshow.jp/

Facebook:http://www.facebook.com/cloudshowjapan

Twitter:https://twitter.com/cloudshowjapan

クラウド事業者連絡会

CUPA 懇親会

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「DevOps を支えるツールとプロセス」

CUPA 運営委員 山崎 泰宏

日頃より本機関へのご理解とご支援、誠にありがとうございます。CUPA ではクラウドショージャ

パンの開催が決定しており、おかげさまで、出展企業様のお申込みをいくつもいただいております。

今回は誰もが知りたかった「事例」を徹底収集しており、クラウド事業者側から具体的なケースス

タディが示されるようになります。このようなイベントは毎年実施するとトレンドが良くわかるだ

ろうと思います。今はあいにく事例が無くてご参加いただけない企業様も、ぜひ翌年はご参加くだ

さい。

さて、先月に引き続き、DevOps の話です。DevOps ではひとえに文化が大切なのだと言う結論で

した。この文化をベースに、開発と運用のシームレスな連携をしていくために、数々のツールが登

場します。弊社あくしゅでは、次のようなツールを利用しています。

(1) Github (ソースコードリポジトリ管理サービス)

(2) Jenkins (継続的インテグレーションツール)

(3) RPM (パッケージマネージャ)

(4) Wakame-vdc / KVM (仮想化基盤)

(5) HipChat (チャットツール)

Github はソースコードのリポジトリとして機能するだけでなく、プロジェクト進行に欠かせない

チケット管理や、プロジェクト/個人間でのパッチ操作などをサポートしており、非常に高機能か

つ利便性の高いサービスです。特に他のシステムと連動する機能も充実しており、HipChat のよう

なチャットツールに、変更の通知を送ることができます。

Jenkins は非常に有名な継続的インテグレーションツールです。弊社では Jenkins を活用して、

Github で管理するソースコードの変更があると、自動的に処理が開始されるようになっています。

まず最初に行われるのは、パッケージの作成です。リポジトリからソースコードを取得してきて、

パッケージまで作り上げます。

出来上がったパッケージは、RPM と呼ばれる形式で生成されますので、これを用いて、仮想化基

板上に作った環境へデプロイを始めます。数パターンあるデプロイそれぞれで、テストを実行し、

ソースコードへの変更が大きな問題になっていないことを確認します。

このようなプロセスの進捗は、全て HipChat 上にログとして表示されるため、チーム内部での会

話同様に、開発と運用で別け隔てなく行うべき情報共有となります。社内では即座に機能リリース

することが求められますし、とりわけお客様の環境で起こる問題には、素早く対処する必要がある

ため、このような仕掛けはチームのエンジンとして非常に重要になります。

ぜひ、皆様もお試しください。

はじめに

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インテル、データセンターをすべてインテルプロセッサにする戦略。 IBM は Cloud Foundry サポートを発表

