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平成 30(2018)年3月 概 要 版

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Page 1: 平成 30 2018)年3月 - Fuso認知症に関する正しい知識の普及と予防対策を推進し、認知症の人とその家族が安心して地域で 暮らすことができるよう、見守りのネットワークづくりを進めていきます。

平成 30(2018)年3月

い き い き 安 心 プ ラ ン

概 要 版

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年度 2015

年度

2016

年度

2017

年度

2018

年度

2019

年度

2020

年度

2021

年度

2022

年度

2023

年度

2024

年度

2025

年度

2026

年度

第6期計画

第7期計画

(本計画) 第8期計画 第9期計画

いきいき安心プランとは

計画の期間

計画の基本理念

団塊の世代が 75歳以上に▲

2025年を見据えた取組

高齢者ができるかぎり住み慣れた地域で生活を送ることができるよう、医療・介護・介護予防・

生活支援などが確保される地域包括ケアシステムの構築と、介護が必要な状態になっても安心し

て地域に住み続けられるまちづくりをめざしていきます。

2018(平成 30)年度から 2020年度までの3年間です。

団塊の世代のすべての人が 75歳以上の後期高齢者となる 2025年を見据えて、中長期的視点

で計画を定めます。

介護保険制度がスタートして 17年が経過し、高齢化の進展や制度の浸透に伴って、サービス

の利用は増加の一途をたどっています。また、ひとり暮らしや高齢夫婦世帯の増加などにより、

地域の見守りや生活支援の必要性も高まっています。

扶桑町では、地域全体で高齢者を支える取り組みを進めるための介護保険事業計画を3年ごと

に策定しており、このほど「いきいき安心プラン(扶桑町第7期高齢者保健福祉総合計画)」を

策定しました。

※この計画は、介護保険法に定められている市町村介護保険事業計画と

老人福祉法に定められている市町村老人福祉計画を一体化した計画です。

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6,298 5,091 4,518 4,645 4,892 5,092 4,871 4,869

19,32621,248 21,929

22,172 21,476 20,916 20,070 20,671

2,197 2,830 3,795 4,846 6,166 7,431 8,787 9,08127,822 29,210 30,254 31,728

32,53533,558

33,806 34,621

7.99.7 12.5

15.3

19.0 22.2

26.1 26.2

0%

10%

20%

30%

0

20,000

40,000

1985

(昭和60)年

1990

(平成2)年

1995

(平成7)年

2000

(平成12)年

2005

(平成17)年

2010

(平成22)年

2015

(平成27)年

2017

(平成29)年

(人)

0~14歳 15~64歳 65歳以上 高齢化率

人口と高齢化率の推移

資料:1985(昭和 60)年~2015(平成 27)年は国勢調査

2017(平成 29)年は住民基本台帳人口(7月 31日現在)

扶桑町の高齢者について

資料:2014~2017年は介護保険事業状況報告(2014~2016年は9月末

2017年は8月末)、2018・2025年は 2017年8月末時点を基に推計

要介護認定者の推移と推計

本町の人口は、これまでは年々増加しており、特に高齢者(65歳以上)人口は 1985(昭和

60)年から 2017(平成 29)年の間に約4倍になっています。同期間の総人口の増加が 1.24倍

なので、高齢化が急速に進展していることがわかります。

本町の要介護認定者数は、2014(平成 26)年から 2017(平成 29)年の間に 100人以上増

加しています。今後、認定者数は増加していくと見込まれており、認定率も 2025年には 18.3%

まで上昇すると予測されています。

327 344 350 358 375 472

840 876 910 917 961

1,242

1,167 1,220 1,260 1,275 1,336

1,71413.2 13.5 13.7 13.914.5

18.3

0%

5%

10%

15%

20%

0

500

1,000

1,500

2,000

2014

(平成26)年

2015

(平成27)年

2016

(平成28)年

2017

(平成29)年

2018

(平成30)年

2025年

(人)

要支援 要介護 認定率

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基本

理念

基本目標

施策の方向性

みんなで支え合い、高齢者が生き生きと暮らせるまち「扶桑

Ⅰ 「扶桑」で暮らし続けるために

①地域包括ケアシステムの充実

②医療と介護の連携体制の構築

③生活支援の充実

④地域福祉活動の推進

⑤相談体制の充実

⑥住環境の整備

⑦高齢者の安全確保の推進

⑧人にやさしいまちづくりの推進

Ⅱ 「扶桑」で生き生きと活動する

ために

①健康づくり・介護予防の推進

②生きがいづくりの推進

③就労・ボランティア活動に関する支援の充実

④居場所づくりの推進

Ⅲ 「扶桑」で認知症の人を支える

ために

①認知症の理解と予防の啓発

②認知症支援体制の構築

③家族に対する支援の充実

④権利擁護の推進

Ⅳ 「扶桑」で安心して介護が受け

られるために

①居宅サービスの充実

②施設・居住系サービスの充実

③介護保険事業費の見込みと保険料

④介護保険制度の円滑な運営

⑤介護者支援の充実

⑥介護人材の確保と育成

⑦自立支援・重度化予防の取組

<介護予防と生きがいづくり・

社会参加の促進>

<認知症施策の推進>

計画の体系

<介護保険事業の充実>

<地域包括ケアシステムの構築

と生活支援の充実>

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第7期の主な取り組み

① 地域包括ケアシステムの充実

●地域包括支援センターの機能強化

●あんしん(見守り)ネットワークの充実 等

② 医療と介護の連携体制の構築

●医療・介護連携の推進

●在宅における医療的ケアの促進

③ 生活支援の充実

●配食サービス事業の実施

●寝具洗濯乾燥サービス事業の実施 等

④ 地域福祉活動の推進

●ボランティア・NPO活動の推進

●福祉教育の充実 等

⑤ 相談体制の充実

●相談窓口の充実

●民生委員児童委員への活動支援 等

⑥ 住環境の整備

●高齢者に配慮した住宅

●住宅改善費等助成事業の実施 等

⑦ 高齢者の安全確保の推進

●避難行動要支援者対策の推進

●消費者被害の防止 等

⑧ 人にやさしいまちづくりの推進

●ユニバーサルデザイン(注)に基づくまちづくり

●公共交通機関等のバリアフリー化の推進 等

基本目標Ⅰ 「扶桑」で暮らし続けるために

(注)ユニバーサルデザイン

年齢や性別、障害の有無に関係なく、誰もが

利用しやすいように製品やサービス、環境を

デザインすること。

あんしん(見守り)ネットワークの機能

■見守り、緊急時の通報

■情報提供、サービスの利用促進

■ニーズの把握

■孤独感の解消

学校教育の場では、高齢者や障害のあ

る人との交流の機会を設ける等、福祉に

ついての学習活動に取り組みます。

災害時の避難等に支援が必要な人(避難

行動要支援者)を把握し、警察・消防等の

関係者と連携して、災害時に的確な救助活

動ができる体制を整備していきます。

地域包括支援センターを地域包括ケアシステム構築

の中心拠点とし、関係団体との連携や地域のネットワー

クの活用によって、地域の課題・ニーズを把握し、事業・

サービスに反映できる体制を整えます。

誰もが安心して住み慣れた地域に暮らし続けられるよう、地域包括ケアシステムの充実をめざす

とともに、住民と行政の協働による支え合いの仕組みづくりを進め、住民への情報提供や相談体制

の充実を図ります。

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① 健康づくり・介護予防の推進

●介護予防・生活支援サービス事業の展開

●健康づくり教室・健康相談の実施 等

② 生きがいづくりの推進

●老人クラブの活性化

●生涯学習の充実

③ 就労・ボランティア活動に関する支援の充実

●シルバー人材センターの充実

●高齢者の就労支援 等

④ 居場所づくりの推進

●老人憩いの家の運営支援

●多世代交流の推進 等

① 認知症の理解と予防の啓発

●認知症サポーターの養成

●認知症に関する啓発の促進

② 認知症支援体制の構築

●認知症支援対策の推進

●FUSO認知症たすけ隊の活動支援

③ 家族に対する支援の充実

●高齢者見守り登録事業

●徘徊高齢者家族支援サービス事業 等

④ 権利擁護の推進

●権利擁護支援センターの設置

●高齢者虐待防止ネットワークの充実 等

高齢者の生活機能を高め、介護が必要な状態にならないよう、地域ぐるみの支援を推進します。

また、高齢者の地域活動を積極的に支援し、地域における活動の場づくりを推進します。

基本目標Ⅱ 「扶桑」で生き生きと活動するために

(注)認知症ケアパス

認知症の高齢者が、いつ、どこで、どのよう

な医療・介護サービスを受ければよいか標準

的なサービスの流れを示したもの。

基本目標Ⅲ 「扶桑」で認知症の人を支えるために

介護予防・生活支援サービスには

■訪問型サービス

・掃除、洗濯等の日常生活の支援

■通所型サービス

・機能訓練・集いの場等の支援

などがあります。

認知症に関する正しい知識の普及と予防対策を推進し、認知症の人とその家族が安心して地域で

暮らすことができるよう、見守りのネットワークづくりを進めていきます。

認知症サポーター養成の目標値