CUPA 総合アドバイザー 新野 淳一

クラウドを支えるデータセンターやアプリケーションプラットフォームのレイヤで、インテル、

IBM というビッグプレイヤーが大きな動きを見せています。今後のクラウドとその上で動くアプリ

ケーションのアーキテクチャに将来影響を与える可能性が高いと思われる、2 つの動向をまとめま

した。

インテル、データセンターをインテルプロセッサで再定義

米インテルは 7 月 22 日、イベント「Reimagine the Datacenter」を開催。データセンターを構

成するサーバ、ストレージ、ネットワークをより効率的にするため、インテルのアーキテクチャで

再構築することを提唱しました。

現在のデータセンターは一般に、サーバはインテルの x86 サーバ、ネットワークはシスコなどの専

用機器、ストレージは EMC や NetApp などの専用機器で構成されています。インテルはこの状況

を変え、サーバだけでなくネットワーク機器もストレージもすべてインテルのプロセッサで構築し

ようとしているのです。

インテルは、より効率的なデータセンターを実現するためにアーキテクチャを見直す必要があり、

その新しいアーキテクチャを実現するのがインテルが提供するハードウェアやソフトウェアだ、と

主張しています。

ネットワーク機器に関しては、従来のハードウェアベースの機器をインテルベースのハードウェア

とソフトウェアで実現へ向け、インテルはすでに今年の 4 月に Intel Open Networking Platform

と呼ばれるリファレンスアーキテクチャを発表済みです。さらにパケット処理のアクセラレータを

組み込んだ Atom ベースの SoC(System on Chip)である「Rangely」も準備中。

コラム-1

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ストレージ機器も同様に、インテルベースのハードウェアや SSD を用いてソフトウェアでストレ

ージの管理機能を実装。こちらも 4 月にハードウェア RAID 機能や 40 レーンの PCIe などを備え

たストレージ向け Atom ベースの SoC を発表済みです。

インテルはさらにサーバをラック規模に展開した新しいアーキテクチャである「Rack Scale

Architecture」も推進します。これはラックの中にプロセッサのプール、メモリのプール、I/O の

プールを作りだし、必要なアプリケーションに対してダイナミックに割り当てられる、というもの。

これも 4 月に行われた「Intel Developers Forum Beijing 2013」の時点で明らかにしていたコン

セプトです。

今回のインテルのイベントは、こうしたデータセンター戦略をあらためて総合的に示すことで、イ

ンテルがサーバのプロセッサベンダからデータセンターのアーキテクチャをリードするベンダだと

いう訴求を意図したものといえるでしょう。

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IBM が PaaS基盤として Cloud Foundry を全面サポート、Pivotalと共同で推進

IBM と Pivotal は 7 月 26 日、Cloud Foundry のオープンソースプロジェクトの推進について協力

していくことを発表しました。

Cloud Foundry はもともと VMware がオープンソースとして開発した PaaS 基盤ソフトウェアで、

IaaS に依存せず VMware の vSphere や Amazon クラウドなど複数のクラウドに対応、Java、

Python など複数の言語や MySQL や PostgreSQL など複数のミドルウェアをサポートします。

今年の 4 月に VMware から、VMware と EMC が共同で設立した Pivotal に移管されました。

IBM は IaaS 基盤ソフトウェアとしてオープンソースの OpenStack を選択しており、かつて OS

で Linux を指示したときと同様に、クラウドでも基盤ソフトウェアについてオープンソース戦略を

推進することをはっきりさせました。

そして今回の Pivotal との協力は、IBM が PaaS 基盤ソフトウェアでもオープンソース戦略を採用

したことを示しているようです。

プレスリリースで、IBM の次世代プラットフォーム担当ゼネラル・マネージャーであるダニエル・

サバー(Daniel Sabbah)氏は次のように、Cloud Foundry を自社製品に組み込んでいくとコメ

ントしています。

IBM はかつて Linux や OpenStack などの主要テクノロジーに実施してきたように、Cloud

Foundry を独自のオープン・クラウド・インフラストラクチャーに組み込み、クラウド・アプ

リケーション開発のためのコラボレーティブなオープン・プラットフォームとして全面的にサポ

ートしていく計画です。

IaaS を構築するためのソフトウェアは、商用非商用のいずれも複数の選択肢が登場しています。

例えば VMware の vCloud Director や CloudStack、OpenStack などがよく知られているでしょ

う。

しかし PaaS を構築するためのソフトウェアとしては、現在のところ Cloud Foundry がほとんど

唯一の選択肢といっていいでしょう(Red Hat から OpenShift が登場したばかりですが)。IBM

が PaaS 基盤ソフトウェアとして Cloud Foundry への肩入れを明確にしたことで、はやくも PaaS

型基盤ソフトウェアは Cloud Foundry が突出した存在になっていくのかも知れません。

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「新たな IT 戦略におけるオープンデータとビッグデータ、クラウド」

CUPA 総合アドバイザー 林 雅之

高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT 総合戦略本部)は 5 月 24 日、第 2 次安倍晋三内

閣の「新たな IT 戦略」として、『「世界最先端 IT 国家創造」宣言(案)』を公表し、2013 年 6

月に閣議決定しています。

「新たな IT戦略」において柱の一つとなっているのが、政府や自治体などの公共機関が保有する

公共データの民間開放(オープンデータ)の推進と、ビッグデータの利活用推進(パーソナルデー

タの流通・促進など)です。

公共データにおいては、データのオープン化を原則とする「open by default」の発想転換を行い、

政府や独立行政法人、地方公共団体などが保有する多様で膨大な公共データを、機械判読に適した

データ形式で、営利目的も含め自由な編集・加工などを認める利用ルールに基づき、インターネッ

トを通じてオープンデータとして公開する方針を示しています。

オープンデータとは何か

政府が推進するオープンデータとは、狭義では政府や自治体などの公共機関がオープンに提供可能

な行政情報、広義では政府や自治体などの公共機関だけでなく民間事業者や個人などが提供する機

械判読に適したデータ形式で提供される二次利用可能な公共性の高いデータです。

オープンデータは、政府や自治体などの行政の見える化や行政サービスの向上とともに、民間事業

者などがオープンデータを活用することで、新しい産業の創出や客観的なデータ指標による地域や

社会の課題解決などへの活用にも注目が集まっています。

欧州では、EU 圏内のオープンデータを活用した市場規模を 320 億ユーロ(4.2 兆円)、経済波及

効果は約 1400 億ユーロ(18 兆円)と算出している。国内総生産(GDP)比で日本に置き換える

と市場規模は約 1.2 兆円、経済波及効果は約 5 兆円程度のインパクトがあると推定されており、オ

ープンデータを通じて付加価値を提供していくことで、ビジネス創出と大規模な経済波及効果が期

待されています。

公共データ 1 万以上のデータセットを目指す政府のオープンデータ政策

政府では、地理空間情報や防災・減災情報、調達情報、統計情報などの行政機関が保有する公共デ

ータを、オープンなプラットフォームであるデータポータルサイトなどを通じてオープンデータと

して公開し、民間企業や個人が保有する地理空間情報などのデータと自由に組み合わせて利活用す

ることで、新産業・新サービスを創出する社会を実現していくことを目指しています。

オープンデータの推進にあたっては、「電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ」を策

定・公表しています。ロードマップでは、2013 年度中に各府省が公開する公共データの案内や横

断的検索を可能とするデータカタログサイトの試行版を立ち上げ、2014 年度から本格運用を実施

する計画を立てています。2015 年度中に、世界最高水準の公共データ 1 万以上のデータセットを

オープンデータとして公開していくことを目指しています。

医療など公共各分野でのデータ活用を支援

コラム-2

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本戦略では、データというキーワードが 100 を超えるなど、さまざまな分野において、公共デー