■2018(平成 30)年度 2,954人

■2019 年度 3,304 人

■2020 年度 3,654 人

認知症支援対策には

■認知症初期集中支援チームの設置

■認知症ケアパス(注)の作成・普及

などがあります。

尾張北部権利擁護支援センターを

2018(平成 30)年に開設し、権利

擁護の支援体制を整えます。

【第7期の主な取り組み】

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① 居宅サービスの充実

② 施設・居住系サービスの充実

③ 介護保険事業費の見込みと保険料

④ 介護保険制度の円滑な運営

●介護保険事業の円滑な運営

●介護給付の適正化の推進

⑤ 介護者支援の充実

●介護慰労事業の実施

●両立支援制度の普及 等

⑥ 介護人材の確保と育成

●福祉・介護の仕事のPR

●離職有資格者登録制度の普及 等

⑦ 自立支援・重度化予防の取組

●事業の評価指標の設定

誰もが自らの意思で介護保険サービスを選択できる環境を整備するとともに、重度化を予防し要

介護度が改善するような取り組みや、介護人材の確保・育成について検討していきます。

基本目標Ⅳ 「扶桑」で安心して介護が受けられるために

【第7期の主な取り組み】

サービス利用者数の見込み

※2017(平成 29)年度の施設・居住系サービスは実績値

介護保険料の算定

第7期(2018(平成 30)年度~2020年度)の介護保険料の基準額を以下のとおり算定しまし

た。

994 1,019 1,070 1,117 1,356

205 219 224 229

246 89 98 101 104

112 1,288 1,336 1,395 1,450

1,714

0

500

1,000

1,500

2,000

2017

(平成29)

年度

2018

(平成30)

年度

2019年度 2020年度 2025年度

(人)居宅 施設 居住系

介護保険料

(65歳以上) =

■保険料収納必要額

給付費(標準給付費+地域支援事業費)×23%【15億 6,076万円】

+調整交付金相当額との差額 【1億 3,646万円】

-介護給付費準備基金取り崩し額 【1億 4,000万円】

15億 5,722万円

65歳以上の人口(2018~2020年の合算) 29,029人

※実際の保険料算定には、保険料収納率を考慮します

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所得段階 基準額に

対する割合 保険料月額 保険料年額 対 象 者

第1段階 ×0.50

(×0.45)

2,255 円 (2,029 円)

27,000 円 (24,300 円)

町民税世帯非課税

生活保護受給者または老齢福祉年金

受給者

前年の課税年金収入額とその他の合計所得金額の合計が 80 万円以下

第2段階 ×0.65 2,932 円 35,100 円 前年の課税年金収入額とその他の合計所得金額の合計が 120 万円以下

第3段階 ×0.75 3,383 円 40,500 円 前年の課税年金収入額とその他の合計所得金額の合計が 120 万円超

第4段階 ×0.85 3,834 円 46,000 円 町民税世帯課税

かつ

本人非課税

前年の課税年金収入額とその他の合計所得金額の合計が 80 万円以下

第5段階 ×1.00 4,511 円 54,100 円 前年の課税年金収入額とその他の合計所得金額の合計が 80 万円超

第6段階 ×1.20 5,413 円 64,900 円

町民税本人課税

前年の合計所得金額が 120 万円未満

第7段階 ×1.30 5,864 円 70,300 円 前年の合計所得金額が 120 万円以上 200 万円未満

第8段階 ×1.50 6,766 円 81,100 円 前年の合計所得金額が 200 万円以上 300 万円未満

第9段階 ×1.60 7,217 円 86,600 円 前年の合計所得金額が 300 万円以上 400 万円未満

第 10 段階 ×1.70 7,668 円 92,000 円 前年の合計所得金額が 400 万円以上 500 万円未満

第 11 段階 ×1.80 8,119 円 97,400 円 前年の合計所得金額が 500 万円以上 1,000 万円未満

第 12 段階 ×1.90 8,570 円 102,800 円 前年の合計所得金額が1,000万円以

※「その他の合計所得金額」とは、合計所得金額から公的年金等に係る雑所得を控除した額

※「合計所得金額」とは、租税特別措置法に規定する長期譲渡所得または短期譲渡所得に係る特別控除を控除した額

※( )内は、消費税を財源とした、国の低所得者に対する保険料軽減策による割合と額

発行:扶桑町 健康福祉部 介護健康課

〒480-0102

愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄字天道 330 番地

TEL:(0587)93-1111 FAX:(0587)93-2034

URL:https://www.town.fuso.lg.jp/

いきいき安心プラン

扶桑町第7期

高齢者保健福祉総合計画 概要版

一人ひとりの保険料は、所得水準に応じた 12段階で設定しています。

介護保険料について