タのオープン化やデータを活用した行政サービスの効率化、社会インフラの維持、新産業の創出な

どを目標に設定しています。

医療分野では、保険者や地方自治体、企業が健診データやレセプトデータなどの医療・健康情報か

ら健康状況などを把握・分析し、医療情報データベースを活用した医薬品などの安全対策に関する

取り組みを推進するなど、データに基づく具体的な保健指導や、個々のライフスタイルに応じた適

切な健康増進や発症・重症化予防の取り組みを推進しています。

政府が 2013 年 6 月 14 日に公表した「健康・医療戦略」では、すべての健康保険組合に対して、

レセプトや健診結果のデータを分析し、一人ひとりに効果的な保険指導を行う「データヘルス計画

(仮称)」を策定し、事業実施や評価などを義務付ける予定です。

農業分野では、農業の現場の計測などで得られる多くのデータを蓄積・解析し、高い生産技術を持

つ篤農家の知恵を人材育成や、小規模農家も含む多数の経営体で共有・活用し、収益の向上など、

農業データを多面的に利活用する新たな生産式の構築に取り組んでいます。

老朽化していく社会インフラにおいては、社会インフラの維持管理・更新に必要なデータを体系的

に把握し蓄積するため、2013 年度から各施設の現況データなどのデータベース化を進めています。

これらのデータを統一的に蓄積し管理するプラットフォームを構築し、2014 年度から一部運用を

開始。2015 年度以降は、機能強化を図り本格運用へ移行していく予定です。

公共分野で、注目されているのが、動的でアルタイム性の高いストリームデータであるセンサデー

タの活用です。センサデータには、温度・湿度センサー、CO2・花粉センサー、加速度・振動セン

サー、湿度・温度センサー、水分・流量センサー、熱量センサー、濃度・粘度センサー、圧力セン

サー、ひずみセンサー、光(赤外線)センサー、磁気センサーなどがあります。

センサー技術とワイヤレスネットワークの進展により、ネットワークに繋がる設備や機器が人間を

介在せずに相互に情報交換を行う M2M (Machine to Machine) や IoT (Internet of Things) と呼

ばれるサービスの利用が様々な分野で進んでいます。

これらの大量のストリームデータを収集しデータを分析することによって、起きている事象をリア

ルタイムに把握し、農業や都市計画、環境対策、防災、資源管理、危機保全、気象・大気観測、医

療、国土保全といった分野において、異常発生予測などの事象予測や新サービスの創出が見込まれ

ています。

また、全国の橋や道路、水道といった社会インフラが一斉に寿命を迎える国土基盤ストックの維持

管理や更新費用は今後増加を続け、2020 年には約 12 兆円になると予測されており、センサデー

タを用いて効率的なインフラの維持管理にもつながるとされています。

交通分野では、車と車、道路と車、車と人などが相互にタイムリーな情報交換を実現できるように、

地図情報や車および人の地理空間情報などのデータを蓄積し、ITS(Intelligent Transport

Systems)技術の活用により、交通事故の危険や交通渋滞を回避し、安全で環境にやさしく経済的

な道路交通社会の実現を目指しています。

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民間調査会社の富士経済の調査によると、2012 年の世界の新車に占めるインターネット常時接続

車の割合は1割未満の762万台にとどまるものの、2025年には10倍以上の8564万台の

全体の約7割に拡大し、将来はネット常時接続が主流になると見込まれています。

新たな IT 戦略推進のためのビッグデータ、オープンデータの位置づけとクラウド活用

新たなIT戦略では、「ヒト」「モノ」「カネ」と並び「情報資源」であるビッグデータやオープ

ンデータが新たな経営資源になり、情報資源の活用が経済成長をもたらし、社会の課題解決の役割

を担うと位置付けています。

ビッグデータやオープンデータによる分野、領域を超えた情報資源の収集、蓄積、融合、解析、活

用により、新たな付加価値を創造し、変革のスピードを向上させ、産業構造や社会生活において新

たなイノベーションを可能とする社会構築の重要性を示しています。

データセットやサービス機能の民間開放と官民協働による利便性の高い公共サービスの創造、行政

の効率化、見える化、さらには農業、医療、健康、エネルギーなどさまざまな分野においてのデー

タとクラウド活用が進むことで、クラウドは社会インフラを支援する役割としての存在感を高めて

いくことになるでしょう。

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2013 年 8 月 10 日~2013 年 10 月 31 日 ----------------------------------------------------------------------------------------------------

富士通フォーラム 2013 大阪

http://forum.fujitsu.com/2013/osaka/

開催日:2013 年 8 月 28 日(水)-29 日(木)

開催場所:大阪国際会議場( 大阪府大阪市北区中之島 5-3-51)

講師:デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 パートナー 八子 知礼 様(CUPA 運営委員)

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Cloud Week 2013@Hokkaido University

http://www.iic.hokudai.ac.jp/kyodo_kenkyu/cloud-week-2013/

開催日:2013 年 9 月 3 日(火)-5 日(木)

開催場所:北海道大学学術交流会館 (札幌市北区北 8 条西 5 丁目)

主催:北海道大学情報基盤センター 教授 棟朝 雅晴 様(CUPA 総合アドバイザー)

講演:NTT コミュニケーションズ株式会社 林 雅之 様(CUPA 総合アドバイザー)

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協和 ICT セミナー2013

http://www.kyotec.co.jp/seminar2013

開催日:2013 年 9 月 5 日(木)

開催場所:NEC関西ビルOBPキャッスルタワービル(大阪府大阪市中央区城見 1-4-24)

講師:デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 パートナー 八子 知礼 様(CUPA 運営委員)

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Cloud Show Japan 2013

http://cloudshow.jp/

開催日:2013 年 9 月 12 日(木)

開催場所:浅草橋 HULIC HALL/CONFERENCE 3 階 ヒューリックカンファレンス

(東京都台東区浅草橋 1-22-16)

主催:一般社団法人クラウド利用促進機構、日刊工業新聞社

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クラウドビジネスの始め方とその儲け方セミナー

URL:未

開催日:2013 年 9 月 13 日(金)

開催場所:大阪(日立システムズ様会場選定中)

講演:株式会社船井総合研究所 江尻 高宏 様(CUPA ビジネスアドバイザー)

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SDN JAPAN 2013

http://www.sdnjapan.org

開催日:2013 年 9 月 18 日(水)-20 日(金)

開催場所:恵比寿 ザ・ガーデンホール(東京都目黒区三田 1-13-2)

講演:株式会社データホテル(クラウドストレージ研究会チェア) 伊勢 幸一 様

(CUPA 総合アドバイザー)

講演:株式会社あくしゅ(Wakame Software Foundation) 山崎 泰宏 様(CUPA 運営委員)

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イベント情報

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クラウドビジネスメッセ 2013 in 名古屋

http://www.jianet.or.jp/chubu/c-messe2013/

開催日:2013 年 9 月 27 日(金)

開催場所:愛知県産業労働センター ウィンクあいち7F(愛知県名古屋市中村区名駅 4-4-38)

講演:株式会社船井総合研究所 江尻 高宏 様(CUPA ビジネスアドバイザー)

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JIIT 第 5 期 クラウドコンピューティング研究会

http://www.jiit.or.jp/etc/detail/im/detail/research2637.html

開催日:2013 年 10 月 8 日(火)

開催場所:日本能率協会ビル 研修室(東京都港区芝公園 3-1-22)

講演:NTT コミュニケーションズ株式会社 林 雅之 様(CUPA 総合アドバイザー)

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クラウドビジネスの始め方とその儲け方セミナー

URL:未

開催日:2013 年 10 月 24 日(木)

開催場所:名古屋(日立システムズ様会場選定中)

講演:株式会社船井総合研究所 江尻 高宏 様(CUPA ビジネスアドバイザー)

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クラウド経営エキスポ

URL:未

開催日:2013 年 10 月 29 日(火)

開催場所:難波御堂筋ホール(大阪)

講演:株式会社船井総合研究所 江尻 高宏 様(CUPA ビジネスアドバイザー)

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『ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」』

小学生の「夏休み自由研究」でお悩みのパパ・ママへご提案です。

東京メトロ千代田線千駄木駅(1 番出口)の団子坂を上った最初の交差点「団子坂上」を右に曲が

り、保健所通りをしばらく直進すると左側に千駄木小学校がある。そこから約 50m先の左側に繭

(まゆ)のような形をしたシルバー色の建物が建っている。そこが今回紹介する『ファーブル昆虫

館「虫の詩人の館」』で、2006 年3月6日、啓蟄の日に開館した。

世界的に有名な「ファーブル昆虫記」を書いたジャン・アンリ・ファーブル(1823 年 12 月 21 日

~1915 年 10 月 11 日)の生家を復元した地下一階のスペースなど、ファーブルという人物にフォ

ーカスした昆虫館である点が特徴だ。

一階に展示されている世界各地の昆虫の標本は、何時間見ていても飽きない面白さがある。同じ蝶

でも、鮮やかな光沢のあるブルーの羽をしたもの、着物の模様のような白地に紅色の模様の入った

羽を持つもの、なかには、葉っぱにしか見えないような羽の蝶もいる。自然が生み出した美しい羽

のデザインを見ていると、「自然はなんと偉大で不思議なのだろう」と思わずにいられない。

光源がランプの時代のためか、ファーブルは窓から入る明かりを求めて、常に光の差し込む場所に

机を移動させていたそうで、彼が愛用していた机は、持ち運べるくらいの小さなものとなっている。

一階に展示されているファーブルの机(復元)で、「ファーブル昆虫記」が生まれたと思うと、感

慨深い。

地下1階に復元されたファーブルの生家には、当時のフランス・ルーエルグ地方の人々が使ってい

た生活用具が一緒に展示されている。ファーブルの家庭は裕福でなかったため、展示されているよ

うな家具や道具は持っていなかったそうだが、この家と同じ広さの一部屋に、ファーブルの両親と

弟の家族 4 人が暮らしていたようだ。同じく地下一階では、「タランチュラ」という体長 10 セン

チあまりの、真っ黒な生きている蜘蛛を見ることもできる。見るのが怖いという方は、一階にある

標本で、じっくりと観察してみてはどううだろうか。

壁には、訪問者からの質問に昆虫館のスタッフが回答したものが貼られている。質問も回答も、非

常に興味深いものばかりだ。例えば、「オオガエルの仲間だけが、なぜ木や土の中に泡に包まれた

卵を産むのか」という 8 歳の児童からの質問には、「ふつうのカエルは水のなかに産みますが、魚

やほかの動物に食べられてしまうことがあります。木の枝や土の中は、食べられにくいから、そこ

にしたのでしょう。しかし、そういうところでは、卵が干からびてしまうので、泡で乾きにくくし

ているのです」と。これまでに回答された質問は、バインダーにまとめてあるので、ぜひ読んでみ

ることを勧めたい。子どもたちの鋭い観察力に驚くと同時に、きっと大人も、不思議がつまった昆

虫の世界に興味を持つことと思う。

「夏休み特別企画」もあるようで、お役立てば幸いです。。。

●開館日:土、日 ●開館時間:13:00~17:00 ●入場料:無料 ●TEL:03-5815-6464

●公式サイト:http://www.fabre.jp/

@5

事務局後記

エントランス

ファーブルや昆虫に関する展示

復元されたファーブルの生家

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《「CUPA・Café」のご案内 》

下記の日時で「第 11 回 CUPA・Café」を開催いたします。

日時:2013 年 8 月 21 日(水曜)19:30~21:00

会場:クリエーションライン株式会社 会議室

東京都千代田区神田佐久間町 3-6 M’s WORKS BLDG 3F

8 月のテーマ:『クラウドサービスとデータセンターの今後』

対談者:株式会社ビットアイル 高倉 敏行 様

株式会社ブロードバンドタワー 西野 大 様

株式会社インターネットイニシアティブ 神谷 修 様 下河 大介 様

司会: CUPA 代表理事 荒井 康宏

◆CUPA・Café詳細は CUPA の facebook ページにてご案内いたします。

http://www.facebook.com/cupa.jp

会員企業様や関係者は無料で入場できます(アルコールも少量ですが準備致します)。

ご多忙とは存じますが、ご来場の程宜しくお願い致します。

尚、ご来場の際は、お手数でも事前に下記メルアドまでご連絡をお願い致します。

[email protected]

一般の方は USTREAM で視聴できます。

http://www.ustream.tv/channel/cupa-cafe

本企画では「ご希望の対談者」や「対談テーマ」などを募集しています。

下記のアドレスまでご要望などをご送信ください。

[email protected]

以上、宜しくお願い申し上げます。